FlashPlayerとFlashムービーの使い方を探る4

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2005年4月6日(水)版

FlashPlayerとFlashムービーの使い方を探る4

シグマリオンIII用Flash Player Mateの中身はどうなってるの? その4


■はじめに

 第4回は今回までのノウハウを使ってどれぐらいムービーの制御が可能かをためしてみましょう。

 Flash Player ActiveXを使ってFlashムービーの外部からどういう操作が出来るか?という視点で解説された記事や市販解説書は皆無に近い状態です。これではC++やC#を扱うアプリケーション開発者、Flashを通常のアプリケーションに組み込んで利用したい開発者には極めて情報不足です。

 もちろんマクロメディアには他の開発/オーサリングツールとしてMacromedia Director MX 2004が存在しており、こちらを使えばDirectorで開発した実行(EXE)ファイルからFlashムービーを制御でき、またDirectorはXtrasとう外部拡張モジュール(DLL)を使いWindowsを制御できますが、WindowsCEプロラットフォームのサポートはありません。

■新しい基本変数の紹介

 その2ではムービークリップの7つの基本変数について紹介しましたが、今回もうひとつ紹介します。

 _alphaという基本変数を使えば、指定したムービーの透明度を制御できます。値の範囲は0〜100で0が完全透明です。その3で表で整理したGetVariableとSetVariable命令を使えばこれを制御できます。
 Flash Player Mateにはこの機能を組み込んでいません。必要に応じて皆さんで応用してください。

 その3の表の中にちらりと書いてあるのですが、サブムービークリップのインスタンス名が判っていれば、つまりFlash MX 2004を使い自分でFlash ムービーを作っていればになりますが、サブムービークリップだけを制御することもできます。以下にJavaScriptで実現している例ではサブムービークリップ "mc1"のみ制御できるようにもしています。
 裏ワザに近くなりますが、既存のFlashムービー(SWFファイル)を解析するツールがインターネット上に存在しています。これを応用し解析すれば、自分で作っていないFlashムービーでもサブムービークリップだけ制御できる場合があります。

■文字が消える場合

 さて、今回まで触れていませんでしたが、Flashムービーを回転させると文字が消える場合があります。以下のJavaScriptによる例でムービーを回転させ、消える文字と消えない文字に注目してください。
『私は埋め込みFONT』は回転しても消えませんが、『私は非埋め込みFONT』は消えてしまします。

 Flashムービーでは現在のところ、自由に文字を回転させたい場合はフォントのアウトラインを埋め込んでおく必要があります。Flash Player Mateでムービー回転させて文字が消える場合に相当します。


■JavaScriptによる例


  ※↓上記サンプルダウンロードはこちらです。
今回のHTMLとその2のファイルをパッケージにしたもの

■終わりに

 Flash Player ActiveXでFlashムービーをどのように制御できるかを知っておくことは、C++やC#のアプリケーション開発者にとっては大きなポイントです。しかしこのような情報はいわゆるFlashのセミナーに参加してもまず聞くことはできません。
 Flash Playerを組み込み機器に組み込む場合、Flashを扱っている組み込み系システムインテグレーターからはノウハウの提供を受けることは出来ますが、そのようなインテグレーターは数少ないようです。
 この記事をどうかうまく開発に生かしていただければと思います。

 なお、筆者が「開発者向け談話室」などで質問等にお答えできる時間的余裕はほとんどないのでご理解/ご容赦を賜りたいと思います。



FlashPlayerとFlashムービーの使い方を探る4

Reported by かっぴー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3824d)