【フォトレビュー番外編】写真で見る「ニンテンドーDS」

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2004年12月2日(木)版

【フォトレビュー番外編】写真で見る「ニンテンドーDS」

タッチパネル、マルチディスプレイを搭載した異色の携帯ゲーム機をチェック!


■ はじめに

 携帯ゲーム専用機としては国内初のタッチパネル搭載機「ニンテンドー DS」(以下、NDS)が、本日(2004 年 12 月 2 日)ついに発売となった。二画面のマルチディスプレイに無線 LAN に音声認識機能ととにかく盛りだくさんの機能を有するこの新型ゲーム機、タッチパネル(下側の液晶のみ)にスタイラスと、PDA ユーザーにはなじみのインターフェースを採用していることもあり、気になる人も多いことだろう。今回は、フォトレビューの番外編として、ニンテンドー DS を紹介してみたい。

懐かしのマルチスクリーンゲーム機(ご存じだろうか?)を思わせるデザイン。落ち着きすぎの感もあるデザインなので、カラーバリエーションの登場に期待したい

■筐体サイズ

 まずは筐体サイズだが、これが思いのほか大きい。下の写真では WindowsCE FAN の読者向けに「HP iPAQ Pocket PC h4150」と比較しているが、ご覧のとおり体積自体は倍どころの騒ぎではない。重さもかなりのもので、約 275g(なんと、132g の h4150 の 2 倍以上!)という数値以上に感じる。また、筐体を開くことによって重心が上にくるため、プレイ時はさらに重量感が増す。正直、長時間のプレイは少々厳しいのではないだろうか。この大きな筐体ゆえに、256×192 ドット / 3 インチ(上下とも)という半透過型液晶は実際の数値以上に小さく見える。液晶品質自体は良好で、反射がやや気になるものの、非常にクリアで美しい。

h4150 と実際に並べてみると、びっくりするほどサイズが違う。ちょっと胸ポケットに入れるのは無理だろう
マルチディスプレイとは言え、厚みもこんなに違う。持ち歩くとしても、ポーチのようなものが必要だろう

■スロット / 各種インターフェース

 タッチパネル、マルチスクリーン以外の注目すべき点といえば、やはり従来のゲームボーイアドバンス(以下、GBA)用ソフトを使用可能なことだろう。ROM 媒体を劇的に小型化したことにより、スロットをゲームボーイと兼用していた GBA とは異なり、NDS 専用スロットが筐体上部(=ヒンジ側)に、GBA 用スロットが筐体下部(=プレイヤー側)に設けられている。なお、GBA 用スロットは従来どおり手で抜き差しを行うのだが、NDS 用のメディアは、SD カードのように一度押し込んでから取り出すことになる。入出力関係の端子としては、ステレオヘッドフォン / マイクの接続端子が設けられているが、GBA のような専用端子ではなく、一般的な 3.5mm 径のものが採用されており、ヘッドフォンの選択肢は大きく広がっている。

専用カートリッジのスロットはこの位置。ちなみに、スロットの左側にあるのは、AC アダプターの差し込み口だ
こちらは GBA カートリッジ用のスロット。NDS 用スロット同様、保護機構もダミーカードもないのは、常に GBA カートリッジを挿しておけということか?

■スタイラス

 PDA ユーザーであれば気になるスタイラスだが、この点に関しては“もう一つ”というのが正直なところだ、NDS では、スタイラスが NDS 専用スロットの横に設けられているのだが、ディスプレイを開いた後にスタイラスを取り出す場合、実に取り出しにくい。“スタイラスを取り出してから筐体を開き、ゲームを立ち上げる”というシーンよりも、“筐体を開き、ゲームを立ち上げてからスタイラスを取り出す”という状況の方が一般的だと筆者は考えているので、開いた状態からスタイラスを取り出しやすいように、筐体側面から取り出せるようにした方が良いのではないかと感じた(これは利き手の問題もあるので一概には言えないが……)。

Pocket PC であれば問題はないのだが、ディスプレイを開く NDS でこの位置にスタイラスがあるのは頂けない
スタイラスは非常に短い。左側は h4150 のものだが、長さはその 2 / 3 程度だ。ただし、使い心地はさほど悪くない

■カートリッジ

 ゲームカートリッジはとにかく小さいの一言。下の写真は SD メモリカードと並べたものだが、写真ほど大きさの差は感じない。ただし、製品のケース自体は通常の CD ケースと同じ大きさになっている。カートリッジサイズを考えると、もう少しケースも小型化してほしいものだが、これは陳列棚の問題もあるのでやむを得ないのだろう。ちなみに、先に述べたように、取り出す際は一度押し込むことになるのだが、バネで弾かれてカートリッジが飛び出すこともなく、付けっぱなしでも無くす心配はなさそうだ。

ご覧のとおりの小さなカートリッジ。すぐに無くしてしまいそうな気もするが、別売りのケースが発売されると、この小ささは武器になるだろう

■ 感想

 いろいろと厳しいことを書いてしまったが、“ゲームの新たな遊び方を引き出す”という観点から見ると、スペック強化とマルチメディア化に主眼を置いたライバル「PSP」以上に可能性を秘めている。電源を入れるとゲームがすぐに起動するのではなく、ゲームの差し込まれたスロットやピクトチャットモードを選択する UI が立ち上がるなど(設定変更で差し込まれたロムを自動的に判別して起動させることも可能)、従来のゲームユーザーにとっても非常にとまどいを感じるハードではあるが、これまでに発売されたゲーム機の中で、最も面白みを感じさせるハードであるのも間違いないだろう。



Reported by タカシゲ


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3932d)