【シグIII】シグマリオンIII with CE.NETの「ノートPCへの挑戦」

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2003年5月17日(土)版

【シグIII】シグマリオンIII with CE.NETの「ノートPCへの挑戦」

実は国内コンシューマ向け端末では初のCE.NET搭載

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■ CE.NET搭載でどうなった?

 「ノートPCへの挑戦」、NTTドコモのページから拝借したキャッチフレーズであるが、まさにシグマリオンIIIを形容するにふさわしい言葉であるように感じる。高解像度ディスプレイ、高速CPUの搭載、そして何よりもWindows CE.NETというOSの存在とキーボード付きの筐体が、シグマリオンIIIをノートパソコン然とさせている要因であり、そして筆者も非常に注目している部分だ。
 キーボード搭載でいかにPCライクな利用法が可能になるかはもはや言うまでもないと思が、ではCE.NET搭載で従来機と何が変わったのだろうか。

 ところでCE.NETといえば、これまで我々が触れることのできた同OS搭載の端末がカシオの「CASSIOPEIA DT-5100」、日立の「NPD-10JWL」、そしてSmartDisplay端末くらいに限定されており、またそれらもなかなか一般店舗でお目にかかれない(特に前者2つは業務用・企業用の製品であるため)ものであったことから、なかなかその実態がつかみにくかったのではないかと思う。

 国内でのコンシューマ向けPDAとしては初のCE.NET搭載となるという意味でも注目のシグマリオンIII、今回はそんな切り口からシグマリオンIII、そしてCE.NETの魅力と驚き(=ノートパソコンいらないじゃん!?)に迫ってみるぞ!

 (ということで、今回は本文中の「シグマリオンI I I 」の大半は「CE.NET」と読み替えていただいても構わない。)

■ PCも顔負けのUI

 シグマリオンIIIをざっとさわって、まず驚かされたのはそのユーザインタフェース。画面デザイン、操作感どちらをとってもまさに「Windows」で、PDAのそれとは大きく異なっている。あまり詳しくない人が見たら、ほぼ間違いなくWindowsXP搭載のノートパソコンに見紛うことだろう。「ノートPCへの挑戦」という命題、まずつかみはOKといったところだろうか。

 ともあれ、こちらの画面をご覧いただきたい。

Windows CE.net の文字がまぶしい!

WindowsXPでお馴染みのアイコンがならぶ

 広い画面に整然と並べられたアイコンは、まさにWindowsXPのそれとソックリのデザイン、色使い。これは好みの問題であるが、筆者は最近のマイクロソフトの淡い色使いを多用したポップなアイコンデザインは、洗練された印象で非常に好みである。さらにこういったアイコン自体のデザインの変更もさることながら、画面が広くなったことで表示アイコン数が増え、従来機種のような「Windowsを強引にディフォルメしてみました」(失礼)的な印象は皆無となっている。

■ マルチウィンドウに感動!

 そして何よりも「Windows」を感じたのが、アプリケーションウィンドウが重なり合う光景を目の当たりにしたときだ!

このマルチウィドウこそまさに「Windows」

 どんなアプリケーションでもこのような操作が可能というわけではないというの残念であるが(ワードパットやInternet Explorer、PIM系の「基本ソフト」は不可能であった)、それでもPDAに類する端末で、複数のアプリケーションが別ウィンドウで同時に開き、それらが重なり合って表示されているのをみるのは非常に新鮮かつ感動的。
はPCで作業をする際、わりと色々ソフトを立ち上げっぱなしにして、思いつきにまかせて、頻繁にソフトを切り替えながら作業を進めていく癖があるのだが、従来のPDAというものは、こういう使い方は非常に相性が悪かった。基本的に従来のPDAというものはマルチタスクではあってもマルチウィドウではないものがほとんどであるため、同時にどういうアプリケーションが立ち上がっているのか把握しにくく、例えばPocketPC端末でも、単にメモを書いているだけなのに妙に動作が重くて、調べてみたら実は裏でWindowsMediaPlayerが立ち上げっぱなしでした的なオチがあったりして、どうも馴染まない部分があったものも事実だ。
 そんななか、視覚的に何が立ち上がっているのか確認しやすいマルチウィンドウ表示が可能なシグマリオンIIIは、PCとかなり近い感覚で操作することが出来、作業効率の向上も期待できそうだ。(ただしCPUパワーの問題もあるので、あまり無理は禁物かも)

文章を打ちながら、メッセンジャーでチャットだ

 WindowsMediaPlayerや後述するWindowsMessengerなど、「〜ながら」操作がが大半をしめるようなアプリケーションはしっかりマルチウィドウ表示に対応してくれているのは非常に嬉しいところだ。例えばワードパットで文章を打ちながらチャットを楽しもうという場合、相手からメッセージが来たときにはサッとタスクバーのボタンをタップ、WindowsMessengerをアクティブにするのだが、画面全体がMessengerに乗っ取られるということがなく一部のオーバレイですんでくれる為、それまで自分が打っていた文章もしっかり画面上に残っているというわけで、いちいち大幅に作業が中断されなくてすむ。また、キーボード操作については別の機会に詳細を追ってみようと思うが、アクティブウィンドウの切り替えもPCと同様、[ALT]+[TAB]キーで可能だということも触れておこう。


 また、もうお気づきかと思うが、ウィンドウ自体のデザインもWindowsXPの「LUNA」と非常に似たものとなっており、これがますますPDAくささを消し去ってくれている。

■ WindowsMessenger for CE搭載だ!

よくよく見ると「音声チャット」や「ファイル送信」の文字が…

 また一つ注目すべきこととして、先ほどもちらりと触れた「WindowsMessenger for CE」が搭載されていることが挙げられよう。Messengerサービスといえば、PocketPC2002端末にも「MSN Messenger for PocketPC」がインストールされていたものだが、それは筆者としてはかなり「?」な存在であった。チャット=会話は、やはりスムーズにおこなえてナンボ(つまりスムーズに文字が打てて)、そして「〜ながら」の使い方(上述したような)ができてこそ実用的なものたりえると思うのだが、残念ながらそのどちらもPocketPC2002の作りではなかなか実現できていなかったからだ。
 そんなこんなで、今まであまり注目していなかったPDAでのMessengerサービスなのであるが、今回はシグマリオンIIIという強力なデバイスの助けを得て、ようやく、そして同時にかなり実用的なものに仕上がっているのだ。

 WindowsMessenger for CE & シグマリオンI I I の可能性については、また近日中に特集記事としてお届けしようと思うぞ!

■ あらためて「ノートPCへの挑戦」

 今回ざっとご紹介してきた部分だけ見ても、いかにシグマリオンIII(そしてCE.NET)が標準のWindows搭載のノートパソコンに肉薄しているか、おわかりいただけるであろう。注目すべきは、限りなくノートパソコンに近いUI、操作性を実現している一方、起動速度やバッテリ持ち、携帯性、そして何よりコストパフォーマンスといった部分に関してはノートパソコンを凌駕している部分があるという事実。「ノートPCへの挑戦」というコピーもあながち大言壮語ではないな、というのが筆者のファーストインプレッションであった。

 また発売後じっくり触ってみて、「ノートPCへの挑戦」を再検証してみることとしよう。



【シグIII】シグマリオンIII with CE.NETの「ノートPCへの挑戦」

Reported by きとぷん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3491d)