「WindowsCE2.0マシン ベンチマークテスト」

ベンチマーク 過去のコメント履歴

1999年12月20日版

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■ ベンチマークの新着情報 1999.6.7

□ 乾電池駆動、大型キーボード、軽量、安価と、実用度満点のモバイルギアII MC-R320が、NEC様の協力を得て、ベンチマークに登場

 5月11日に発表された モノクロ乾電池モデルの、NECのモバイルギアII MC-R320 がついにベンチマークに登場した。NEC様には、今回、実機提供を含めご協力をいただいたことに感謝します。

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 MC-R320 に関する情報は、下記をみよう!

さて、早速だが、ベンチマークテストの結果を見てみよう。

これを現時点で最速のシャープテリオスおよび、NECの MC-R510, MC-R300 (旧モデル) と比較してみると下記のような結果となる。WindowsCE FAN で順位を決定するために利用している、D-Bench の各項目のトータル値では、MC-R300 よりは高速なものの、同じ CPU を搭載したカラーモデルの MC-R510 には一歩及ばない結果となった。

ところが、それが体感にどうかかわるかというと、実は、MC-R320 の方が、MC-R510 と比べても遜色ないか、むしろきびきび動くような感触さえ受ける。少なくとも、旧モデルの MC-R300 よりは、確実に心地よい動きである。元々、MC-R300 も操作性に不満のでるようなマシンではなかったので、MC-R320 はすごい。

それもそのはずで、トータルがあまり振るわないのは、円弧描画のテスト Rectangle Draw が他の機種に比べてあまりに振るわないためで、実際の操作感に近い Int calc の数値だけをみると、MC-R510 を超えているのである。(とはいえ、この程度は測定誤差なので、同じといってよい) 

これまでベンチマークの上位を独占している NEC VR4121 を利用しながら、他のモデルとは一線を隠す乾電池モデルであり、640g と軽く、さらに安価なのに、WindowsCE でもっとも打ちやすいキーボードを供える MC-R320 は、ボーナスで WindowsCE マシンを購入しようと思っている人には、ぜひチェックしてもらいたい一台だ。

  メーカー マシン名 トータル Int
calc
Double
calc
Circle
Draw
Rectangle
Draw
Text
Draw
Scroll
C11 SHARP HC-AJ1 3580 1366 304 429 1141 333 7
C8 NEC MobileGear II MC-R510 3115 1094 230 350 913 523 5
M10 NEC MobileGear II MC-R320 2649 1108 232 284 586 430 9
M1 NEC MobileGear II MC-R300 2583 871 179 246 873 447 7

 グラフ化したものは次のページを参照してほしい。


■ ベンチマークの新着情報 1999.5.24

□ 新発売の富士通 INTERTOP CX300 が、富士通様の協力を得て、ベンチマークに登場!

 5月18日に富士通から発表されたばかりの INTERTOP CX300 が早くもベンチマークに登場した。富士通様には、今回、実機提供を含めご協力をいただいたことに感謝します。

 CPU は、MIPS系列の NEC VR4121 (131MHz) を搭載している。このCPU は、NEC の MC-R510, 520, 700 および、SHARP Telios こと、HC-AJ1、カシオ E-500 などでも使われており、今や WindowsCE 業界ではもっともシェアの大きい。PCの世界だけを見ていると、NECと富士通というのは、日本における二大勢力でライバル意識も強いイメージを持っていたが、こうした無責任な憶測とは無関係に、「もっともよいものを搭載する」スタンスで VR4121 を選択した姿勢は素晴らしい。

 さて、ベンチマークの結果であるが、残念ながら、トータルでは、シャープの Telios には今一歩及ばなかったものの、史上2番目の高速性能を誇る。INTERTOP CX300 の本当のウリは、添付のアプリケーションソフトを含む、トータルバランスとしての完成度と使いやすさなのだが、そのベースに確かな底力が存在していることは明らかだ。個別の項目を見ても、Telios に及ばないのは、Int calc の数値差が大きい。ベンチマークの測定誤差は、同じマシンでも 10% くらいあるのが普通なので、性能的にほとんど差がないと言ってよいと思う。

 ベンチマークに関係のありそうなところでは、富士通では画面描画などに特別な描画チップなどは搭載していないそうである。

  メーカー マシン名 トータル Int
calc
Double
calc
Circle
Draw
Rectangle
Draw
Text
Draw
Scroll
C13
New!
富士通 INTERTOP CX300 3470 1203 241 404 1052 563 7
C11 SHARP HC-AJ1 3580 1366 304 429 1141 333 7
C8 NEC MobileGear II MC-R510 3115 1094 230 350 913 523 5

 グラフ化したものは次のページを参照してほしい。

 なお、PC と違って、WindowsCE マシンは、添付ソフトを含めた商品として比較するべきものではあるが、店頭発売時の比較では、シャープ Telios とは下記の違いがあることを覚えておこう。

  富士通 INTERTOP CX300 シャープ Telios HC-AJ1
液晶 640 x 480 (VGA) TFT 800 x 600 (SVGA)
価格 10万円前後 12万円前後

■ ベンチマークの新着情報 1999.4.11

□ 話題のカラーパームサイズ PC カシオ カシオペア E-500 が、
  前原 誠 様の協力を得て、ベンチマークに登場!

 MP3が標準で再生できるなど、何かと話題のカラーパームサイズPC カシオペア E-500 がベンチマークに登場した。WindowsCE FAN 読(?)者 の前原 誠様からの投稿によるものだ。他の方も、ぜひ、新機種を購入されたら、ベンチマークをとって送っていただけるとありがたい。なお、ベンチマークテストの手法については、このページの終わりの方に書いてあるので、ぜひ参考にしていただきたい。前原さん本当にありがとうございます!

 さて、結果からいうと、今回の E-500 は、うわさのスペックどおり、すごい結果が得られている。どのくらいすごいかというと、長い間、国内で WindowsCE マシンで最速を誇っていた、NEC MobileGearII MC-R510 シリーズに並ぶ速度なのだ。もちろん、画面サイズが小さいことも有利に働いていると思われるが、描画専用チップを搭載している MoblieGearII シリーズに並ぶとは、実にすごいことだ。

 これだけの結果を見せ付けられると、素直に、コンパックのマシンなどにも期待していきたいと考えている。

 何より、これまで、国内 WindowsCE マシンのフラグシップであった MobileGear シリーズの更なる飛躍も期待したいところである。

  メーカー マシン名 トータル Int
calc
Double
calc
Circle
Draw
Rectangle
Draw
Text
Draw
Scroll
C11
New!
SHARP HC-AJ1 3580 1366 304 429 1141 333 7
C12
New!
カシオ CASSIOPEIA E-500 3180 1098 219 374 930 547 12
C8 NEC MobileGear II MC-R510 3115 1094 230 350 913 523 5

なお、グラフ化したものは次のページを参照してほしい。


■ ベンチマークの新着情報 1999.3.26

□ シャープ "Telios (テリオス)" HC-AJ1 が
  佐々木様の協力によりベンチマークに登場!

 "目のつけどころがシャープ" なシャープ株式会社より、3月2日発表された新製品 "Telios (テリオス)" の評価機のベンチマークテストを行なった。シャープはすでに米国において人気・性能ともに定評のある WindowsCE ベンダーであるが、日本ではザウルスがメイン商品であるため、今回の Telios はまさに彗星のごとく登場したというイメージがあるようだ。 WindowsCE FAN のアクセス結果を見ても、Telios (テリオス) への関心は非常に高い。

 結果は、下記の通り、これまで最速を誇っていた NEC の MobileGearII シリーズを抜き去り、現時点では、堂々のトップを獲得している。特に、同じ MIPS系 CPUを利用し、クロック数では、MobileGearII に劣るにも関わらず、MobileGearII 比率で、15% の高速化を達成しているのはすごい。画面の描画テストは、ベンチマークの構造上、表示面積が大きい Telios (テリオス) の方が不利になっていると思われるのだが、実際の結果は、見てのとおり、テリオスが優れている。個人的には、タッチパネルが好みなので、テリオスのポインティングデバイスは、好感が持てないのだが、もう少し触ると慣れるのかもしれない。ベテランの方には言うまでもないことだが、キーボードや、マウスなどは、やはり1ヶ月くらい常用してみないと真価は分からないものだ。

 実は、入手した時に、忙しくて掲載が間に合わなかったのだが、去る3月2日のシャープ株式会社の "Telios (テリオス)" の報道発表会に招待していただいた時に展示されていた試作機のベンチマーク結果もあるので、合わせて公開してみよう。

 細かいところでは、逆転もあるが、ベンチマークの数値は大きくぶれることもあるため、あまり気にしないことにする。しかし、すべての数値を合わせたトータルで見た時には、下記の通り 約 5% の高速化が図られており、メーカー発表などで常套句のように使われる

「出荷時にはよりチューンアップしたものになります」

という表現が本当なのだということが分かった。

  メーカー マシン名 トータル Int
calc
Double
calc
Circle
Draw
Rectangle
Draw
Text
Draw
Scroll
C11 SHARP HC-AJ1 3580 1366 304 429 1141 333 7
参考 SHARP HC-AJ1 (試作機) 3390 1355 301 369 1056 303 6

なお、グラフ化したものは下記の通り。細かくは次のページを参照してほしい。

  メーカー マシン名 トータル Int
calc
Double
calc
Circle
Draw
Rectangle
Draw
Text
Draw
Scroll
C11 SHARP HC-AJ1 3580

また最後になってしまったが、今回ベンチマーク結果を提供していただいた佐々木様には深く感謝いたします。


■ ベンチマークの新着情報 1998.12.24

□ カシオ カシオペア Palm-size PC E-55

 WindowsCE FAN でも大人気の E-55 のベンチマークテストを行なった。結果は、次ページの一覧を見てもらうとして、MIPS 系の WindowsCE 端末の最大の利点である「高速性 (スピード)」が特徴である。トータルで、シャープの HC-1200 を抜き、SH-3 100MHz の 新 Persona に迫る速度を達成した。CPU の速度がもっとも素直に現れる int 試験では、HC-1200 (MIPS R4000 75MHz) につぐ速度で、非常に素直な結果になった。

 この速度は、E-55 の操作の軽快さにもよく現れている。

 メモリも、16MB 搭載されているほか、CFスロット (コンパクト・フラッシュ・スロット) も標準で搭載され、30MB くらいのストレージの増設が可能だ。WindowsCE において、日本語の処理は、英語版に比べて重い感触がある。(体感がかなり違う) このあたり、初代 Palm-size PC の英語版 CASSIOPEIA E-10 (8MB RAM) モデルを移植せず、後継モデルの E-11 をいきなり日本語化してしまうあたりはセンスがいい。

 ところで、Palm-size PC E-55 では、多くの標準アプリケーションに「終了」の機能がない。一度立ち上げたプログラムはどんどんメモリ上に残ってしまうのだ。OS が賢いので、こういう仕様で問題ないといわれても、

という疑問は当然ある。

 この点を考慮して、ベンチマークテストも、10本のアプリケーションを起動した状態と、リセット直後の綺麗な状態の2通りのテストを行なったが、結果は、ほとんど差がなかった。テキストとスクロールの2点については、2割程度の速度低下が認められるものの、他にはまったく影響がない。体感遅く感じるのは、やはり、この描画関係の部分であると考えられる。


■ ベンチマークの新着情報 1998.12.5

□ 日立 Persona HPW-230JC

 日立の新製品 Persona HPW-230JC のベンチマーク結果を掲載した。

 MIPS 系の WindowsCE マシンに比べて「遅い」といわれる日立の SH-3 CPU を採用したのは、前の機種と同じ。クロックも 100MHz と同じだ。しかし、ベンチマークの結果としては、各項目の数値合計が、1,629 と、MIPS 系のシャープとコンパックのカラーマシンを抜いて、一気に NEC MobileGearII につぐ位置につけた。もちろん、細かく見てみると、高速化したのは、Circle Draw や Rectangle Draw であり、通常の操作などに関連性の高いと感じている Int Calc などの数値は、まだ MIPS 系の WindowsCE の後塵をはいしている。

 この辺りを考えると、まだ MIPS 系の WindowsCE の方が有利という事情は変わっていないように思う。

 しかし、今回 HPW-230JC が見せてくれたのは、SH-3 というプロセッサの可能性だ。

 クロックも CPU もまったく変わっていないのに、15% の速度アップを達成している。前回、HPW-200JC の ROM アップグレードのベンチマーク結果を紹介したが、今回の HPW-230 はさらにそれより高速化している。おそらく、ボード設計周りなども細かくチューンアップされていると推測される。

 体感がまったく別物といってもよいほど快適になった HPW-200JC + ROM アップグレードより速いということで、

 「やっぱり、ペルソナが好き」

というユーザーには、かなり期待できるところだろう。

 ベンチマーク担当からのコメントとしては、現在ショップなどで安く売られている旧機種 HPW-200JC を購入するくらいなら、もうひと頑張りして、HPW-230 を購入することをお勧めする。何といっても、

次に、

さらに、細かい通信などの使い勝手が大きく向上するからだ。細かいレビューは、そのうちに掲載する予定だが、まずは、ROM を変えただけでも素晴らしい製品になっていた HPW-200 の ROM アップグレードの記事を読みながら待っていてほしい。

【関連レビュー】


■ ベンチマークの新着情報 1998.11.18

 これからボーナス商戦に突入するにあたってベンチマーク対象機種も次々に登場する。これまでのように、すべての情報を提供するのはもちろんだが、新しい情報が出るたびに、ご覧いただいている方も多いと思うので、ベンチマーク担当者から、その結果の印象などをお届けしていきたい。

 さて、最近、情報を追加したものには、

がある。

□ NEC MobileGearII MC-R510

 NECの MobileGearII は、これまでのベンチマークからもわかるように、ダントツの高速性を誇る。一般的に、デバイスの特性から考えると、CPU の速度が2倍になれば、バッテリの持続時間は、ほぼ 2/3 くらいにはなってしまう。バッテリの特性も年々改良されているが、それを CPU の高速化が食いつぶしているというのが現状だ。

 そんな中で、NEC の MC-R510 は、

と、高速化し、サイズを小型軽量化 した上に、バッテリの持続時間は 10時間 と前モデルから2時間長くなった。また、専用アダプターが必要なものの、カラー機で初めて乾電池駆動が可能となった。

 ベンチマークの結果から特に、高速化してすごいと思えるのは、文字表示速度 (TEXT) である。以前から、同じ CPU 系列を利用していた COMPAQ や SHARP の4倍の速度を誇っていたが、これがさらに高速化。5倍の速度になっている。動作の機敏さに一番効果のありそうな Int 値も、Clock 比同様 3割り増しだ。おそるべし NEC。

【関連記事】

□ 日立 Persona HPW-200JC の ROM アップグレード

 Persona HPW-200JC の ROMアップグレード後のベンチマーク結果は、わずか 5% アップとまったく振るわない。やはり、基本スペックはごまかせないというところか。

 しかし、「緊急レポート!! ペルソナROMアップグレード 第2回 気になるスピードは如何に?!」を読んでもらえばわかるとおり、体感速度はまったく違う。まるで、速度が2倍近く違う NEC MobileGear II 並みだという。

 Windows CE では、たとえば、10MB の経理情報を Excel で処理させたりとか、博士論文全文を Pocket Word で執筆・編集したりというような、大容量の処理をさせたりするわけではないだろう。多くの場合は、Pocket WZEditor のようなエディタで、文章の原稿を作成したり、Pocket Exel で出張旅費の計算をしたり、スケジューラーとして利用する程度だと思われる。こういった用途では、いわゆるスペックよりも、体感速度が重要なのであって、この ROM アップグレードには十二分の価値があるといえるだろう。

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