[PR]PDAを本格的カーナビに変える NAVISTANT登場。第3回 実車レポート

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2002年3月18日(月)版

[PR]PDAを本格的カーナビに変える NAVISTANT登場。第3回 実車レポート

PocketPCがカーナビに! DENSOからPDA用カーナビキット発表!

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■はじめに

 前回までに、NAVISTANTの概要とソフトウェアについてレポートした。今回はNAVISTANTが取り付けられた車に乗って、一般的なDVDカーナビとも比較しながら東京都内を走ってみることができたのでそれをレポートしよう。

 なお、文中の仕様及び画面は全て開発中のものであり、実際の製品版とは異なることがある旨を予め注意いただきたい。


■NAVISTANTを車に取り付ける

 まずはNAVISTANTの車への取り付けから解説しよう。準備するものはNAVISTANT PV-10のキットおよびiPAQ用の接続ケーブルセットとiPAQ専用車載ホルダー。NAVISTANTキット全体を俯瞰すると左下の写真のようになる。
 NAVISTANTの心臓部、「T-STATION」の配線は右下の写真の通り、向かって左からGPSケーブル、PDA用シリアルI/F、電源/車速信号・パーキング信号ケーブルの順である。なお、T-STATIONはジャイロを内蔵しているので、助手席の下などの水平な部分にセットする必要がある。

NAVISTANTキットの全体図 (クリックで拡大)
T-STATIONの配線 (クリックで拡大)
左からGPS、PDA用シリアルI/F、電源/車両信号

 NAVISTANTは、GPS信号のみで位置を測定する[GPS航法]と、それに車速信号を取り入れた[GPS航法+自立航法]のどちらでも使用することができる。前者の場合、GPSアンテナ、電源ケーブル、PDA接続ケーブル、パーキングブレーキコード、アースコードを接続すればよいが、後者では加えて車速信号コードを取り付ける必要がある。
 車速信号のケーブルはユーザー自身が取り付けるのは難しいので、デンソーのサービス店(NAVISTANTにサービス店リストが同梱されている)などで取り付けてもらう必要がある。取り付け費は車種によって異なるものの、5千円〜1万円程度が目安であり、これを取り付けることによってより高い精度のナビゲーションが可能になる。蛇足かもしれないが、サービス店に行く時は、予めPDAにNAVISTANTと地図をインストールしておくのを忘れないようにしよう。

 [GPS航法]を選択した場合、GPS信号の届かないトンネルなどで精度が落ちてしまうものの、車速信号をとらない簡単な取り付けでもナビゲーションを利用できるという手軽さもNAVISTANTの特徴である。

GPSアンテナは非常にコンパクト。
車速信号をとらずGPSのみでも使用可能。
iPAQに取り付けるケーブルは2本。
電源はシガーソケット、シリアルケーブルはT-STATIONへ

 下の写真がiPAQ専用車載ホルダーであり、見てのとおりジャケットをつけた状態のiPAQがちょうど収まるようにできている。
 アーム部分の2箇所で角度が変えられ、ホルダー裏面の両面テープによって車体に貼り付けて固定する。(試乗車では、ホルダー裏面と車側にマジックテープを貼り付けていた。)

iPAQ専用車載ホルダー
取り付け面は両面テープになっている。
アームに2箇所の可動部があり、向きが自由に変えられる。
写真は助手席向きに取り付けた例

 以上がNAVISTANTのハードウェアの取り付けの様子である。長々と書いてしまったが、一度セットしてしまえば、普段はPDAをホルダーにセットして、電源とシリアルの2本のケーブルをつなぐのみでPDAがカーナビになってしまう、ということの方がユーザーにとっては重要かと思うので、最後に補足しておこう。


■NAVISTANTにナビゲーションしてもらいましょう!

 ここまで長々と準備についてレポートしてきたが、そろそろ実際にカーナビとして活躍してもらおう。ここでは、DVDナビとNAVISTANTの両方に同じ目的地を設定し、同時にナビゲーションをさせて比較してみた。

運転席からNAVISTANTの画面を見たところ。
一般的なDVDナビの画面サイズとの比較。

◎ルート探索時間
 東京−大阪などの長距離の探索ではさすがに若干の時間差がでるようだが、近距離での探索であれば違いはほとんどない。ルートをそれてしまった時の再探索(リルート)などに至ってはDVDナビもNAVISTANTもどちらも一瞬であり、どちらが早いとも言えない。

◎音声案内
 NAVISTANTのナビゲーション音声を録音してみたので聞いてみてほしい。(もちろん実際の音声はもっとクリアなので参考程度に)交差点や高速道路の出口などでの音声案内は、普通のカーナビと同じものである。
   → navi.mp3(22.6 KB)
 比較したDVDナビとの違いは、純正オプションのDVDナビの音声が車のスピーカーから出たのに対して、NAVISTANTの音声がiPAQから出たこと。本当にそれくらいだった。
 カーナビに音声案内機能は必須であると言えるが、NAVISTANTを初めて見た人は、PDAが「普通に」音声案内することに驚くという。

◎画面表示
 PDAをカーナビに使うことの最大の制約は画面サイズではないかと思うが、音声案内や分岐点での拡大表示などと併せて利用できることなどもあり、画面サイズが小さくて困るということはないだろう。そもそもPDAの画面自体がそれほど小さくはない。

 それよりも感心したのは、ナビゲーション画面および設定画面が、直感的に分かりやすくできていることだ。(前回までにも画面キャプチャーを掲載しているので参照してほしい)
 左下の画像は、「表示設定」で「夜」を選択して地図色を黒くしたものであるが、画面内のボタンは画面左上から反時計回りに、[GPSマーク(GPS信号を捕捉していることを示す)]、[方位スイッチ(ノースアップ/ヘディングアップの切り替え)]、[目的地までの距離・時間]、[縮尺(50m〜50km)]、[メニューバーの表示/非表示]、[メニュー]、[地点登録]、[再音声]の順になっていて、ナビゲーション画面ではこのボタンの並びは共通である。

夜間走行時は夜間表示に切り替える
右下が「再音声」ボタン
ルート探索時の優先条件を選択する画面。
左上のボタンでナビゲーション画面に戻り、
右上のボタンは一つ前に戻る。

 また、右上の画像は、「探索条件」を設定する画面であるが、左上の[現在地スイッチ]によってナビゲーション画面に戻り、右上の[戻る]ボタンによって一つ前の画面に戻る、という動作は全ての設定画面に共通しているため分かりやすい。


■おわりに

 今回は、実際にNAVISTANTを取り付けた車からレポートしてみたが、正直なところ、NAVISTANTがここまで優秀だとは思っていなかった。お手ごろな「カーナビの新製品」として十分に選択肢に入ると思う。何たってPDAを除けば5万円ですよ。

 次回はいよいよ最終回になるが、NAVISTANTに期待することや、その可能性に迫ってみよう。




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Reported by うっきー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3770d)