イベントレポート 21世紀 夢の技術展

次世代プラットフォームに
フォーカスするセガ

2000年8月6日版

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■ はじめに

 セガ・ブースでは、大きく分けて、4つの展示があった。

 1つが、net@ と呼ばれる光ファイバーを使った高速ネットワークを利用するためのGUI、そして、遊べるインテリア「フィッシュ・ライフ」と呼ばれる熱帯魚シミュレータ、すでにTVCM でもおなじみの ISAOネット。そして、参考出品となった Java 携帯電話用のセガ・ゲームの数々だ。

 ちなみに、この中で、Dreamcast を利用した展示となったのは、ISAOネットのみ。しかも、PC 用のクライアントソフトが並ぶ中、Dreamcast も展示されるという趣だった。

■ セガ = Dreamcast = 不調?

 1998年末に、全機種モデム搭載で、一躍脚光を浴びた Dreamcast は、米国でこそそこそこの人気を保っているものの、日本では、PlayStation2 の発表以後、勢いを失っている感が強い。

 しかし、ゆめテクの展示を見る限り、セガ = Dreamcast = 不調というイメージはまったく正しくない。経営こそ思わしくないかもしれないが、セガの新技術開発力はまったく落ちていないし、新しく作られた net@ などの新ユーザーインターフェースも、子供たちから熱く支持されていた。

 こうした次世代のユーザーインターフェース技術は、各社が競って開発を進めているが、ユーザーに受け入れられるものはなかなか生まれてこない。今回の net@ のインターフェースは、私などは、ぱっと見何をしていいか分からないのだが、子供たちは、どんどん触って使いこなしていく。こうした情景を見ていると、間違いなく、セガは、パソコンやゲーム機、ネットワークという文化の普及を、一歩先に進めることのできる技術を持っているといえる。

 今後が実に楽しみである。

■ 脱 ゲーム機を真剣に狙うセガ?

 今回展示されている、4つの製品はいずれも、セガ = Dreamcast ではないという事実を改めて思い起こさせてくれるものだ。

 まず、net@ は、最初はセガの直営店で展開される新世代のゲーム/エンターテイメントプラットフォームである。その上には、ネットワークゲームはもちろんのこと、avex 社の浜崎あゆみや、m-flo のビデオ・クリップなどが流され、DVD アニメなども見ることが出来た。

 次に ISAO ネットは、Dreamcast のみならず、Windows パソコン用のクライアントソフトも配布されている。チャブトークをはじめとした、音声、画像などを効果的に絡めた新世代のパソコン・インターネット環境だ。

 フィッシュライフは、現在は完全に業務用で、セガのゲームセンターをはじめ、全国の病院の待合室など、さまざまな場面での利用が見込まれている。

 そして、Java 携帯電話用のゲームのターゲットは、まさに秋に登場する Java 搭載 iモード端末かもしれない。実際のモックアップは、モトローラ社の協力で作られたものだった。

 こうしたさまざまなプラットフォーム上でのセガの展開は、同社が決して、Dreamcast とアーケードゲームだけの会社ではない (これは分かっている人には当然のことなのだが) ことをよく表していると思う。

 このように、マルチプラットフォームに対して、優れたゲームと、優れたユーザーインターフェースを提供していける部分こそ、本当にセガの優れたところなのかもしれない。

 そう感じさせられる展示であった。

■ 続き

 それでは、次回は、これらの展示の中から、

について詳細に見てみよう。


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■ 更新状況

  • 2000/8/6 (月) けいたん

Written by けいたん

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