携帯ゲーム機にライバル登場？ Java搭載携帯"503i"ってなんだ？ 第1回

*本記事は、ゲーム情報サイト「Gamelex」での特集記事をWindowsCE FANが協力を行い作成したGamelexでの特集の転載です。

↑我らがヒロスエが『スターソルジャー』 （ハドソン）で遊ぶ、503iのテレビ コマーシャルは、ココからチェックできる。 回想モードに入る前にまずはチェック！

　「おお?　この無愛想な顔のボスはもしかしてあの懐かしの?」──最近、広末涼子チャンがブラウン管の中で、ケータイのゲームを遊んでいる映像が流れている。GAMELEX TVをご覧のみなさんなら、「おお!　高橋名人!!」とか「やっぱりハドソンといえば『チャレンジャー』でしょ」などとナニなリアクションをとってしまいがちなこのゲームの名は『スターソルジャー』。20代後半の人、指を痙攣(けいれん)させながら連射にいそしみ、ファミコンのコントローラを壊してしまった懐かしい少年時代の思い出が蘇りませんか?　じつはこのテレビコマーシャル、NTT DoCoMoが発売した今話題の新しいJava対応携帯電話“503i”シリーズのもの。ゲームも遊べちゃう謎のケータイ“503i”。「ゲームのことならまかせとけ!」の我がGAMELEX TVがこれを見逃すはずはありません!!

　先頃発売になったドコモのiモード携帯電話の新シリーズ“503i”。この最新のケータイには、いままでの“502i”シリーズと比べてまたひとつ新しい要素が加えられている。それは、"iアプリ(アイアプリ)"と呼ばれる、“Java(ジャバ)”をベースにして開発されたプログラム言語で作成したソフトが動く仕組みだ。
　Javaとは、サン・マイクロシステムズが開発したプログラム言語のこと。これをドコモがカスタマイズし、携帯電話に載せてサービスにしたのが“iアプリ”だ。わかりやすくひと言でいうと、「ケータイ上でゲームなどのプログラムが動かせるようになりました!　マル」ってこと。
　ちなみに友達に詳しいフリをして自慢トークをする時は「“Java”知らないの?　ヤバイじゃん、それは。……そうだなぁ、キミにわかりやすくいうと、サンが“C++(シー・プラ・プラと発音すると業界人ぽい)”をベースにつくった新しいオブジェクト指向型の言語なんだよ。プログラム開発者からすれば理想の言語なんだ」と言えば、友だちは君を尊敬の眼差しで見つめることになることうけあい。

　今回、“503i”シリーズの第1陣として発売になったのは、松下工業製の“P503i”と富士通製の“F503i”の2機種だ。それぞれのスペックを表にまとめてみた。従来のiモード機である“502i”シリーズとも比較しやすいように、“P502i”のスペックもいれてあるので、まずはチェックしてほしい。
　表を見てもらえればわかると思うが、今回発売された2機種は“iアプリ”を搭載しただけではなく、その他の部分も大幅にパワーアップしている。着信音がいままで3~4和音だったのに対し、なんと一気に4倍増以上の16和音(すでにau(エーユー)などでは実現している)。音声に対応したり、画面解像度や画面サイズが大きくなったりと、「Java?　興味ないよ」なんて人にも絶対におすすめの高機能ぶりだ。

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*本記事は、WindowsCE FANが協力したGamelexでの特集の転載です。