写真で見る「iPAQ Pocket PC h1937」

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2003年8月26日(火)版

写真で見る「iPAQ Pocket PC h1937」

軽い、小さい、安いの三拍子揃った異色モデルに新機種が登場!

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■はじめに

先週の発表以来、h1920発表時同様大きな話題になっている「iPAQ Pocket PC h1937」。2000台限定で19,800円というキャンペーンが行われていることもあり、既に注文したユーザーも多いと思われる。だが、Samsung製新プロセッサなど評価が定まっていない部分もあり、購入を躊躇している方も多いのではないだろうか。今回、h1937の実機を貸し出していただくことができたので、実機の写真と、h1920と異なる点を中心に「h1937ってどうなのよ?」という実際のところをご紹介しよう。

■写真で見る iPAQ h1937

h1937の箱。今回は若干デザインが変更されたが、基本的なテイストはh1920を踏襲している
h1920と並べてみる。どちらがどちらかわからないくらいよく似ているが、左がh1937。実はディスプレイ部分が若干大きくなっている(液晶のサイズ自体は同じ)ため、筐体も別部品になっている

筐体を上部から見てみる。h1920と異なり、カードスロット周辺がh3900シリーズのような黒いプラスチックになった。残念ながらBluetoothは入っていない
筐体下部。写真のように、筐体外周を黒いプラスチックラインが一周している。デザイン上のワンポイントになる一方、女性的な優美さは若干薄まった

今回の付属品。USBシンクケーブルとACアダプタだ。h19xxシリーズはクレードルでなくUSBシンクケーブルで同期するが、持ち運びに便利なので、それはそれで良いような気もする。ケーブルはh3900シリーズ等でも流用可能だ
ヘッドフォンの代わりに、ジャックサイズの変換アダプタが付属する。普段使っているヘッドフォンをそのまま使用することができる

■新プロセッサ「Samsung S3C2410 203MHz」と体感速度

おそらく、ほとんどのユーザーが気になっているのは「Samsung S3C2410 203MHz」という新しいプロセッサの実力なのではないかと思う。これまでPocketPC 2002搭載機の多くはIntel PXA250/255プロセッサを採用していたため、単純にクロックを比較するだけで速度差の予測がついたが、今回のプロセッサは種類そのものが異なるので、単純に比較はできない(ただし、アーキテクチャは同じARMなので、Xscale / StrongARM用のソフトがそのまま動作する)。

PocketPC2002の時に使用していたソフトウェアをインストールし、一通り動作させてみたところ、一言で言うと「体感速度はh1920よりも速い」と感じられた。具体的には、ファイラーでフォルダを開いた際のファイル一覧の表示速度や、ブンコビューアでページをめくった際の反応速度、コントロールパネルのタブ切り替えなど、ほとんどの場合においてh1937が高速だった(T-Timeでのメモリカードからのデータオープン時など、わずかにもたつく状況もあった)。もともとh1920も遅いマシンではないが、h1937はそれを上回るのではないかと思われる。筆者は普段h1920を300MHzまでオーバークロックして使用しており、その状態と比べても遜色ない、もしくはそれ以上のパフォーマンスが出ていると感じた。これらの体感速度差は決して大きくないものの、触っていて「あ、速くなったな」と解るレベルに達している。

ただし、この体感速度向上がプロセッサの性能によるものなのか、それともOSがPocketPC2002→2003へと変更されたことによるチューンナップの成果なのは不明だ。試しに「BMQ」でベンチマークテストを行ってみたところ、トータルスコア366という低いスコア(StrongARM 206MHzのiPAQ H3630と同程度のスコア)になってしまった。実際の体感速度ではPXA250 400MHzを搭載するiPAQ h3970をも上回るだけに、ベンチマークに表れるプロセッサの性能だけで比較することは無理だろう。だとすると、PocketPC 2003による高速化の効果が大きいのではないかという推測が成り立つ。海外サイトでのベンチマークでは実際に2003が高速であるという結果が掲載されており、今後他社も含めてデバイスが出そろった時点で、再度スピードを比較してみると面白いかもしれない。

ソフトウェアの互換性については、少なくとも試した範囲の(普段筆者が利用している)ソフトで動作しないものは存在しなかった。一部、PocketPC 2002専用のソフトウェア(さいすけ、GS PocketMagicなど)では起動時にバージョンチェックが行われているため2003では起動しなかったが、一般的なソフトに関しては問題ないと思われる。「さいすけ」のように既に2003への対応が行われているソフトもあるので、あまり心配は要らないだろう。

本当は動画再生性能なども比較してみたかったが、PocketPCで再生するのに適したサイズの動画が手元になかったため、残念ながら今回は試すことができなかった。また機会があったらレビューしてみたい。

■液晶

筐体やボタンなど、外から見たハードウェアはh1920と基本的に同じものになっているが、液晶パネルの部品が変更されたようで、従来に比べると若干表示の色味が異なる。h1920の液晶はやや青みがかった自然な色味だったが、今回のh1937ではそれに比べて若干黄色が強く、くすんだ色合いになっている。両機種を並べてみて気がつくという程度の差とはいえ、表示の品質はわずかに落ちたように思われる。もっとも、半透過液晶としての表示品質には問題ないので、それほど大きなデメリットになることは無いだろう。



写真で見る「iPAQ Pocket PC h1937」

Reported by square


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3122d)