WindowsCE Developers Conference 99編

コンファレンス会場 フォトレポート
英語版 H/PC Pro
IBM ThinkPad z50

1999年06月10日版

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日本での発売予定は今のところないのだが、米国では、先月 IBM 社から ThinkPad z50 という名称で WindowsCE H/PC Pro マシンが発売されている。IBM 社のブースでは、この z50 と、今年の夏から、サンプル出荷が始まるコンパクト・フラッシュカードサイズの 340MB HDD (MicroDrive) の展示を行っていた。

340MB HDD は中でも特に注目を集めていたぞ。なお、この HDD の開発は日本の藤沢工場で行っているそうで、情報も基本的に日本側で持っているらしい。今回は詳しい情報をもらえなかったが後日連絡をもらえる予定だ。

■ これは、IBM ThinkPad だ

 実物を見た第一印象は、どこからみての「あ、ThinkPad だ」と分かる、その形状と独特の雰囲気である。使い心地も、ThinkPad とほぼ同じで、比較的タイプしやすいキーボードと、キーボードの真中についている赤い TrackPoint も健在だ。(なお、新しいタイプで、TrackPoint を押すことでクリック動作を行えるらしい)

ぱっと見た感じは、「一世代前のノートPC」

蓋を閉じたら、もう Windows98 の ThinkPad と
区別できないくらいそっくり

■ メモリは 48MB まで増設可能だが、

 この ThinkPad z50 の特徴のひとつは、メインメモリを 48MB まで増設できる点だ。

 ただし、記憶領域は、他の WindowsCE マシンと同様 16MB を超えることはできなかった。日本のユーザーの H/PC Pro を携帯用のマシンとしてみた場合には、RAM を増設しても、記憶領域が増やせないのでは魅力は半減してしまう。

 ところが、米国では、H/PC Pro を、企業用 PC の代替機として捉えているハードウエア・ベンダーが多く、IBM 社もその1社である。

 企業用途で利用する際には、持ち運びよりも LAN に接続した環境で利用することが前提となるだろうし、基本的にはクライアント側にデータを保存することはない。その反面、企業内での専用アプリケーションなどを多くインストールする必要がある。特に、今回登場した WindowsCE Toolkit for VisualBasic などを利用した際には、Visual Basic の Runtime モジュールをインストールしなければならないし、今後 Java アプリケーションなどを動かすためには、Java VM をインストールする必要がある。要は何かにつけて、プログラムの実行領域だけでも増設できるとありがたい場面が多いのだ。

 こうした事情で、本体メモリが 48MB まで拡張可能になっているのだろう。

 なお、外部記憶という意味では、いよいよ今年中に 340MB HDD MicroDrive が登場する予定なので、IBM としてはこれを利用してほしいと考えているはずだ。

■ 面白い画面コントロールUI

 この ThinkPad z50 のスペックについては、すでに WindowsCE FAN でも紹介したことがあるので、そちらを参照していただくということで、実際に触ってみて分かったことを最後に一点だけ。

 上記の写真のとおり、画面の右端が妙に空いていて非常にダサいデザインに感じるのだが、実はこの部分ちょっとした仕掛けがある。

 透明で細いボタンであるため気がつきにくいが、中央には縦に4つボタンがついており、2つずつで、コントラストとバックライトの強度を調整することが可能だ。使い勝手もなかなかイケている感じはするのだが、個人的には、もう少し見た目のデザインに凝ってほしいところではある。

中央の白く見えるのが、コントラストとバックライトの強度ボタン


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■ 更新状況

  • 1999/06/11 (金) けいたん

Written by けいたん

(C)1999 Windows CE FAN

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