やっぱりこれも目の付けどころがSHARP!?
Telios特集 第1弾

SHARPの銀パソCE機 "Telios"
新商品説明会突撃レポート!!

1999年3月3日版

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■はじめに

 2月22日の「WindowsCE Handheld PC Professional Edition Version 3.0」を皮切りに、続々と各社からWindowsCE Handheld PC Professional(以下、H/PC Pro)が発表されている。NECのMC-R700,ハーフVGAモデルのMC-R520、HPのJornada 820。更には日立の新型ペルソナの噂話もありどんどん盛り上がりはじめている今日。ついに、PDAといえばザウルスのイメージをもつSHARPからWindowsCE機の発表があった。

 それは、SONYのVAIOシリーズから始まった銀パソをも駆逐する可能性を秘めたWindowsCE機である。3月2日に、おもに雑誌などのプレス向けに新商品説明会が行われ、WindowsCE FANスタッフも当然取材に参加した。ここでは、そこで入手した生の情報をそのままお届けしたい。

■新商品説明会

3月1日夜、もう日付が変わろうかというところに、SHARPの東京広報室 武浪氏からWindowsCE FAN宛一通のメールが届いた。「明日プレス向けの商品説明会があるので是非取材をお願いしたい」とのこと。そこで早速WindowsCE FANスタッフは市ヶ谷にあるSHARPへ向かった。

 WidowsCE FANスタッフが到着をし、すぐ目に入ったものは、SHARPのサブノートパソコン、メビウスPJの新製品かと思わせるお洒落なWindowsCE機 "Telios"だった。

 

 

■これがTelios(HC-AJ1)だ!

さて、このTelios、SHARPの初のWindowsCE機になるわけだが、実は海外では、Mobilonシリーズで、WindowsCEに関する実績も持っている。

を参考にしてほしい。また、日本でも業務用ではあるが、すでに昨年からWindowsCE 2.0日本語版のH/PCを発売している。

上記の実績もあってか、正直初参入を感じさせない非常にすばらしいマシーンに仕上がっている。

かっこいいぞ!Telios!

 Teliosの特徴をまとめてみる。

 

 というところだろうか。特に赤色で書いたところが注目ポイントといえよう。それではちょっとずつ見ていこう。まず、第一印象で思うことは、とりあえず「かっこいい!」という一言に尽きる。H/PCハーフVGAサイズやすでに発表されているH/PC Proと見比べてもハードウェア的、デザイン的に一世代先をいっているように感じる。 まさに、銀パソ /薄型サブノートパソコン市場でもメビウスノートPJで活躍しているSHARPだからこそだ。重さも810gとH/PC Proながら、H/PCハーフVGAサイズのものとほぼ同じ重量を実現している。すばらしい。このTeliosをみていると、日立の新型ペルソナの噂話の中の、H/PC Proなのに、現在発売されているH/PCハーフVGAサイズのペルソナとほぼ同じ重量という噂も更に信憑性が増すことだろう。また、軽さ、デザインだけではなく、Teliosは非常に薄い(下記写真参考)。

また、このTeliosは、WindowsCE機初のTFT液晶を搭載している。その為、非常に液晶が見やすい。値段も、この液晶を搭載し、実売13万円程度を予定しているという、非常にお買い得感が高いマシーンといえよう。ただし、気をつけなければならないのは、画面がタッチパネルではなくなっているという点だ。その代わりに、新開発のモバイルデバイス用光ポインティングデバイスを搭載している。ポインティングデバイスの使い勝手については、人それぞれによって違うのでここでは触れないことにする。WindowsCE FANスタッフも実際に触った時間はまだ10分程度。こうしたポインティングデバイスは1ヶ月以上使わないと本当の評価は難しいだろう。

 他に、ハードウェア関連で注目する点は、PDCケーブル(携帯電話通信ケーブル)を標準搭載していることだろう。どうしても、見た目の値段を下げるために、いままではどうしてもオプション品扱いにしていたメーカーが多かった。また、発売当初は、本体は手に入るが、ケーブルが手に入らず、実際はモバイルでのメール利用では利用できないことも多い。この標準添付の部分は非常に高く評価をしたい。また、ぜひ次の機種では、PHS 32K及び64Kに対応することをお願いしたい。 さらに、銀パソを非常に意識をしたのか、SHARP独自に搭載されている機能として、ワンタッチメール受信ボタン / ワンタッチオートサーフィンボタンがある。このワンタッチメール受信ボタン、たとえば以下のように使うことができる。PHS一体型PCMCIAカードモデムなどを、このTeliosにつけておく必要はあるが、電車を立って待っている間に、このボタンをおし、そして、電車が到着し、席についたころには、すでにメールは受信されているといった使い方も可能だ。未読メールがあったか、なども、いちいち液晶をひらいて電源を入れなくても、ランプで確認できるようになっているとのこと。至れり尽せりだ。

 さて、ソフトウェア関連だが、このTeliosも様々なソフトウェアがバンドルされているが、注目するのはテリオスメール、PCファイルビュアー、MPEGプレーヤーだ。このテリオスメール、同じくSHARPオリジナルのPCファイルビューアと連動し、添付ファイルも非常に高い再現性で表示をしてくれる。ここで?と思う人もいるだろう。WindowsCE H/PC Pro は、標準でMicrosoft社のEXCELファイルやWORDファイルを開くことができるのでは?という疑問だ。しかし、このPCファイルビュアー、ワードの罫線の表示にも対応するなど、Microsoft社提供のソフトウェアよりも更に高性能なのである。実際の対応フォーマットなどは、Teliosホームページを参考にしてほしい。また、MPEGプレーヤも標準添付されている。これだけきれいな液晶がのっていれば、当然動画も見たくなるのも人の常というもの。今はやりのMP-3が対応しているかなど、詳細は不明だが、これからが楽しみなアプリケーションといえよう。ちなみに、せっかくのTFT液晶、6.5万色表示も、Webでは256色でしか利用できない。これはPocket IE自体が対応していないからだ。この部分はNECのMC-R700と同様だ。最後に、PCファイルビュアーの対応フォーマットを簡単に掲載しておく。

 

ワープロ

Microsoft Word

Corel WordPerfect

一太郎

Microsoft ワードパット,RTF

テキスト

表計算

Microsoft Excel

Lotus 1−2−3

データベース

Microsoft Access 2.0

dBase 3,4,5

画 像

BMP / GIF / JPEG / TIFF / EPS(TIFFヘッダ)

 

その他の詳細は、SHARPのプレスリリース 及びWeb上での商品説明を参考にしてほしい。

■まとめ

 さて、このTelios、3/24発売開始ということで、現在、最後の微調整がおこなわれているということだ。また、この9日前の3/15にはNECのH/PC Pro機"MC-R700"も発売される。3月下旬は、H/PC Proは非常に注目だ。

 各社からいっせいに発表されたH/PC Pro機だが、他社と比べSHARPのこのTeliosが大きく違う点がある。それは、

個人をターゲットにしている

という点だ。他社は企業ユーザーをメインに捕らえている分、個人から見た場合に、無難にまとまってはいるが、購入にいたるまでの魅力が足りないようにおもえる。それに対し、このTeliosは、デザインを重視し、付属のソフトウェアも個人での利用を中心とした仕上げになっている。この点ではもっとSHARPにこの路線でがんばってほしいものだ。

今後は、NEC、HP、シャープに続き、日立、コンパックなどからも近々発表が行われる模様だ。そして、新たに富士通やIBMもCE市場に参入する動きもあり、注目される。CE元年となるか?これからのCE市場は目が離せない!!

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