ついに日本語版 PocketPC 発表

Jornada 548 日本語版発表!
10月5日(木) より発売予定

2000年8月20日版

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■ Jornada548 日本語版が発表、発売は 10/5(木) から

 日本 HP は、本日、PocketPC 日本語版を搭載したデバイス Jornada 548 (F1825A #ABJ) を発表し、10月5日(木) より発売予定であることを明らかにした。 また、価格は、店頭価格で、当初 6万円前後となる予定だという。

 HP は、すでに米国で、今回発表された Jornada 548 を発売済みであり、今回登場したのは、ハードウエアは米国のものとまったく同じものの日本語版という位置付けのようだ。

 それでは、日本 HP から発表された内容を元に、日本語版の Jornada548 の特徴を明らかにしよう。

■ Jornada 548 はここがスゴイ

 Jornada 548 のウリは、下記の6つのポイントだ。

  1. 洗練された、高級感あふれるユーロデザイン
  2. 携帯性かつ高機能かつ軽快な操作感の実現
  3. マルチメディア機能や、先進技術をフルに搭載
  4. コンパクトフラッシュ Type I による拡張機能
  5. PocketPC UI と、HP 独自の UI による優れた操作性
  6. 豊富な標準アクセサリ

 もちろん、PocketPC の標準機能である、USB 接続などもサポートしている。Pocket PC について、より詳しく知りたい場合は、WindowsCE FAN の特集記事、次世代 Palm-sizePC「PocketPC」英語版 - 発売前特集記事一覧 【全10回】を参照してほしい。

 ここからは、Jornada548 の特徴について焦点を絞って紹介しよう。

■ 洗練され、高級感あふれるユーロデザイン

 これまでの Palm-size PC と比べると、HP Jornada 548 のデザインは、非常に格調の高いデザインとなっている。デザインの専門的なことはよく分からないが、写真で見るよりも、実物の方が 高級感がある。

 Jornada 548 は全体が非常に滑らかな曲線で構成されており、手触りもよいし、手にもって、軽く見回してみると、さらにそのスタイリッシュな感じが実感できる。

 また、詳しくは後述するが、これだけ薄型で、スタイリッシュな概観を持ちながら、コンパクトフラッシュ Type I のスロットなどはしっかりと用意され、安価なメモリカードや、LAN カードなどぞ増設できるようになっている。さらに、年内から来年初頭にかけて、次世代ワイヤレス技術の標準インターフェースといわれる Bluetooth カードなどもサポートする予定となっている。

■ 携帯性、高機能、軽快な操作感をバランスよく実現

 今回、非常に短時間だが、HP 社から発表された日本語版の HP Jornada548 を触ってみる機会があった。そこで一番驚いたのは、その操作の軽快さである。英語版では、すでにその軽快さは体験済みだったのだが、正直言って,日本語版でも、その軽快さはまったく失われていない。これまでの、Palm-size PC や、H/PC では、英語版の軽快さに比べると、日本語版は、重いなと感じることが多かった。しかし、今回は、英語版、日本語版の両 Jornada 548 を利用したが、その差を感じさせない。これが PocketPC の威力か。

 これまでの Palm-size PC は、Palm に比べて、「重い」「砂時計がでるなんて信じられない」「いらいらする」という印象をもつ人が多かったし、実際そう感じることも多かったのだが、少なくとも、PDA でもっとも重要と思える、操作のサクサク感は、Palm-size PC を長く触っている人ほど感じてもらえるのではないかと思う。店頭で見かけたら、ぜひつついてみてほしい。

 それに、これだけサクサク動くと、PocketPC の持っている本来のパワーが魅力的に思えてくる。カラー 4,096色 240 x 320 液晶パネルに、MP3 を標準で再生する機能なのだ。

 まさに、「PocketPC = 持ち運べるミニ PC」というイメージがぴったりの仕上がりになっていると思う。

■ 画像、音楽、ゲームなどマルチメディア機能をフルにサポート

 Jornada 548 でもっとも嬉しいのは、ほぼフル機能を搭載した Internet Explorer 日本語版が ROM に搭載されていることではないだろうか。

 従来の Palm-size PC では、モバイル・チャネルというオフライン・ブラウザしか搭載されておらず、出先で自由にインターネットが使えるとは言いがたかった。

 しかし、今度の Jornada 548 に搭載されている Pocket Internet Explorer は、デスクトップ Windows 用の IE4.0 とほぼ同等の HTML 機能を持つ優れたブラウザである。実際にいくつかのサイトを覗いてみたが、PC 用のニュースサイトなら、ほぼイメージをつかむことができる。

 さらに、iモード用の勝手サイトの多くは、Jornada 548 からも、快適にサーフィンすることが可能だ。WindowsCE FAN の BBS なども、思っていたより、普通に使えるので驚いてしまう。

 また、WindowsCE FAN のソフトウエア掲示板などでも、盛り上がっていたように、Palm-size PC を MP3 プレーヤーとして使っている人は結構多い。従来の Palm-size PC では、後から Windows Media Player をダウンロードしてインストールする必要があったため面倒な上、貴重な本体メモリを消費してしまったが、PocketPC からは、Windows Media Player が ROM に搭載されているため、Jornada 548 を買ってきたらすぐに利用することが可能だ。

 この他にも、Jornada 548 には、ZIO Golf という 3D ゴルフゲームが CD-ROM でバンドルされている。詳細は、こちらを参照してほしいが、ゲームボーイや、Palm などとは一線を画する本物レベルのゴルフゲームだ。

■ コンパクトフラッシュ TypeI をサポート

 本体の背面には、コンパクトフラッシュ Type I のスロットが用意されている。このスロットを用意して、4MB 〜 160MB といったさまざまな種類のコンパクトフラッシュ メモリカードを利用したり、56Kbps モデムや、LAN カードを利用することが可能だ。また、TDK などから発売されている CF サイズの携帯電話アダプタも、そのまま利用できる。今回、ネット接続には、TDK CF Cellular Adapter DP96CF (店頭で、1万2千円くらい) と、NTTドコモの N502i を利用したが、mopera を利用すると、ものの2分くらいでネットに接続する設定が可能だ。このあたりは後日詳しくレポートしたい。

 また、HP 社では、次世代の無線通信技術の本命とされている Bluetooth 対応のカードも用意しているそうで、パワーユーザーの要求に応えてくれそうだ。

 ただし、非常に残念なことに日本のモバイルシーンで、ポピュラーな、NTTドコモの P-in Comp@ct には対応していない。P-in Comp@ct は、サイズはコンパクトフラッシュスロットと同じなのだが、厚みが Type II 用であるためだ。実際に試してみたが、刺すことはできなかった。

 こうした要望については、HP社の方でも十分に把握しており、現在、P-in Comp@ct のための独自のアダプタなどを検討していると言う。詳細は明らかになっていないが、非常に楽しみだ。

■ PocketPC の UI / HP の独自 UI

 Jornada 548 は、PocketPC 日本語版を搭載しており、メニュー位置などが細かくチューンアップされている。

 その他にも、HP 独自のソフトウエアが多数搭載されており、PocketPC でサポートされていないが、あれば便利といった機能が実現されている。

 このあたりは、HP 社から実機をお借りすることが出来次第、さらに詳しく紹介するつもりだ。

■ 豊富な標準アクセサリ

 Jornada 548 には、標準で多くのアクセサリが付属しているのも特徴だ。

 例えば標準で搭載されているクレードルは、USB 対応のもの。しかし、従来ユーザーのために、シリアルの接続ケーブルも標準で合わせて添付されている。電源アダプタも、最初から 100-240V 対応のワールドワイド仕様となっている。

 また、スタイラスペンホルダー付きの本体カバーや、ステレオのヘッドホンも標準で添付されている、など、本体を買えば、カタログに歌われている、ほぼ一通りのことができるようになっている。

 この他、別売のアクセサリとしては、単3乾電池 4本を内蔵して、本体への電源供給/充電が可能なポータブル・パワーパックなども予定されているらしい。めったに必要になるものではないが、長時間屋外で利用するユーザーにとっては、非常に実用性が高いアクセサリといえる。

■ まとめ

 くどいようだが、日本語版 Jornada 548 を数時間触ってみた感想は、非常に快適に利用できると言う点だ。ただし、長時間利用すると、次第に速度が低下してきてしまうと言う Palm-size PC の問題は現在も残されている。これは、アプリケーションに終了機能がなく、WindowsCE OS が自動的にメモリの管理を行なうためだ。HP Jornada548 では標準で、タスクスイッチャーが内蔵されているので、気になる人は、こまめに「Close Windows」ですべてのアプリケーションを終了させたりするとよい。すぐにサクサク動作が戻ってくる。

■ 続き

 まずは、日本 HP から発表された内容をベースに、Jornada 548 日本語版を紹介した。明日からは、この Jornada 548 について、さらに詳しく紹介していこう。


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■ 更新状況

  • 2000/8/14 (月) けいたん

Written by けいたん

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