■ infogate契約への長い道のり さて前回ご紹介した「infogate」であるが、利用に際しては契約が必要。よし、早速申し込みだ。当然何かしら手軽な方法で、すぐに申し込みが可能だろう、とマニュアルをめくると 「ドコモの営業窓口、ドコモショップまたはお電話でお申し込みください。」 と一行書いてあるのみ… 正直、唖然としてしまった。まさかこのインターネット時代、その中でもPDAに対するコンテンツ配信という、特に「先鋭的な」(というのはいいすぎか)サービスを申し込むのに、かくもアナログな手段をとらせるのか、と。 いや、何か他の方法があるはずだと気を取り直し、インターネットでインフォゲートのページをいろいろと調べてみると… あるではないか、「ドコモeサイトでお申し込み」という方法が! 早速ドコモeサイトにアクセスし、申し込みを試みる。何やらユーザ登録が必要そうなので、大人しく従って進んでいくと、今度は途中「注意事項」のページに気になる一文を発見してしまった。 「ユーザID・パスワードは、ご注文を受けてから1週間程度で、お客様の指定する送付先(ご契約住所または請求書等送付先住所)にお届けします。」 もはや多くは語るまい…。この申し込みに関する手間を考えると、どうしてもNTTドコモのインフォゲートに対する本気度を疑わざるを得ず、少々残念な気持ちだ。
■ 結果 museaのベンチマーク単体では何の指標にもならないので、東芝GENIO e550GおよびXでのベンチマーク結果を併記する(GENIOのベンチマークいついての詳細はこちらを参照)。 | シーケンシャル | ランダム | 読み | 書き | 読み | 書き | NTT Docomo musea (StrongARM 206MHz) | 380 | 12251 | 585 | 12206 | 東芝 GENIO e550X (StrongARM 206MHz) | 385 | 12341 | 573 | 12279 | 東芝 GENIO e550G (XScale PXA250 200MHz) | 489 | 14878 | 682 | 14772 | 東芝 GENIO e550G (XScale PXA250 400MHz) | 285 | 7938 | 441 | 7882 | (ちなみに当ベンチマークは処理に要した時間を測定するもので、結果の値が小さいほど処理速度が速いことを意味する。) 上記の結果を見る限り、museaはスペック相応のパフォーマンスを発揮していることがわかり、メモリ周りに低コストのしわ寄せがきているということも特になさそうだ。しかしこの結果は同時に、museaはあくまでもスペック通りの「第一世代」PocketPC 2002端末であるということも意味している。PocketPC 2002市場は、今まさにIntel XScale PXA250(400MHz)搭載の「第二世代」へと移り変わらんとしている。特に筆者が使用するにあたって処理速度の遅さに不満を感じることはまだ特にないが、やはり「第二世代」とは単純なベンチマーク結果でも、おおよそ1.5倍の性能差があることは事実だ。この差をどう捕らえるかは皆様の利用方法次第の部分もあるが、一応留意いただきたい。 今回はちょっと厳しめの評価も下してしまったが、museaの価格やデザインは非常に魅力的だということを改めて強調しておく! さて、infogateはいつ申し込めるのやら…
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