CLIE PEG-NZ90 レビュー 第5回 〜注目のカメラ機能はいかがなもの?!(前編)

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2003年4月2日(水)版

CLIE PEG-NZ90 レビュー 第5回 〜注目のカメラ機能はいかがなもの?!(前編)

200万画素カメラ搭載のモンスターCLIE


本稿は「CLIE PEG-NZ90 レビュー 第1回 〜恒例のパッケージ紹介!」の続きとなります。


■ 今回はCLIE PEG-NZ90のカメラ機能にフォーカス!

カメラ利用時に用いるソフトウェア、「CLIE Camera S」だ!

 CCDカメラがPDAに搭載されるのが流行だ。以前からデジタルカメラオプションのようなものはチラホラ用意されてはいたのだが、最近CLIE(Palm)陣営はハイエンドモデルにカメラ内蔵モデルを取り揃え、対する我らがPocket PC陣営にも、ついにカメラを内蔵した東芝Genio e550CCが発表され、確実に「カメラ内蔵PDA」というものが一般化しつつある。
 そのような流れのなか、CLIEのフラッグシップモデル、CLIE PEG-NZ90も例のごとくカメラを内蔵してきたわけであるが、これがまた他を寄せ付けない凄まじいものであったのだ。今回はその機能をピックアップしてご紹介しよう!


■ もはや「おまけ」ではないスペック

 これまでもCLIEではCLIE PEG-NX60、PEG-NX70Vとカメラを内蔵してきたわけであるが、それらはいずれも数十万画素クラスのCCDであり、携帯電話に搭載されているそれと大差ない、あくまでも「気軽なメモ用カメラ」といったものであった。
 しかしそのカメラ機能が、CLIE PEG-NZ90では比較にならないほど大化けした。以下に、その驚くべき高機能をご紹介しよう。

 - 有効画素数211万!
 解像度としては、なんと1,600×1,200ピクセルまでをサポート!
実際に撮影が可能な解像度は1,600×1,200、1,600×1,072、1280×960、800×600、640×480、320×480、320×240ピクセルの6種類であり、またこの中からよく用いる設定をあらかじめ登録しておけば(3種類まで可能)、撮影時にアイコンをタップすることで瞬時にサイズの切り替えが可能である。
 そして同時に画質に大きく影響するレンズ部であるが、こちらは以前もちらりと触れたとおり、同社の単体デジタルカメラ機「サイバーショットU20(DSC-U20)と同一のものを利用しているようで、こちらも侮れない。

レンズ(カバーつき)とフラッシュ、ご確認いだけるだろうか。

 - フラッシュ内蔵
 ついにCLIE PEG-NZ90は高機能カメラだけでなく、フラッシュ(ストロボ)まで内蔵してしまった。フラッシュモードとしては、オート/強制発光/発光禁止/赤目軽減の切り替えが可能で、また明るさも3段階の変更が可能と、抜かりのない仕様だ。

 - ホワイトバランスの調整も可能
 美しい色合いを出すには欠かせない、ホワイトバランスの調整機能もしっかり搭載している。オート/太陽光/曇天/電球/蛍光灯の5モードから選択が可能だ。

おなじ映像ソースでも…
ホワイトバランスでこんなに違う!

 - セルフタイマー
 静止画撮影時のみ、10秒のセルフタイマーをセットすることができる。

 - エフェクト機能搭載
 これは最近のデジタルカメラではおなじみの機能で、モノトーン、セピアといったエフェクトをかけることもできるぞ。

 - 手動フォーカスが可能
 一方こちらはまさにCLIE PEG-NZ90ならではの機能なのだが、ファインダー(画面)をタップしての、手動ピントあわせが可能! 単体デジタルカメラではなかなかできない芸当だ。

画面左側が、手動調整用。

 - 露出補正も可能
 またさらに、明るさを調整する露出補正機能まで搭載している。±2EVの範囲で1/3EVステップずつの調整が可能だ。

 - Caputreボタンによる一発起動
 これはもうカメラ付CLIEユーザーの皆様にはお馴染みの機能だと思うが、本体側面の「Capture」ボタンを押すことで、CLIEの電源ON→カメラ起動(CLIE Camera Sの起動)までの動作が一発で可能になる。

写真中央銀色のボタンが「Captureボタン」だ

 - JOGダイヤルへの機能割り当て
 おなじみのJOGダイヤルに、ズーム倍率、露出(EV)補正、ピントあわせの何れかの機能を割り当てることができるぞ。JOGダイヤルの位置のよさも手伝って、どの機能を割り当てても、なかなかオペレーションは快適だ。

■ 次回は気になる点を指摘

 さてこの高機能、いかがだろうか。少しカタログなどを比較してみれば、最近の3〜4万円クラスの単体小型デジタルカメラと比べてみても、ほとんど遜色のない機能を搭載していることがわかるだろう。果たしてそんな高機能カメラがPDAに必要か、といった議論はあるかもしれないが、それはとにかく「ここまでできる」ということを提示してくれたソニーの技術力には本当に感服である。こういった「尖がった」製品が、どうしても機能的には横並びになりがちなPDA市場に一石を投じてくれることを願ってやまない。
 しかしながら、高機能さの諸刃の剣というべきか、やはり色々気になってしまう部分が随所にあったのも事実。次回はCLIE PEG-NZ90レビュー、カメラ編後編として、筆者が気になった点を記そうと思う。



CLIE PEG-NZ90 レビュー 第5回 〜注目のカメラ機能はいかがなもの?!(前編)


Reported by きとぷん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3770d)