ぞくぞく登場 最新の電子書籍リーダー

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2004年4月24日(土)版

ぞくぞく登場 最新の電子書籍リーダー

【デジタルパブリッシング フェア 2004】モバイル・コンテンツの祭典


■ 2月のPanasonic についで、この4月、Sonyも参入

 デジタルパブリッシング 2004でもっとも目をひいたのは、なんといっても「電子書籍リーダー」の登場だ。
 すでに、この2月からサービスを開始させているPanasonicの「Σ Book(シグマブック)」だけでなく、本日(4月24日)より発売が開始されるSonyの「LIBRIe(リブリエ)」も、サービスの配信元となるTimeBook Townのブースにおいて何台もの実機を投入し、大規模に展開。会場の注目を集めていた。

今年2月に先陣をきったPanasonic「Σ Book」。見開きで使用できるブックタイプだ。
「Σ Book」の仕様パネル。凸版印刷ブースに展示されていたもの。
こちらがSonyの「LIBIRIe」。片ページのみの表示だが、革表紙をつけたスタイリッシュなデザインが目をひく。
革表紙を閉じたところ。これで携帯時の画面を保護する。

「LIBIRIe」の仕様パネル。TimeBook Townブースにて。

 その一方、気になるコンテンツのほうだが、こちらは両者とも、まだ充実しているとは言いがたい状況だ。各サービスとも、若手人気作家の起用や、ビジネスなどの実用書を多く取り揃えるなど、ラインナップの充実化には全力をあげて取り組んでいるようであるが、まだまだ「欲しい本がすぐ手に入る」というわけにはいかないようだ。
 しかし、このあたりはサービスが始まったばかりで当然といえば当然のこと。これからのさらなるサービスの充実化に期待しよう。

 これら注目の電子書籍リーダー。しかしながら、現段階では各端末とも互換性はまったくない。このあたりは、互いのユーザーにとって不満の残るところである。せめて書籍データくらいは共有できるようにしてもらいたいものだ。

■ やや出遅れたか? 気になる東芝の「SD Book」

 以前より、各イベントにおいて発表されつづけ、わがWindowsCE FANでも取り上げてきた東芝の「SD Book」はどうなったのだろうか? そこは負けじと東芝。参考出品であるものの、「SD Book」の最新型をひっさげての登場だ。
 この最新型、これまでのイベントで公表されてきた旧型に比べると、はるかに薄く、それでいて、カラーに対応したハイグレード仕様だ。まだ試作段階ということで、リリースについてはまったくめどが立っていないとのことだが、カラー表示が可能になれば、コミックなどの人気ジャンルにおいて絶大な力を発揮するにまちがいなく、今後のリリース情報が待ち遠しいところだ。

旧タイプの「SD Book」。今となっては大きいというより、とにかくデカイ。
こちらが最新型の「SD Book」だ。大きさは「Σ Book」とほぼ同等。カラー表示が燦然と輝く。

仕様パネルの拡大写真。

 電子書籍という分野は、今はまだ先の見通しが立つといえる段階にないが、近い将来、紙という有限の資源に変わる新しいメディアとして、何らかの役割を担っていくのは確実だ。その意味において、電子書籍という未知の分野に新たなる第一歩をしるした今展示会は、電子書籍の歴史を語る上で重要な、記念碑的存在になるだろう。



ぞくぞく登場 最新の電子書籍リーダー

Reported by shindo


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3099d)