NTTドコモ「P-in Free 2PWL」 N+I2003ドコモブースに実物が展示

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2003年7月12日(土)版

NTTドコモ「P-in Free 2PWL」 N+I2003ドコモブースに実物が展示

定額制PHSデータ通信「@FreeD」も、無線LANもコレ1個で解決

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無線LAN+@FreeD、
P-in Free 2PWL

■ はじめに

 今年4月にサービスが開始されるや、NTTドコモ初の定額制PHSデータ通信サービス「@FreeD」に対応した3番目のカードが発表された。すでに、WindowsCE FANのニュースでもお伝えしているが、「P-in Free 2PWL」である。7月頭に幕張メッセで開催されたNETWORLD+INTEROP 2003 TOKYO (以下、N+I2003)のNTTドコモブースでは、さまざまな場面でこの通信カードが使われていたので、その模様をお届けしたい。

■ @FreeD に加えて無線LAN通信が可能

 「P-in Free 2PWL」の特長は、今年 (2003年)4月に始まったばかりの定額性PHSデータ通信サービス「@FreeD」に対応した通信カードだということだ。同通信に対応した通信カードではすでに「1S」「1P」が発売されているため、本カードが3番目の登場となる。そして@FreeD対応通信カード「P-in Free 2PWL」の個性を際立たせるのが、現状標準ともいる「802.11b」の無線LAN通信機能を内蔵していることだ。そして、@FreeD、無線LAN通信の2つの機能を持ちながら、サイズは、CF TypeIIカードサイズときわめてコンパクトに収まっていることだろう。

CF TypeIIスロットを持つPocket PC 2002端末でも
もちろん利用ができる。
P-in Free 2PWLの説明パネル

■ Windowsマシンはもちろん、シグマリオンIIIにももちろん対応

 そして、うれしいのはこの通信カードが今人気のNTTドコモのWindowsCE.NET端末「シグマリオンIII」に対応していることだ。会場でも、ノートパソコンのとなりで、シグマリオンIIIにこのカードが差し込まれて動作しているのを確認することができたぞ。シグマリオンIIまでは、本体の処理能力のため、PHS通信でも、LAN経由でも、あまり体感速度が変わらない印象すら感じることがあったが、シグマリオンIIIでは、処理速度の向上により、LAN経由のアクセスが十分高速に感じられる。社内で無線LAN環境が整っているオフィスや、自宅、外出先では東京近郊に限られるが、最近増えてきた無線LANホットスポットなど、無線LANが利用できる環境も増えてきた。@FreeDの契約があれば、定額料金だし、面倒くさくないので、とりあえず時間がかかっても@FreeDを使いがちだが、「P-in Free 2PWL」を使えば、持ち運ぶものは変わらずに、多くの場所で使える@FreeDと、無線LANを使い分けることができるぞ。

 ちなみに、パソコン用には、接続先の変更ソフトもバンドルされているようだ。さすがに、PHSと、無線LANを自動切り替えはしてくれないようだが、便利そうだ。このあたりは、コーナーの人気が高くて、自由に触ってみることができなかったので、本カードの発売後に試してレポートしたいと考えている。

シグマリオンIIIでP-in Free 2PWLを利用しているところ
ノートパソコンでももちろん利用が可能だ。

上部に見えるのがON/OFFスイッチと見られる
切り替えスイッチ

■ 切り替えボタンが便利。青色のインジケータランプがかっちょえー

 展示会場で実機をみて、ちょっとうれしくなったのが、本体上部につけられた切り替えスイッチか、無線LAN機能のON/OFF機能と思われるボタン。ノートパソコンで無線LAN機能を内蔵しているモデルにも、ソフトウェアで切り替えられるものと、スイッチで切り替えられるものがあるが、筆者は断然後者の方が直感的で好きだ。こんな小さい筐体でありながら、モバイルで大切な省電力についても、きちんと考えられている。もっとも、どのくらい省電力なのかは、別途ベンチマーク等を行ってみたいところだ。

 また、本体の性能とは直接関係しないのだが、展示をみて筆者が一番かっちょえーと思ったのは、カードのインジケータランプ。通常このランプは、P-in Memoryだと、緑色だ。これが、「P-in Free PWL」ではなんと青い。この青いのがなんとも言えず、引き込まれるような色でいい。

■ 評価は実機を試してからだが、かなりいけてる感じ

 そういうわけで、非常にざっぱくだが、「P-in Free 2PWL」について展示会レポートという形で紹介した。本文中にも書いたが、実際には、下記のような点を検証してみないと、買い!かどうかはわからない。こうした点については、発売後、WindowsCE FANでも検証してみたい。

  • PHS、無線LANカードの感度はどのくらいか?
  • シグマリオンIIIのバッテリの持ちはどのくらいか?
  • パソコン用の切り替えソフトの使い勝手は?
  • 無線LANの互換性は?

 しかし、こうした不明点はあるものの、すでに802.11bの無線LANの技術は枯れてきているものだし、消費電力についても、驚くような悪い結果はでてこないだろう。本文中で述べたような、無線LAN機能のオフ機能もある。そうなると、なかなか便利な通信カードとして使える逸品になるのではないだろうか。

 仕事柄ノートパソコンが欠かせない人には、Centrino搭載のサブノートあたりと、とりあえず、P-in Free 2PWL+既存ノートでしのぐか、というあたりが思案のしどころなのかもしれない。



NTTドコモ「P-in Free 2PWL」 N+I2003ドコモブースに実物が展示

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3739d)