Windows Media 9 SeriesをPocket PCでも楽しもう! 第2回 〜ビデオ編

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2003年2月9日(日)版

Windows Media 9 SeriesをPocket PCでも楽しもう! 第2回 〜ビデオ編

Pocket PCにも搭載されているデジタルメディア技術


■ 今回はビデオに挑戦!

 さて、前回はWindows Media Player 9を用いてPocket PCで音楽を楽しむ方法をご紹介したが、今回は動画の楽しみ方をご紹介しよう。動画の場合は音楽と異なり、Windows Media Playerだけではだめで、別にWindows Media Encorderが必要となる。こちらもWindows Media Playerと同じく無償提供となるので、安心して早速ダウンロードしよう!

■ Windows Media Encorder 9

 Windows Media Encorder 9もWindows Media Player 9と同様、いやそれ以上に多機能なソフトだ。単に手持ちの音楽や動画ファイルをその名の通り「エンコード」するだけでなく、PCに接続されたカメラやマイクに入ってきた動画や音をリアルタイムにエンコード、そしてさらにインターネットに向けて配信するといった機能を用いて、ミニ放送局のようなものの構築まで対応することが出来る。他にも面白い機能が一杯なのだが、今回はひとまずPocket PCでビデオコンテンツを楽しむまでの手順をご紹介しよう。
 
 最近は俗に言う「テレビパソコン」が増えてきて、テレビの録画はPCで…といった方も増えてきているのではないかと思う。そういった方で、録った番組をPocket PCに入れて移動中にも見たい!という要望をお持ちの方もいらっしゃるのではなかろうか。プレイヤー自体がもともと端末にインストールされており、またPocket PCにも十分に入るような小さなファイルサイズでも比較的高画質を再現するWindows Media Video形式は、そのような要望に対する回答の一つの有力な選択肢であろう。

余談だが、動画や音楽(特に動画)の圧縮方式は数多く存在するが、断定的に「これがベスト」といえるものはなく、状況に分けて使い分けるべきであるというのが、現時点での回答であろう。なぜなら、それぞれ得意とするソース(圧縮前のコンテンツ)の種類や、配信帯域(ファイルサイズと考えてもよいだろう)、そして再生に必要なCPUパワー等が異なっているからだ。例えばDVD等に採用されているMpeg 2という圧縮方式がPocket PCでの動画再生に最適かといえば、Pocket PCでは扱えるファイルサイズが物理的に小さいのに加え、CPUパワーも不足しているから、答えはノーなのである。

■ 動画をエンコードしてみよう!

 それでは実際にPocket PCで動画を楽しむためのエンコードの手順をご紹介しよう。

 ちなみにエンコード元となるビデオ素材は、.wmv/.avi/.mpg形式に対応しているようだ。ただしMPEG-2ファイルからエンコードを行う場合は、PC上にMPEG-2互換デコーダがインストールされている必要がある。市販のDVD再生ソフトなどをインストールすると、MPEG-2デコーダはインストールされる。厳密にどのようなファイルからエンコードできるか検証していないが、折をみてまた調査してみたい。

 ちゃんとPocket PC向けの設定もあらかじめ用意してあるのは、我々としては嬉しい限りだ! ただ、注意が必要なのは[画面4]のオーディオの設定にて、デフォルトの「CD音質オーディオ」ではなく、「音声品質オーディオ」を選択しなおしてやる必要があること。「CD音質オーディオ」設定でエンコードしたコンテンツをPocket PC上で再生すると音が再生されないのだ。

 (実際にエンコードされたコンテンツのファイルのプロパティを見てみても、両者ともオーディオのCodecはWindows Media Audio v9のCBR。異なるのは一見ビットレートだけなので、基本的には再生可能な感じがするものだが…実は一見目立たないパラメータが「悪さ」をしていることが判明した。この問題は次回検証するぞ!)

 また同様に、ビデオの設定には「Pocket PC標準ビデオ(CBR)」と「Pocket PCワイドスクリーンビデオ(CBR)」という2つの選択肢があるが、これは単に画面サイズの違いだけ。前者を選ぶと、Pocket PCの画面をフルサイズにつかった再生ができるのだが、筆者のmuseaでは、CPUパワー不足だろうか、かなり動作がカクカクになってしまっていたことをご報告しておく。

 あとはファイルの情報(メタ情報と呼ばれる)等を適宜入力して進んでいくと、エンコードがはじまるぞ!

 無事にエンコード終了! ちなみにMpeg-1で画面サイズ468 x 352、ファイルサイズ240MB、長さにして5分間コンテンツを、「Pocket PC標準ビデオ(CBR)」「音声品質オーディオ」にてエンコードしたところ、所要時間は約5分。エンコード後のサイズは9.3MB程度と、Pocket PCに入れるのにも十分小さなサイズとなった!


※エンコードマシンにはPentium 4 2.4Ghz / メモリ1GB / Windows XPを搭載したマシンを用いた。



Reported by きとぷん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3767d)