2003年2月19日(水)版
目指せ映像版 iPod? コードネーム「Media2Go」日本初公開
The Microsoft Windows Embedded Developers Conference 2003 Japan
 | 日本初公開の「Media2Go」 |
■ Embedded DevCon 2003 Japan の新ハード 2日間開催されたマイクロソフトの組み込み開発者向けカンファレンス「The Microsoft Windows Embedded Developers Conference 2003 Japan」の模様をお伝えしている。従来、開発ツールや、OSそのものにフォーカスがあたりがちだった、Embedded DevCon だが、今年の Embedded DevCon 2003 Japan は、新デバイスという意味では、かなり当たり年と言っていいのではないだろうか? ■ 動いているが、まだリファレンスデザイン 同社Todd Warren氏の基調講演終了後、新デバイスが日本のプレス向けにも公開された。そのデバイスは「Media2Go」。 先月米国・ラスベガスで開催されていたCES2003の基調講演でビル・ゲイツ氏が紹介した持ち運べるサイズのビデオプレーヤーである。現在「Media2Go」は、マイクロソフトと、ハードウェアメーカー4社が、2003年後半の登場を目指して開発中である。現状のデモは、リファレンスハードウェア (そのまま使われるわけではないが、ソフトの動作検証、技術検証を目的として作られた標準設計仕様に基づいたハードウェア) を、プラスチックのケースに入れただけ、ということで、デザインやサイズは登場時には、もっと洗練されたものになると思われる。 「Media2Go」は、CES2003での発表時に公表されたデータでは、20GB程度のHDDを内蔵し、最大で 175時間分の動画、3万枚の写真を持ち運ぶことができるという。HDDには、東芝製の小型HDD (1.8型?) が利用されているのだと説明されていた。 また、下記の写真では、外部のビデオ端子のようなものが見えるが、残念ながら、リアルタイム録画を想定したものではなく、あくまで再生結果をテレビ等に出力するためのものということだ。映像データは、いったんパソコンで蓄積、編集され、そこから「Media2Go」に転送される形になるという。 残念ながら写真に収めることはできなかったが、映像等は結構きれいに写っていたように思う。また、操作のレスポンス自体も軽快で、後はデザインとサイズさえ何となれば、ポータブルDVDと並ぶくらい人気商品になるのではないかと期待される。
 | GENIO e550Gに拡張バッテリと、1.8型のHDDを 組み合わせた大きさ? |
|  | 左にある黒い●がカーソル。 上下には2つずつボタンがある。 |
|  | サイドにあるのは映像/音声出力端子。 |
|  | HDDレコーダーとしての用途が広がっているパソコンから 手軽にデータがコピーできるなら、新しい市場を築くかも |
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目指せ映像版 iPod? コードネーム「Media2Go」日本初公開
Reported by けいたん