世界トップシェアPDAの謎

CEから見たPalm/WorkPad
第1回:PalmOSについて

2000年3月19日版

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■はじめに

 WindowsCEの搭載されたPDAを買う・選ぶというとき,よく引き合いに出され,比較対象となるのがPalm/WorkPadシリーズである.筆者の個人的な意見で言えば「元々想定された用途が違うんだから比較してもしょうがないんじゃない?」と思うのだが,PDAだということで一括りにされていることが多いようだ.実際に選ぶユーザーがそう思うのなら,試しに比較してみるのも意味があるかもしれない.

 そこで,これから数回にわたって,CEと比較しながらPalm/WorkPadの紹介をしていく.なお,筆者はCEとWorkPad双方(NEC MC-R430とIBM WorkPad40J(c3J))のユーザーである.

   
クレードルに載せた状態のWorkPad40J.隣のIntellimouse Explorerと比べると,その小ささがよく分かる

■PalmOSというOS

 PalmOSは,もともと米国U.S.Robotics社が自社製パームサイズデバイス「Pilot」に搭載するために開発した,パームサイズデバイスに特化した性能を持つOSだ.その後U.S.Robotics社は3Com社に買収され,3Com社からPalmOSを搭載したPDA,「Palm」シリーズが発売された.Palmシリーズはその軽快な操作性がユーザーに支持され,現在では世界のPDA市場でトップシェアを保持している.
 昨年後半には3Com社からPalm関連部門が独立し,Palm Computing社となった.Palm Computing社は今のところPalmシリーズの製造を続けているが,今後はOSの開発・ライセンス業務に特化していくとの見方もある(その見方をある意味裏切って,Palm Computing社は日本法人を設立,自ら完全日本語版OS搭載ハードウェアを投入してきた).

 現在Palm Computing社からOSのライセンスを受け,自社のハードウェアにPalmOSを搭載・販売している企業にはIBM,Handspring,TRGがあり,それぞれWorkPad,Visor,TRG Proという名前で販売されている.その他にも,ソニーやNokiaなどがPalmOSのライセンスを受けており,ハードウェアを開発中の模様だ.ソニーは次世代ハンドヘルドデバイスに,Nokiaは次世代携帯電話にPalmOSを採用すると既に発表している.また,AppleがPalmOS搭載のパームサイズデバイスを開発しているという噂も絶えない.  

 

■PalmOSのラインナップ

PalmOSのラインナップ・主な変更点は次のようになっている.

Ver 3.0以前 英語版のみ存在.
Ver 3.1 3.0に比べて大幅に高速化され,安定している.完全日本語版が存在.
Ver 3.3 3.1よりパソコンとのシンクロが高速化・高機能化されている.英語版のみ存在.
Ver 3.5 カラー表示をサポートするなど多数の機能追加,仕様変更.完全日本語版が存在.

 

■Palmの主な特徴

PalmOSを搭載した現行のデバイス一般(以下Palm)の特徴としては,以下のような点がある.
あくまで概要なので,細かい点で厳密さを欠くことはご容赦いただきたい.

 

■次回予告

 次回は,ハードウェアの特徴について書く予定である.

 

■Palm/WorkPad関係リンク−これを見なけりゃ始まらない!

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