Pocket PC 2003がやってきた Exchange Server 2003との直接同期機能

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2003年9月8日(月)版

Pocket PC 2003がやってきた Exchange Server 2003との直接同期機能

より自然に、より使いやすく、より高性能に。さらに進化したPocket PC

 ↑↑Pocket PC 2003特集↑↑ 

■ ついに実現 Exchange Server 2003との直接同期(ActiveSync)

 ActiveSyncによる母艦パソコンとの「同期(シンクロ)」機能は初代 Pocket PCシリーズから変わらない魅力の一つだ。キーボードがなく手書きでの入力がメインとなる Pocket PCシリーズの用途は、多くのユーザーにとっては情報の入力というより、アドレス帳を参照したり、予定を確認したり、メールの確認したりする用途だったりする。そんなときに、パソコンとの同期機能は有用なものだ。

 企業において、仕事のスケジュールというのは、個人のものではなく、そこで働く組織全体で共有することによって、さらに価値が高まる。マイクロソフトは、Exchange Serverシリーズのサーバー製品によって、企業内の情報インフラを、より快適に向上させる努力を行ってきた。今までも、Pocket PC 等、Windows CE搭載端末は、Exchange Serverとも同期させることができていた。この方法には問題もあった。この夏、電力不足で話題になったが、リモートアクセスや、無線LAN等のネットワーク経由で Exchange Server に同期させるためには、必ず母艦パソコンの電源が入っている状態になっている必要があった。母艦パソコンの電源を切っていたら、Exchange Server と通信することができなかったのだ。

 しかし、この Pocket PC 2003からは、ついに母艦パソコンなしに、Exchange Server 2003と直接同期することができるようになった。ここでは、実際に、その違いを明確にした上で、その使い勝手をビジュアルに確認してみよう。

■ それでは、Pocket PC 2003 - Exchange Server 2003同期を体験しよう

 まず、デスクトップ上にあるのは、今秋発売予定の「Outlook 2003」だ。カーソルのある「田村 良二」さんからきたメールが未開封状態で置かれている。これは、ローカルのファイルではなく、Exchange Server 2003サーバー上にあるメールを読んでいる状態だ。


 Pocket PCでも、同じように、自分の受信トレイを開いてみているところ。まず、この時点で、Pocket PC 2003上でも、パソコン上のOutlook 2003と同じ状態で置かれていることが多いこと注目。
 POP3だけでメールを同期すると、パソコンで読んだメールは、Pocket PC上では読んだかどうか分からない。逆に Pocket PCで読んだメールも、パソコン上では読んだかどうか分からないが、Outlook との連携を使えば、そんな悩みも解消する。

 Pocket PC 2003上で、メールを開いてみた。

 続いて、Pocket PC 2003上で、ActiveSyncを実行する。
 「サーバーとの同期」「Windows PCとの同期」と、2つ項目が表示されていることに注意しよう。この機能により、母艦パソコンの電源が入っていない状態でも、直接サーバーと通信できるようになったのだ。

 今回、会場のデモで使われていた「Microsoft Exchange Server 2003」。最新のサーバーOS「Windows Server 2003」上で動作していた。

 サーバー側を更新して、待つこと数秒。
 自動的に母艦パソコン上のOutlook 2003上のメールが開封マークに変化。もちろん、母艦パソコンの電源がオフになっていたり、ネットワークから切り離されているときには、最初に「Exchange Server 2003」に接続したときに状態が更新されることになる。

■ 無線LAN内蔵 Pocket PC 2003 で、業務の密度を効率的に

 不景気と言われながらも、普段の仕事は忙しい。毎日大量のメールを読んで、バリバリ仕事はこなさないといけないし、残業代ももらいが少ない。そんな時には、仕事の密度を上げるしかない。普段、手ぶらで参加している会議や、急速時間には、無線LAN対応の Pocket PC 2003 端末を持っていけば、メールのチェックや、予定表のチェックも、常にサーバー上の最新情報を元に可能だ。

 おまけに、自席に戻れば、Outlook 2003の画面が、さっき見たばかりの Pocket PC 2003上での変更を反映したものになっているわけだ。

 さらに、Pocket PC 2003 と、外部の無線LAN ホットスポットや、@FreeDなどの定額制PHS通信、それに、Pocket PC 2003標準の VPN機能(PPTP) を組み合わせれば、ほぼ日本全国から会社にアクセスして、仕事ができる。従来は、こうした使い方をしたいなら、母艦パソコンの電源を入れっぱなしにしておく必要があった。
 しかし、Pocket PC 2003からは、環境にやさしい人でも、長期の出張中の人でも、母艦パソコンの電源をオフにしておくことができる。

 残念なのは、なかなか企業内のメールシステムに Exchange Server を利用していると言う話を聞かないことだが、米国では、多くの企業が Exchange Server を社内グループウェアのインフラとして利用しているようだ。忙しくて、仕事のクオリティが下がる前に、Pocket PC 2003、Exchange Server の組み合わせで、効率的なワークスタイルを確立してみてはどうだろか。



Pocket PC 2003がやってきた Exchange Server 2003との直接同期機能


Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3900d)