新CLIEやモバイルビデオプレーヤーなど 期待のモバイルを展示するソニーブース

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2003年9月19日(金)版

新CLIEやモバイルビデオプレーヤーなど 期待のモバイルを展示するソニーブース

アジア最大のデジタル総合展 WPC EXPO 2003

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■バイオで録った映像を外で楽しむ

 ソニーブースでは、「バイオ」で録画した動画を外で楽しむというHDDを搭載したモバイルビデオプレーヤーが展示されていた。東芝ブースで参考出品されていた「MPEG-4 Mobile Viewer」や松下の「D-Snap」などの製品が、動画のフォーマットに「MPEG-4」を採用したのに対し、このソニーの製品は「MPEG-2」を採用している。デモ画面を見る限り再生された動画は非常に高画質で、フォーマットにMPEG-2を採用したという点だけでなく液晶の解像度の高さなど製品のスペックについてもかなりこだわっているようだ。

 また、MPEG-2を採用した理由に「GigaPocket」ユーザーにとってのメリットが挙げられるという。それは、動画を持ち出す際、再エンコードする必要がなく必要な時に手軽に利用することができるからだ。「バイオW」や「バイオV」、「コクーン」などTVの楽しみ方の新しい形を提案してきたソニーが展示した、次のスタイルとして非常に注目のモバイルビデオプレーヤー。東芝の「MPEG-4 Mobile Viewer」よりも製品としての完成度が高く、商品化も近いのではと思ったのだが、発売時期や価格、HDDの容量など製品の詳しい仕様はまったくの未定だという。

 “外で映像を楽しむ”デバイスというこれまでなかった市場の為か、コストや駆動時間など製品としてまだ改良すべき問題があるからなのか、それともPSXの市場投入に合わせる為なのか…。推測の域を出ないが、これからが楽しみな製品であることに間違いはなく製品化が待ち遠しい限りだ。

搭載する3.5インチ液晶にはかなり鮮明な映像が再生されており、製品としての完成度も高い。VAIOユーザーなら間違いなく欲しいデバイスだろう
動画を見るということに特化したシンプルなインターフェース。製品サイズは現行のHDDオーディオプレイヤーより一回り大きいくらいに抑えられている


■ポップでシンプルな新クリエ

 このところややスペックを追いすぎた感のあったクリエだが、今回展示された新クリエは、手帳として必要な機能以外は一切搭載しないという割り切ったモデルだ。できることは、PIMとメール、辞書と画像の表示とかなり限られているが、その分厚さ11.9mmとかなりコンパクトに仕上がっている。また、インターフェースにはメモリースティックスロットと赤外線ポート、ジョグダイヤルを搭載し、文字入力にはGraffiti2に加えデクマ手書き入力も搭載している。

 個人的には音楽再生の機能くらいは搭載して欲しかったが、PDAは手帳の代わりとして使い、音楽は専用のプレイヤーで楽しむという方にとってはこっちの方がいいかもしれない。また、機能が省略されたことから価格もかなり手ごろになると考えられ、これまでPDAを使っていなかったユーザー層も取り込むことができるだろう。さらに、新クリエにはカジュアルなボディカラーが6色用意されており、常に身に着けるPDAとして好みの色を選べるのはうれしい。

豊富なカラーバリエーションの新クリエ。PDAの本来の姿がここに
紙の手帳の代わりとしてかなり絞り込まれた機能。「デクマ手書き入力」はPalm未経験者にとってうれしい
シンプルなインターフェースにもジョグダイヤルは健在だ。OSはPalm OS 5を搭載する
エントリーモデルながらその質感に安っぽさは感じられない


■PDAの文字入力環境を快適に〜オプティカルキーボード

 以前よりPDAやケータイの新しい入力形態として話題に上がっていたオプティカルキーボードが、WPC EXPO 2003のソニーブースでも展示されていた。これまであまり触れるチャンスがなかったため、意気揚々と試してみたところこれが実に難しい。うまく入力するには、通常のキーボードよりも指を浮かして大きなストロークで入力するという多少のコツが必要らしいが、それでも意図しない文字が入力されてしまった。

 これは、会場の照明が強すぎるためセンサーが赤外線をうまく読めないためというが、それでは逆に利用できる環境が薄暗い室内に限られてしまうのでは?という疑問も残ってしまう。また、ホームポジションの確認が難しいため、タッチタイプをしようとしてもすぐに指の位置がずれてしまい快適な入力をすることはできなかった。もともとフラットな面にキーボードパターンを投射しキーボードを再現するため、通常のキーボードのようにFキーとJキーに出っ張りを付けるということは不可能だが、タッチタイプをするためにはホームポジションの確認は必須なので、指がホームポジションに戻ったときに音が出るなどの工夫が必要だろう。

 また、今回展示されていたオプティカルキーボードは、クレードルのようなタイプでPDAとドッキングさせて利用する。しかし、少々サイズが大きく常に携帯するにはもう少し小型化しないと厳しいかもしれない。と、まだまだ実用化は難しそうなオプティカルキーボードだが、入力の不便なPDAやケータイにとっては救世主と成りうるデバイスなので今後の改良に期待だ。

レーザーを投射しフルサイズのキーボードを再現するオプティカルキーボード。持ち歩くにはちょっと厳しそうだ
会場の照明の関係(?)で思い通り入力するのは難しかった。ただ、モバイルで期待の入力装置であることには変わらないぞ!



新CLIEやモバイルビデオプレーヤーなど 期待のモバイルを展示するソニーブース

Reported by カツヤ


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3101d)