【新ハード】マイタックジャパン「Digiwalker Mio 558」の性能をチェック!

このページをDeliciousに追加 このページをはてなブックマークに追加 このページをYahoo!ブックマークに追加

2003年12月4日(木)版

【新ハード】マイタックジャパン「Digiwalker Mio 558」の性能をチェック!

Pocket PC 2003採用機最強スペックを誇るマイタックジャパン「Digiwalker Mio 558」の実力は?

←写真その1へ 写真その2へ→

■はじめに

これまでは写真を見ながらのレビューを行ってきたが、今回は、独自に搭載されているアプリケーションや、バッテリの耐久力、最新・最強のPXA263プロセッサ 400MHzを積んだ性能面の実力に迫ってみたい。

■独自アプリ

Mio 558の独自アプリとしては、バックアップ/リストアツールの「eBackup」、画像ビューワの「E-Viewer」がある。

「eBackup」は、全体のバックアップ/リストアだけでなく、アプリごとのバックアップ/リストアを行うことが可能だ。しかし、複数のバックアップセットを作ることができない。不具合が発生する状態をバックアップしてしまった場合に備えて、バックアップセットを複数作成可能というのは、ユーザー側からも要望が出ているはずなのだが、残念ながらPocket PCメーカーの間ではあまり重視されていないようだ。Palm OSを搭載したソニーのCLIEシリーズでは、以前から当たり前のように搭載されている機能なので、ぜひとも見習ってほしいものである。

画像は「eBackup」のバックアップ設定画面。外部メモリはもちろん、内部記憶領域である“My Flash Disk”へのバックアップ/リストアも可能になっている。SD、CF、My Flash Diskという三つの記憶領域を使い分けられるのも魅力の一つだ

「E-Viewer」は、上部がエクスプローラ、下部が画像のサムネイル/ファイル表示という2ペインスタイルの画像ビューワで、当然ながらPocket PC 2003に標準搭載されている「Pictures」よりも使い勝手が格段によい。サムネイル表示やスライドショーといったPicturesにある機能をカバーしているのはもちろん、Hotキーを設定しての画面キャプチャ機能、画像のメール添付、さらにはトリミングやテキスト挿入などの簡単な画像加工まで可能になっている。正直、これさえあれば新たに画像関連のアプリは追加する必要がないのでは? と思わせるほどの出来だ。こうした良質なアプリケーションがROMにはじめから搭載されているのは喜ばしい限りだ。

「E-Viewer」の基本画面。エクスプローラ/サムネイルの2ペインで非常に見やすい。Picturesだと本体メモリは“My Picture”内しか参照できないが、もちろん「E-Viewer」にはそのような制限はない
画像は、ペイント機能で文字を描き込んだ画像を拡大しているところだ。ちなみに、拡大/縮小は画像上で左右にスタイラスを滑らせること可能だ。スムーズに拡大/縮小されるので、なかなか気持ちがいい

これ以外では、通信設定の切り替えを行う「Mio ワイヤレス」や、システム管理の「Mio ユーティリティ」などのアプリケーションが搭載されている。「Mio ユーティリティ」には、ROMバージョンだけでなく、MACアドレスまで表示してくれる“システム情報”や、細かなバッテリー管理を可能にする“Smart Battery”、ワイヤレス利用時の電源設定を行う“電源管理モード”、“電源マネージャ”、ユーザーデータを格納可能なフラッシュROMの初期化を行う“マイFlash Disk”などがある。

ここに紹介した以外で、専用ランチャーなどの特別なアプリケーション類は一切バンドルされていないが、このシンプルさは小気味よい。オンラインソフトでバンバンカスタマイズしたいユーザーにもお薦めできる機種と言ってよいだろう。

■ベンチマーク

現在最速のCPUであるPXA263プロセッサ 400MHzを積んでいるということもあり、かなり性能面で期待できるMio 558。定番ベンチマークソフト「BMQ」を用いて行ったテストでは、総じて高い数値をたたき出した。“Window”がやや低い気はするが、“Draw”“Memory”などはかなり高速だ。BMQ公式サイトによせられたテスト結果を見る限り、PXA255プロセッサ 400MHzの日本HP「iPAQ h2210」「iPAQ h5550」とほぼ同程度ではあるが、これは、この2機種がPXA255プロセッサ 400MHzを積んだマシンとしては、頭一つ抜けて優秀だからであろう。実際の体感速度も含め、Mio 558がPXA263プロセッサの優秀さをじゅうぶんに感じさせてくれるハイスペックマシンであることは変わりなく、PXA255プロセッサを積んだマシンからの乗り換える価値はあると言ってよいだろう。

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
Inte. 1191 1198 1191 1191 1198
Float 106 107 106 106 108
Draw 908 905 896 904 902
Window 128 126 127 127 125
Memory 1322 1331 1343 1315 1344
Total 731 733 732 728 735

■バッテリ

動画連続再生は、バックライト最大/本体音量最大/Windows Media Playerの音量最大、さらに再生に使用するwmvファイルは外部メモリであるコンパクトフラッシュ上のものを使用という、かなり厳しい条件で行った。ちょうど90分が経過した時点でメインバッテリ残量警告が表示された。そこから再生不能になるまでに、さらに45分間の再生が可能だった。トータルでは135分で、2時間の映画を1本丸々鑑賞できる。再生時の条件を考えると、なかなか良好な結果と言えるだろう。ちなみに、再生不能になった時点でのメインバッテリの残量は約15%だった。バックライトオフでの動画再生は視聴に耐えないが、高輝度液晶ならばバックライトを最小にした状態でもじゅうぶんに視聴可能なので、この状態で、なおかつ音声をしぼって再生すれば、もう少し長時間の再生が可能なはずだ。

音楽連続再生は、128kbpsでエンコードしたコンパクトフラッシュ上のMP3ファイルを利用して行った。プレイヤーは、動画と同じくWindows Media Playerを使用し、液晶オフ/本体音量最大/Windows Media Playerの音量最大という条件で行った。結果は、ちょうど7時間(420分)が経過した時点でメインバッテリ残量警告が出て再生不能になった(バッテリの残量は約17%)。1200mAhという比較的大容量のバッテリを積んでいるので、もう少しがんばってほしいところだが、テスト条件を考慮すると、スタミナ面では文句のないレベルと言っていいだろう。



【新ハード】マイタックジャパン「Digiwalker Mio 558」の性能をチェック!

Reported by タカシゲ


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3851d)