2003年8月16日(土)版
横型クリエ「PEG-UX50」、 第1回 小ささを実感してもらうために大きさ比べました
Sony製プロセッサ搭載、キーボード内蔵の新・横型クリエ
 ■ はじめに キーボード内蔵の高性能モバイル・マシン「シグマリオンIII」が人気だ。元々、横型ディスプレイのキーボード内蔵モデルといえば、NTTドコモの「ポケットボード」時代から、日本では人気の高いモデルだ。その後、一時期、Pocket PCや、クリエシリーズの台頭によって絶滅しかけたが、昨年(2002年) 12月に、シャープが Linuxザウルス「SL-C700」を発売して以降、2003年5月には NTTドコモ「シグマリオンIII」が、そして、2003年8月には Palm陣営で先陣を切って「CLIE PEG-UX50」が発売された。横型ディスプレイ+内蔵キーボードモデルの伝統の長い ハンドヘルドPC(Windows CE機)だけでなく、Linux、Palm OS からも同様のモデルが出揃ったわけだ。 そんなわけで、WindowsCE FAN でも、「CLIE PEG-UX50」のレビューを何回かにわたってお伝えしていこうと思っているが、まず、第1回は、その「CLIE PEG-UX50」の特徴として、そのリアルなサイズをお伝えしていきたい。 ■ とにかく小さいんです、PEG-UX50 これまでのレビュー、あるいはこれからのレビューの中でお伝えしていくことになるが、ソニーの新型クリエ=「CLIE PEG-UX50」といえば、筐体のデザインが大きく変わったり、ソニー製のプロセッサ(CPU)を搭載したり、3D描画用のエンジンがあったり……と見所も多い。 そうした多くの特徴の中で、レビューの第1回目として取り上げたいのが、「PEG-UX50」のその小ささだ。手のひらに載っている写真をみればある程度想像できるサイズではあるのだが、現物を見るとかなりショッキングな小ささだ。「PEG-UX50」はデザイン的には凹凸は大きいし、正直ごちゃごちゃしたデザインで、いかにもメカメカしいのであるが、このサイズなら結構気にならない気もする。小さい、即 PDA として使いやすい、というわけでもないのだが、その辺は、次回以降に述べるとして、まずは、そのサイズをいろいろなものと比べてみたので、ご覧いただきたい。 ■ PEG-UX50 ってゲームボーイアドバンスSPみたい? というわけで、早速手持ちのPDAや、デジタルガジェット系と比べてみた写真が下記だ。ぜひ、手持ちのデバイスと見比べて、大体の大きさを想像していただきたいと思う。筆者の手持ちのガジェットの中でもっとも「CLIE PEG-UX50」サイズなのが、「ゲームボーイアドバンスSP」だ。比べているゲームボーイアドバンスSPが、ブルーのモデルなので、だいぶ印象が違うと思うが、これがシルバーモデルだったら、詳しくない人が見たら、ゲームボーイアドバンスSPで遊んでいるように見える感じだ。(^^;  | シグマリオンIIIと比較。 コンパクトなシグマリオンIIIが巨大に見える |
|  | 液晶パネルを開いたところ。 CLIE PEG-UX50の方が 本体サイズに比べて液晶パネルが小さいです |
|  | 右側はゲームボーイアドバンスSP。 大人気の携帯型ゲーム機 |
|  | ほとんど同じ大きさ、形状に見える。 会議中に使うとゲームしていると思われるかも!? |
|  | 幅だけ見れば最新 Pocket PC 2003「GENIO e350」 よりも小さいが、「PEG-UX50」の方が厚みはある。 |
|  | スマートさは「GENIO e350」の勝ち。 でも、メモはキーボードがあった方がとりやすい |
|  | N504iと比較。「PEG-UX50」の方が薄い。 |
|  | 「PEG-UX50」の大きさは携帯電話 2.5個分。 重さは1.5倍分くらいだ。 |
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■ おわりに キーボード内蔵モデルということで、思わず購入してしまった「PEG-UX50」だが、正直使い勝手の面では、シグマリオンIIIに比べて、特に何に使えるというわけでもなく戸惑っている。ただ、軽いのでカバンに放り込んでおいても重さを感じないところ、とりあえずデジカメでぱちりと写真が撮れるところ、そして小さい割りに横型画面なので文章の閲覧性がいいところ、あたりが気持ちいいくらい。肝心の無線LAN機能などはまだ試していない。メモを熱心に取っているだけであっという間にバッテリが減少してしまうので怖くて無線LANで遊んでみようとか思えないのだ。 このあたりも段階的にチャレンジしてお伝えしていくつもりだ。
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横型クリエ「PEG-UX50」、 第1回 小ささを実感してもらうために大きさ比べました
Reported by けいたん