日本HPから「iPAQ Pocket PC h2210」が発表に! さっそくその特徴をチェック!

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2003年9月24日(水)版

日本HPから「iPAQ Pocket PC h2210」が発表に! さっそくその特徴をチェック!

2スロット搭載機として最小・最軽量

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■iPAQ Pocket PCシリーズの概要

日本HPが初代iPAQ「iPAQ Pocket PC H3600」シリーズを日本市場に投入してから、早くも2年半近くの歳月が過ぎた。iPAQシリーズはPocketPCプラットフォームが誕生して以来、トップブランドの一つとして国内外で高い支持を集めてきた。反射型液晶や半透過型液晶を他社に先駆けて搭載したこと、様々な拡張機能を提供する「ジャケット」のシステム、シリーズとして統一されたデザインなど、人気を集めた理由はいくつもある。しかしその一方で、筐体のサイズやCFスロットの本体内蔵など、犠牲になっていた機能も存在していた。特に、最近ではSD/CFの2スロットを搭載することが当たり前になりつつあり、拡張ジャケットを使用しない限りCFタイプのAir H"や@Freedが利用できないiPAQは若干不利な位置に置かれていたとも言える。昨年から今年にかけてHPが発表した新iPAQは、複数のラインナップを用意することで上記のような問題を克服した製品群だ。そのラインナップの概要は以下のようになっている。

・h19xxシリーズ

コストパフォーマンスを重視した小型軽量モデル。拡張スロットはSDカード1スロットのみで、プロセッサも上位モデルに比べて若干性能の低いモデルを搭載しているが、従来のPocketPCとは一線を画す携帯性を有する。また、価格設定が安価(現行モデルのh1937は24,800円で販売されている)なのも大きなアドバンテージになっている。

・h22xxシリーズ

拡張性を確保しつつ筐体の小型化を図ったミッドレンジモデル。iPAQシリーズとしては初めてSD/CFの2スロットを本体に搭載した。さらに、筐体を新規設計することで従来モデルよりも大幅な小型化・軽量化を実現した。また、他社端末に比べても高い処理性能と、長いバッテリ駆動時間の双方を両立しており、既に発売されている海外市場では極めて高い評価を獲得している。一方、従来のiPAQ用の拡張ジャケット資産は残念ながら一切使用できない。

・h5xxxシリーズ

従来のiPAQシリーズ(h3600/h3800/h3900)の流れを組むiPAQ最上位モデル。本体サイズは下位モデルに比べて大型で、拡張スロットもSD1スロットを備えるのみだが、本体にBluetooth/無線LANに準拠した通信機能を内蔵している。世界中で膨大な数に上る拡張用ジャケットを使用することもでき、拡張性に関してはPocketPC中最高レベルだ。

上記3シリーズ共通の特徴としては、

  • 屋外でも屋内でも視認性に優れる半透過型TFT液晶を搭載
  • 内蔵バッテリをユーザーが交換可能
という点が挙げられる。
シリーズ中最小最軽量の「h1937」。24,800円で好評発売中
間もなく発表されると思われる「h5550」。h2210よりも一回り大きい

■新製品「iPAQ Pocket PC h2210」が登場

先日のPDAソリューションフェアでは3つのラインナップ全てについて、日本にも最新モデルが投入されることが明らかになった。その中で今回正式に発表されたのは、SD/CFの両スロットを搭載したPocketPC 2003搭載モデル「iPAQ Pocket PC h2210」。海外でも機能と携帯性のバランスが高く評価され、日本のユーザーにも発売が待望されていたモデルだ。日本では特にAir H"などワイヤレス通信用途のニーズが高いため、先だって発売された小型モデル「h1937」を見送ったユーザーにも受け入れられるのではないだろうか。なお、直販サイトでの価格は39,800円となっている。この価格も2スロット機としては異例だ。米国では399ドル(約48,000円)で販売されており、毎度のことながらHPの本気が見える戦略的な価格だといえるだろう。

h2210の特徴は、主に以下の通り。


  • Intel PXA255プロセッサ(400MHz)を搭載。PocketPC 2003はXscaleプロセッサに最適化されているため、高いパフォーマンスが期待できる。既に発売されたPocketPC 2003搭載機の中では最も上位のプロセッサを搭載しており、動画再生などパフォーマンス重視の用途であれば現状でベストチョイスであると言える。

  • iPAQシリーズとして初めて、SD/CFの2スロットを搭載。SDメモリカードにデータやアプリケーションを詰め込み、CF型Air H"端末を使用して通信するという、PocketPCによくある利用スタイルが可能になった。CFスロットにはGPS/無線LANなど多彩な資産があり、h1937よりも拡張性はバツグンに向上したといって間違いない。

  • 2スロット搭載PocketPCとしては史上最小・最軽量を実現した。さすがに1スロットのみのh1937と比べると一回り大きいが、従来のiPAQからは大幅に小型化している。

  • バッテリ駆動時間が長く、しかもバッテリ自体が交換可能となっている。追ってバッテリベンチ等を行って検証したいが、海外サイトのレビュー等によればPocketPC中でも最長レベルの駆動時間を実現している模様だ。しかも、もしバッテリが切れたり劣化してしまったような場合でも、予備のバッテリと交換すればよい。特に、業務用などで長時間充電できない状況がある場合には便利だろう。

  • 従来のiPAQ用拡張ジャケット資産が使用できない。本体の小型化に伴って筐体の形状が変更されてしまったため、本体と一体化するジャケットが装着できなくなってしまっている。ジャケット用コネクタ自体も存在しない。既に所有しているジャケットを無駄にしたくない場合は、近日中に発売が予定されている最上位モデル「h5550」を待つのも手だ。

非常に大雑把に総合すると、h2210は現在発売されているPocketPCの中では最も幅広いユーザーにお勧めできる一台だと言えるだろう。細かい点での不満はあるが、「ここが弱点だ」というほど大きな欠点がないのは素晴らしい。

それでは、以降のレビューではハードなどの細かい使い勝手を見ていきたい。



日本HPから「iPAQ Pocket PC h2210」が発表に! さっそくその特徴をチェック!

Reported by square


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3105d)