速報! Pocket PC 2003日本語版発表 今度はここが新しい

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2003年6月30日(月)版

速報! Pocket PC 2003日本語版発表 今度はここが新しい

より自然に、より使いやすく、より高性能に。さらに進化したPocket PC

 ↑↑↑Pocket PC 2003↑↑↑ 


■ 早くも日本語版が登場したPocket PC 2003

 先週、6月23日(日本時間24日)に、米国で「Windows Mobile 2003 software for Pocket PCs」が発表された。と思ったら、早くも本日6月30日、マイクロソフト株式会社から「Windows Mobile 2003 software for Pocket PC 日本語版」こと「Pocket PC 2003」が登場した。約1週間でのスピード発表となった。ちなみに、Pocket PC (2000)のときは日本語版の発表まで約3ヶ月、Pocket PC 2002の時は約1ヶ月だったので、日本語化のスピードは着実に早まっている。もっとも、Windows XP の登場時は日米同時発売で、日本のほうが時差の関係で早いということもあった。ぜひ、Pocket PC 2004(?) の際には、チャレンジしてほしいものだ。

■ 基本的な改良点は米国版を踏襲

 本日発表されたリリースを見る限り、Pocket PC 2003 日本語版の特長は、ほぼ米国版を踏襲した形となっている。主な改良点は下記のとおりだ。



  • 無線LANゼロコンフィグレーション
  • Bluetooth のサポート等無線接続機能の強化
  • 機能面ならず速度面でも、改良された Pocket Internet Explorer
  • デジカメ写真はお任せの新アプリ「Pictures」
  • ActiveSync3.7
  • Exchange Server 2003 との同期機能、母艦PCを経由せずにダイレクトに Exchange Server 2003 と同期が可能
  • ファストスタート、最新のコーデックにも対応したWindows Media Player 9
  • Plus! Digital Media EditionのPlus! フォトストーリー、Plus! シンクアンドゴー対応
  • WindowsCE .NET Version 4.2ベース
  • .NET Compact Framework 内蔵
  • Visual Studio 2003 対応

■ 日本語入力パネルが進化

 さらに、日本語版ならではの改良点として、入力パネルの進化があげられる。これは従来の手書き入力パネルに手書き検索の要素をドッキングしたものだ。入力欄も、2つか3つのいずれかから選択でき、手書き入力中でも、簡単に記号入力ができるパネルが付属している。普通のユーザーにとって、Pocket PC での長文入力というのはありえないが、それでも、この改良によって手書きでの入力性能は改善されている。従来、多くのユーザーが不満を持っていた一部のキャラクタについても認識率が向上しているようだ。

■ 日本ビクターが新規参入、既存メーカー5社もハードウェアを準備

 また、リリースによるとPocket PC 2003では、新規ハードウェアメーカーとして日本ビクターが参入を発表した。かつて H/PC で「InterLink」という名機を開発したメーカーであり、屈指のAV機器メーカーでもあることから、ぜひ個性的なマシンを期待したいところだ。ちなみに、米国ではすでに本体デザインなどを発表しているため、先行的にそちらの紹介なども行っていきたい。

 一方で、NECインフロンティア、カシオ計算機、東芝、日本HP、富士通といった既存の Pocket PC 2002デバイスのメーカーは、今回も変わらずハードウェアの投入を公表している。いずれも発表、発売時期は未定だが、これから夏以降にかけて、さまざまな Pocket PC 2003デバイスが登場しそうだ。Pocket PC 2003で強化された機能は、法人向けのものも多いが、一方で、日本HPの「iPAQ Pocket PC h1920」などの低価格エントリーモデルのような流れも始まっており、Pocket PC 2003では、個人向け、法人向けのいずれにも魅力的な新デバイスが登場すると思われる。

 また、あまり大きく扱われていないが、Pocket PC 2003の新規改良点の1つとして、「内蔵キーボードサポート (Built-in Keyboard)」という項目があげられている。もしかすると、他のPDAプラットフォームのように小型キーボード内蔵モデルの登場を示唆しているのかもしれない。

改良された入力パネル

■ 大きく影響を受けるのは、ソフトウェア開発者

 今回のPocket PC 2003で大きな影響を受けるのはエンドユーザーよりも、むしろソフトウェア開発者の方だろう。Pocket PC 2003では、Pocket PC 2000/2002用として発表されたアプリケーションソフトウェアのほとんど (ARM用に限るが) が再コンパイルなしに動作させられるとはいうもの、OSが変わったことで、最初のうちは慣れも必要になりそうだ。またインストーラーをアップデートする必要がある場合も多い。また、OSが、Pocket PC 2002までの Windows CE 3.0から Pocket PC 2003 で Windows CE.NET 4.2 になったことで、各ハードウェアのドライバなどは、アプリケーション以上に影響を受けそうだ。このあたりは、今後のデバイスメーカーの対応を待ちたいところだ。

 また、Pocket PC 2003 では、.NET Compact Frameworkが搭載されたことで、従来の.NETアプリケーションを書いたことがあるプログラマなら、Pocket PC 2003プログラミングをすぐに試せるだろう。

 この他、最新のインターネットプロトコル「IPv6」対応や、PPTP以外のVPNプロトコル(IPSec, L2TP)のサポートなどこれからのネットワークインフラを見据えた拡張も施されている。

■ 終わりに〜正当な進化形としての Pocket PC 2003

 以上、OSとしての Pocket PC 2003は、従来の Pocket PC、Pocket PC 2002が築いてきた強力なアプリケーション基盤と、ネットワーク機能といったものにさらに磨きをかけたものになっている。より詳細な機能については、本日より開始するWindowsCE FANのPocket PC 2003特集を参考にしてほしい。



速報! Pocket PC 2003日本語版発表 今度はここが新しい

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3103d)