新端末や欧州向け端末、遠隔操作など 見どころ盛りだくさんのNECブース

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2003年7月20日(日)版

新端末や欧州向け端末、遠隔操作など 見どころ盛りだくさんのNECブース

WIRELESS JAPAN 2003

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■欧州向け端末がお出迎え

 続いて向かったのは、メーカーとして恐らく最大のブースを構えているNECブースだ。サイドの入り口には、何やら日本では見かけない欧州向けの端末がディスプレイされていた。

 比較的丸みを帯びたデザインの端末はどれもアンテナレスで、筆者も普段アンテナレスの端末を使っているだけに、これからは世界的にアンテナレスのデザインがトレンドになるかな〜と思いつつディスプレイを眺めていると、何やら見慣れない形のケータイが展示されていた。

 通常の折りたたみケータイに横幅を持たせたデザインで、ハードウェアキーボードを備えるPDA型の端末「e808」は、その形状からOSもPDA向けのものを搭載しているのかと思いきや、普通の携帯電話向けのソフトウェアを搭載しているとのことだ。何ができるかなどもう少し突っ込んで聞いてみたかったのだが、説明員の方が情報をシェアしていないらしく詳しいことは分からなかった。

 ただ、これからモバイルVoIPなどの新しいサービスが登場することでモバイルにおける通信環境のクオリティが向上し、このようなケータイとPDAが一緒になったような端末も出てくるのかもしれない。(e808については、2002/10/23発表とやや古い端末なので、今後の新製品に期待だ)

n22i (N550i)とN341i。アンテナは内蔵型でシンプルなデザイン
e606とe808。日本の端末に比べどちらもサイズは大きめだ
QWERTY配列のキーボードを備えるe808。大きな画面も搭載し、かなりPDAライク
見た目はPDAライクでも搭載するOSは普通のケータイ向けというe808。しかし、メモリは64MBとしっかり積んでいる


■国内向けの端末も要チェックだ

 欧州向けの端末を拝見し、いよいよブースの中へ入っていくと国内向けの端末も多く展示されていた。国内向けの端末は、先ほどの欧州向けの端末とは違い、ほとんどが実際に手にとって使い勝手を確かめることができた。

 まず初めに訪れたのは、「J-N51」を使ってQRコードの読み取りを実際に行えるというコーナーだ。早速、QRコードが印刷されたボードへJ-N51のカメラを向け、センターのキーをクリックし撮影してみたところ、意外と簡単に読み取ることができた。

 ちょっとしたコツのようなものがあるのかと思っていたが、画面に表示されたフレームに合わせるだけという手軽さで、ほとんどの方が一発で読み取ることができていた。このような精度の高い技術があれば、今後ケータイのカメラを「写真を撮る」といった目的の他に、QRコードを使った様々なサービスへと活用することができるだろう。

画面のフレームにQRコードを合わせて撮影すると…
コードが解読され文章が表示される。意外と簡単に読み取ることができるぞ


 続いては、シグマリオンIIIやFOMA N2102Vが展示されているコーナーを覗いてみた。シグマリオンIIIのコーナーでは、実機がネットにつながっている状態で展示してあったため、高精細なディスプレイやスムーズなブラウジングなどを実際に試すことができ、常に誰かがシグマリオンIIIの使い心地を試していた。

 また、FOMA N2102Vのコーナーでは、やはり最新のFOMA端末ということもあって来場者の注目を集めていた。筆者もそろそろ新しいFOMAに変えようかなと考えていたので、早速気になるところを試してみた。まずは、ニューロポインターの使い勝手だ。ケータイの新しい入力スタイルということで、かねてより興味はあったのだがこれまで実際に試す機会がなかった。そこで、意気揚々と試してみると、初めのうちは項目を選択するのにいちいちカーソルを移動させなければいけないのが、なんだかまどろっこしかったのだが、慣れていくうちにダイレクトに移動できるカーソルがかなり便利に思えてきた。実際のところ、上下カーソルで操作するのもニューロポインターを使うのも操作性にあまり変化はないだろうが、新し物好きとしては満足の一品だった。

 さらに、普段FOMAを使っていて気になっていたことに、iモードの接続性が安定していないという点があった。PDC端末より高速なデータ通信が可能なはずのFOMA端末だが、筆者の使っている端末ではiモードに接続するのに異様に時間がかかってしまったり(メールを送るだけでもかなりの時間が必要になったり…)、つながらないという現象がしばしば起こっていた。その辺は、端末側の問題ではないのかもしれないが、N2102Vで試してみたところかなりスムーズにiモードへの接続ができた。テレビ電話ができることや、高画質なカメラを搭載することよりも、基本的な動作がブラッシュアップされているといったところが非常に魅力的で、早速買いに走ろうかと思っている次第である。

常に誰かが試していたシグマリオンIII。小さくてもパワフルです
テレビ電話よりもカメラよりも、基本的な使い勝手が向上したことが魅力の「N2102V」


■ケータイをリモコンとして楽しもう

 新端末の展示の他に、NECブースではケータイをリモコンとして使うというデモが行われていた。会場に作られた特設サーキットでは、コナミの「デジQフォーミュラ」をJ-N51で操作し、来場者は小さなレースを楽しんでいた。

 また、上記のレースとは違った方法でAIBOを操作するというデモも行われていた。この場合、FOMA⇔ノートPC⇔AIBOといった接続形態で、遠隔地からケータイを操作し、インターネットを通じ情報を受け取ったノートPCが無線LANを使ってAIBOに送信するという仕組みだ。

 このように、魅力的な端末の展示やケータイの新たな使い道を提案するNECブースは、モバイルに対してかなりの本気度が伺えた。

マシンを操るのが簡単ではなく、かなり白熱していたNECブースのミニF1レース
FOMAで遠隔操作が可能なAIBO。ただいまお昼寝中



新端末や欧州向け端末、遠隔操作など 見どころ盛りだくさんのNECブース


Reported by カツヤ


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (4203d)