NAVISTANTを活用したソリューションなど PocketPCのさらなる可能性を見出すドコモブース

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2003年9月6日(土)版

NAVISTANTを活用したソリューションなど PocketPCのさらなる可能性を見出すドコモブース

PDAソリューションフェア2003

 ↑↑↑PDA Solution2003↑↑↑ 

■NAVISTANTで低コスト・高機能を実現する運行管理システム「Navi助」

 会場でマイクロソフトの次に広いブースを構えるドコモブースでは、シグマリオンIIIやP-in Free 2PWLなど注目の最新デバイスの展示やPocketPCを使ったグループウェアなどを多数展示しており、PDAに対する本気度が伺えた。その中でも特に来場者の注目を集めていたのがNAVISTANTを利用した車両運行管理システムの「Navi助」だ。

 Navi助とは、デンソーより提供されているPocketPC専用カーナビソフト「NAVISTANT」のAPIを利用したシステムで、Navi助をインストールしたPocketPC端末をホストコンピュータで一元管理することができる。具体的な利用シーンとしては、運送会社での配達や集荷の際、ホストコンピュータより端末を搭載した車両に指示を出すことで配達順序をNAVISTANTのナビゲーションが導いてくれるというナビ機能を利用したシステムはもちろん、急な集荷注文が来たときでもその近くを配達中の車両を集荷地へ向かわせるといった柔軟な使い方もできるという。

 さらに、ホストコンピュータより「直行してください」などテキストによるドライバーへの指示も可能で、ドライバーからも「電話ください」などカスタマイズ可能な定型文をホスト側へ送ることができる。

車両の運行管理だけでなく、ドライバー側ではナビとして使える。ホスト側から指示を出すことで、ドライバーの代わりにナビが次の配送先のルートを教えてくれる
ホスト側では端末に指示を出すだけでなく、車両がどこにいるか、今どのような状態かなど確認することができる。また、それぞれの端末にメッセージを送ることも可能だ
ホスト側からだけでなく端末側からもメッセージの送信が可能。ただし、端末からはドライバーの効率を考え、簡単にメッセージを送れるように定型文が設定されている
メッセージを受け取ったホストコンピュータ。利用する企業の事業内容によって地図上のランドマーク表示などカスタマイズできる


 といったように、ここまでは恐らく大手の運送会社で利用されているようなシステムとさほど変わらないと思うが、PocketPCとNAVISTANTを利用した運行管理システムには大きなメリットがある。

 一つは、コスト面だ。このような、カーナビと連動させた運行管理システムを構築するには、莫大な開発費や専用端末の金額など多くの資金が必要で、中小企業ではとても採用できない。ところが、Navi助は20万円程度とかなり安価な価格で販売する予定で、PocketPCの価格などを合わせても比較的導入しやすい金額になるという。

 二つ目は、PocketPCの拡張性だ。カーナビなどの専用端末では、ある程度限られたことにしか利用できないが、PocketPCの場合、ソフトや周辺機器を利用することで様々なことに利用することができる。例えば、PocketPC用のバーコードスキャナを利用することで伝票のバーコードを読み取り、そのデータをホストへ送ることや、モバイルプリンタで領収書をプリントアウトすることも可能だ。他にも、グループウェアを使ったスケジュールの管理やメールの送受信、顧客リストや商品のデータベースを確認するなど、企業の目的に合わせてカスタマイズすることができるだろう。

 そのような機能的でコストパフォーマンスの優れる「Navi助」は、企業側から見て魅力的なのはもちろん、一PocketPCユーザーとして見てもPocketPCの可能性を再確認することができるとてもおもしろいシステムだ。



NAVISTANTを活用したソリューションなど PocketPCのさらなる可能性を見出すドコモブース

Reported by カツヤ


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3737d)