ソニーCLIE PEG-NX70V 第13回 ワイヤレスLANに挑戦〜その3 続・ワイヤレスHotSync」

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2002年11月20日(水)版

ソニーCLIE PEG-NX70V 第13回 ワイヤレスLANに挑戦〜その3 続・ワイヤレスHotSync」

XScale PXA250 200MHz搭載のPalm互換機、CF/MSの2スロット内蔵

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本稿は「ソニーCLIE PEG-NX70V 第1回 PEG-NX70V がやってきた」の続きとなります。

■ 「プライマリパソコン名」の怪

 さて前回、CLIE PEG-NX70V側のワイヤレスHotSyncの設定、「プライマリパソコン名」
は空欄に、というご案内をしたと思う。仮にこのプライマリパソコン名の欄に、まちがったPC名はいわずもがな、正しい同期先のPC名を入力しても、HotSyncはできない。PCがみつからないといったエラー画面が表示されてしまう。


きちんとHotSync先PC名を入力してみたものの…
エラーなのだ。

  確かに、マニュアルのどこにもプライマリパソコン名を入力しろとは書いておらず、アドレスとサブネットマスク(こちらはオプションで)を入力しろ、とのみあるのだが それでは、なぜパソコン名が入力可能になっているのだろうか… (Palm OSデフォルトの「LAN Sync」の仕様であるから、といわれれば実も蓋もないのだが。)

 気を取り直してきちんとプライマリパソコン名を空欄にし、無事にワイヤレスHotSyncができた! と、そこまではいいのだが、再度続けてトライするとまたエラーが発生、失敗してしまう。怪しいと思って「プライマリパソコンの設定」を確認すると、しっかり空欄にしたはずのプライマリパソコン名欄に、見覚えのあるPC名が表示されているではないか?! そう、一度目のHotSync時に同期先のPC名を勝手にひっぱってきてしまっていたのだ… これは決して一度限りの偶発的なエラーでなく、以後も毎回こういった事態に陥ってしまっている。


プライマリパソコン名を空欄にすれば
無事HotSync出来るのだが…
HotSync後には勝手に名前が入って
しまうのだ。当然この状態では、
ワイヤレスHotSyncは失敗する。

 マニュアルを今一度確認すると、最後に申し訳程度に「通信できない場合には… 「プライマリパソコン名」を消去して再度クリエ側の準備をしてみてください。」、と。
 つまりは、ワイヤレスHotSyncを行うたびに、プライマリパソコン名を消去するという面倒な操作が必要。これはいかがなものか! Palm端末の大きなアドバンテージである、シンプルな操作感というものがこれでは台無しである。現時点(2002/11/16)ではソニーからは何も対処策が示されていない。ソニーさん、いち早い対応を!

※1 ちなみに「PC名」とはWindowsで設定した「コンピュータ名」のこと!

※2 この不具合に関して、「しろくろまっちゃいむ」さんが「暫定対処丸」という便利なツールを公開されているぞ!(→しろくろまっちゃいむさんのHP

■ HotSyncをワイヤレスで行う意義

 さてワイヤレスLAN環境が整ったことをいいことに、勢いでワイヤレスHotSyncまで試してみたが、確かに離れた場所にあるCLIE PEG-NX70VのHotSyncボタンをタップした瞬間に、PC側の画面中央にHotSyncウィンドウが表示され、データの同期が始まる様子には一抹の感動を覚える。
 だが冷静に立ち返り、その実用的な利用シーンは?!という点に目を向けると、実は筆者的は「?」印なのだ。

 やはり、ポイントは「どれだけの場面でHotSyncを行う(データの同期を行う)必要があるのか」という点だ。やはりHotSyncを行う必要がある場面というのは、

  1. 出先でCLIE PEG-NX70Vで入力したデータを、PCにも保存したいとき
  2. PCで入力したデータを持ち出したいとき

の大きく2つだと考えている。しかし、これらのシチュエーションではHotSyncだけでなく、「充電」も同時に行う場合が多いのだ。1.のシチュエーションでは、当然出先での使用によりバッテリは消耗しているはずだし、2.では出先での使用に備えるため、バッテリの充電を行うというのが一般的であろう。
 ところが、その充電時に用いるクレードルなり、別売りオプションのUSBケーブル(筆者で検証がとれた製品があるので、次回以降ほどご紹介したい)等には、HotSync機能もついてしまっている。いちいちワイヤレスで貴重なバッテリを消費してまでHotSyncを行わなくても、充電のついでにボタンひとつでHotSyncできてしまうのだ。

 では他方、そういったクレードルやUSBケーブル等のない、外出先からのHotSyncは、という点に目を向けると、自宅のPC等に固定のグローバルIPアドレスを割り当て、例えばホットスポット等の公衆無線LAN環境を利用してHotSyncを試みることは確かに可能であろう。だけれど、そこまでしてHotSyncをする必要性は… やはり「?」なのである。

 ふと思いついたのは、企業ユースで、サイボウズのようにHotSyncに対応したグループウェアとのデータ同期(投入、参照というべきか)を出先で! という利用法なのだが、これもやはり冷静に考えると落とし穴があり、企業イントラネット内のPCなりサーバなりには、公衆無線LAN環境からはアクセスできないのが一般的なのだ… 無念。

※ そしてどうやらHotSyncに対応した「サイボウズ シンク 4 for PalmOS」は、2002年12月末日をもって販売を終了してしまったようだ…

 ワイヤレス環境でのHotSync、何かよい活用方法を実践されている方、またアイデアをお持ちの方は是非ご一報ください!



ソニーCLIE PEG-NX70V 第13回 ワイヤレスLANに挑戦〜その3 続・ワイヤレスHotSync」

Reported by きとぷん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3104d)