CASIO カシオペア ラジェンダ活用ウラ技 Flash Playerでリッチコンテンツ

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2003年2月23日(日)版

CASIO カシオペア ラジェンダ活用ウラ技 Flash Playerでリッチコンテンツ

これを利用しない手はない!


■はじめに

 2001年10月にデビューしたロングランのWindowsCE 3.0ベースPDA、CASIO カシオペア ラジェンダ 『BE-500』。先日、英会話学習ソフトをセットしたモバイル英会話学習機『TE-760』としても発売開始されたので、最近になって入手された方も多いことだろう。『TE-760』の実勢価格は約3万円、『BE-500』単体では1万円台になり非常に値ごろ感がある。
 このラジェンダを更に活用できるウラ技を見つけたので紹介しよう。

■ウラ技でラジェンダ用Flashプレイヤーを入手

 最近のPocketPC 2002製品ではあらかじめFlashプレイヤーが製品に添付されている事が多い。添付されていなくても、マイクロソフトのPocketPCダウンロードページから入手することができるのだがラジェンダ用は登録されていない。
 ところが世界中で1箇所だけラジェンダ用のFlashプレイヤーを入手できるサイトがある。それは米国のカシオのPDA向けサイト、http://www.mycasio.comだ。ここでラジェンダを『BE-300』として登録すれば、英語版ではあるが、ラジェンダ用Flashプレイヤーをダウンロードできる。


■Flashってなんだろう?

 Flashをまだご存知ない方もいらしゃるかもしれないので少しFlashについて触れておこう。Flashは米国のマクロメディアの製品で、簡単に言えばウェブ上で非常にリッチなアニメーションやアプリケーションを実現するための技術といえる。もちろんラジェンダ上に既にコンテンツがあればそのまま再生できるので、ラジェンダ上のアプリケーション開発にも使える。
 Flashのコンテンツはタイムフレーム上に静止画や動画を配置したり、Action Scriptというスクリプト言語で再生フレームやイベントに応じたアクションを記述することで作成できる。
 このFlashでコンテンツを作成すれば、ラジェンダの上で見栄えのするプレゼンテーションをしたり、アプリケーションの開発が可能となるわけだ。

 PocketPC用とされているが、ラジェンダでも再生できるコンテンツが集まっているサイトとしては、米国のhttp://www.pocketpcflash.net等がある。かなり種類があるのでじっくりみていただきたい。
 【2/23夜追加】2/23午後に前述のhttp://www.pocketpcflash.netサイトが重くなっています。同様のサイト例としてhttp://www.flashenabled.com/mobileがあります。
※Flashコンテンツを見るにはFlashプレイヤーがインストールされている必要があります。

 FlashのコンテンツはFlashファイルフォーマットで配布され、再生用プレイヤーはウェブブラウザのプラグインとして供給されている。ラジェンダの場合は単独の実行アプリケーションとして供給されている。
 Flashファイルフォーマットのバージョンが再生プレイヤーと互換性さえあれば、パソコン用のFlashファイルでも、基本的にラジェンダで再生可能だ。ただし処理能力や作業用メモリの容量制限等により再生ができない場合もある。

 ソニーのPDAクリエにもFlashプレイヤーを搭載した機種があるが、Flashを使えば、ラジェンダ、PocketPC、クリエとクラスプラットフォームなアプリケーションの作成も可能となるのが便利な点といえる。
 それではFlashのコンテンツを作成するためのツールについて少し触れておこう。


■安価で操作が簡単なSwish2

 最初に紹介するのはウェブサイトSwishzone http://www.swishzone.comで購入可能なSwish2。価格も約50ドル(日本語版は7200円)とお手ごろだ。
 Action Scriptについて詳しく知らなくても、あらかじめ用意されているエフェクトを使ってかなり見栄えのするコンテンツを作成することができる。
 ラジェンダで簡単なプレゼンテーションをするだけなら一番便利なツールかもしれない。数分でこのような※コンテンツを作成することができる。
※Flashコンテンツを見るにはFlashプレイヤーがインストールされている必要があります。

■マクロメディア Flash MX
 
 次に紹介するのはFlashの本家であるマクロメディア社の開発ツールFlash MXだ。 この方法でラジェンダ用のコンテンツを作るといっても、開発ツールの価格が58000円とラジェンダの2〜3倍もするので、この方法は個人のウェブサイトや仕事で既にFlash MXを使っている人向けと言えるだろう。

 ただAction Scriptでゲームやアプリケーションを作ってみたい人にはこちらのほうが良いと思われる。新規で購入する場合には高価ではあるが、Flash MXの他にグラフィック編集ツールのFireworks MX、HTML編集ツールのDreamweaver MX、ドローツールのFreehand 10がパッケージになったStudio MX(価格98000円)の方がお買い得だ。それぞれ単独で買い揃えるより遥かに安い。

 Flash MXの出力するFlashファイルフォーマットはバージョン6となっており、そのままではラジェンダのフラッシュプレイヤーでは再生できないので、”パブリッシュの設定”で出力フォーマットをバージョン5にしておく必要がある。この場合、Flash5の後継であるFlash MXから追加された機能が使えないので注意が必要だ。
 マクロメディアではPocketPC等PDAでフラッシュコンテンツを作成する場合のためにCDK(Content Development Kit)をリリースしている。この中にはPocketPCやラジェンダでコンテンツを作成するための情報が集められている。

 数分でゲームと作るというわけには行かないので、Flash MXを使い音声と動画を含んだ※ムービーコンテンツを作ってみた。※Flashコンテンツを見るにはFlashプレイヤーがインストールされている必要があります。

■エレクトリックレイン Swift3D

 さて次にラジェンダ用に3DのFlashコンテンツを作成できるツールをみてみよう。 Flash MXのみを使っても3Dらしく見えるコンテンツは作成できるが、簡単にすませるにはここで紹介するような専用ツールが便利だ。
 左はエレクトリックレイン社のSwift3Dでフラッシュフォーマットを出力できる3D用ツールとしては安価だと思われる。筆者はエレクトリックレイン社のサイトで英語版を169ドル(約20000円)で購入した。日本語版もまもなく株式会社ディ・ストームから発売されるはずだ。
 キューブの一部にラジェンダの写真を※マッピングしてみた。この程度ならば数分で作成できる。※Flashコンテンツを見るにはFlashプレイヤーがインストールされている必要があります。

■まとめ

 ウラ技を使ってFlash Playerを入手すると、さらにラジェンダを活用できることがおわかりいただけたと思う。
 PDAも次々新機種が出て目移りしがちなのだが、新機種に投資するお金をすこしソフトウェアツールにまわしてみると、活用場面が増えるかもしれません。
 ポケットから出したラジェンダでリッチなプレゼンテーションをさせてみてビジネスの現場で活用したり、ゲームなどをしてみると、さらにラジェンダが手放せなくなるかもしれませんよ。



CASIO カシオペア ラジェンダ活用ウラ技 Flash Playerでリッチコンテンツ

Reported by かっぴー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3100d)