富士通がIP電話ソフトを展示 次期 Pocket LOOX に内蔵(orバンドル)予定

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2003年10月12日(日)版

富士通がIP電話ソフトを展示 次期 Pocket LOOX に内蔵(orバンドル)予定

【CEATEC JAPAN 2003】 ユビキタス・コミュニケーション、次へ始動!


■ はじめに

 今年のCEATECこと、「CEATEC JAPAN 2003」のテーマは、「ユビキタス・コミュニティー、次へ始動!」と、社会の隅々で使われているコンピュータとインターネット、あるいは、これから使えるようになるデバイスや、技術がメインテーマとなっていた。
 そうしたテーマを受けてか、富士通ブースでは、同社の技術力や、コンセプトの先端性を示す展示が多数行われていたぞ。今回紹介するのは、同社が展示していた「IP電話ソフト」だ。

■ 次期 Pocket LOOX に内蔵(あるいはバンドル)を予定

 今回展示されていたのは、いわゆるセッション管理(電話をかける、つなぐ部分)に、インターネット電話の世界ではほぼ標準といってよい扱いとなっている「SIP」を採用したソフトウェアフォンだ。特別な周辺機器は必要なく、同社の Pocket PC 2002端末「Pocket LOOX」上で利用することができていたぞ。

 主な用途は、Pocket LOOX を利用した社内電話。無線LANインフラが十分に行き渡った社内ならほぼ不自由なく Pocket LOOX を電話機として利用することができる。また、SIPを利用したことで、社内の一般内線電話との通信も可能。既存の電話機に加えて、Pocket LOOX を移動可能な電話機として利用できるわけだ。

 コンシューマ市場では今ひとつ存在感の薄い「Pocket LOOX」だが、業務用途向けにソリューションとセットでの販売は好調なようだ。この「IP電話」機能も、その流れに沿ったものだと言う。

SIP対応ソフトウェアフォン(IP電話)
相手先を選択して、発信する。
このデモでは、無線LAN経由で
社内のアクセスポイントに接続。
そこから社内PBX経由で内線に電話できる。
Pocket LOOXで、普通の電話機とも
通話が可能だ。

■ 次期 Pocket LOOXはマイク入力にも対応へ

 ただ、現状の Pocket LOOX では残念なことに、マイク入力端子がない。このため、このIP電話ソフトを利用して通話するためには、Pocket LOOX そのものを耳と口に近づけて話す必要がある。本体は 100g 台と重くはないのだが、大きな液晶パネルが頬に当たる感触は決して心地よいものではない。(パネルが油っぽくなるのも嫌だ) 。

 説明員の方のお話では、このソフトが内蔵またはバンドルの形で提供される「次期 Pocket LOOX」では、こうした点を考慮してマイク入力端子も内蔵されるという。そうなれば、Pocket LOOX にヘッドセットをつけることで、もっとスマートに通話することができるようになるだろう。

 ただし、次世代 Pocket LOOX も、主な用途は法人もしくは業務用向けの販売に注力するとのことで、一般ユーザー向けに積極的に販売していくつもりはないという。発売時期等についての明確なコメントをもらうことはできなかった。



富士通がIP電話ソフトを展示 次期 Pocket LOOX に内蔵(orバンドル)予定

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3707d)