WindowsCE開発者向け情報

WindowsCEのエディットコントロール問題

1999年9月28日

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■はじめに

Windowsソフト開発に当たって欠くことのできないエディットコントロール。これを利用してエディタ機能を実現している開発者も多いだろう。しかし、WindowsCEのエディットコントロールには大きな問題がある。それは複数行入力可能なエディットコントロールでは数行の文章を入力したところで異常に動作が遅くなるのだ。

この問題は、私のソフトでも見られる現象で、翔泳社の雑誌 TransTECHでの開発入門記事「WindowsCEシルブプレ」でも紹介した現象だ(この記事の中では開発者入門を書いてますので興味がある方は見てみてください)。

■現象

これは複数行のエディットコントロールで、データ量が多くなってくるとIMEで日本語を入力しているとき(変換後に文字が入っていくとき)に急激に速度が低下する現象である。半角でIMEを使わずに入力しているときにはそれほど速度低下はみられない。また、IMEをATOKに変更してもこの現象は起こる。

■原因

IMEを変更しても発生する、ということはどうも、この問題はエディットコントロール自身に原因がありそうだ。DevConで会ったある開発者から入手した情報によると、マイクロソフト社もこの問題を認識しており、対応を急いでいるそうだ。ただし、その解決は時期バージョン以降のOSになるそうである。

■対策

現在のところ、これを回避する方法は見つかっていない。開発者としての対策は、独自でエディットコントロールを作るしかないだろう。エディタに腕に覚えがある人は、フリーのソース付きエディットコントロールを作って公開してみてはどうだろうか。単純なエディタ機能でもIME問題がある限り標準のエディットコントロールより使えるはずだ。

あるいは、CE DevConで明らかにされたRichEditコントロールを使うという手もあるだろう。しかし、これも詳しい使い方がわかっていないので、誰かこれを使うクラスでも作ってくれると開発者は非常に重宝するだろう。

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===更新履歴===

1999/9/28    作成

Reported by 古原伸介

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