「P-in Comp@ct」の故障例 その1 突然、通信できなくなった場合に確認しておこう!

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2001年5月2日(水)版

「P-in Comp@ct」の故障例 その1 突然、通信できなくなった場合に確認しておこう!

突然、NTT DoCoMo「P-in Comp@ct」で通信ができなくなってしまった!


■はじめに

 WindowsCEマシン、PocketPCマシンやその他のPDAマシンのコンパクトフラッシュ・カードスロット(TypeII)に直接差し込むだけで、ISDNとほぼ同等の通信スピードでメールからネットサーフィンまで、本格的なモバイルコンピューティングが実現できることを謳い文句に売り出されている「P-in Comp@ct」ですが、SONYの「VAIO PCG-C1VJ」と「VAIO PCG-C1VJ/BP」で正常に動作しないことが確認され、アップデートプログラムが無償ダウンロード可能となったり、NTT DoCoMoの「シグマリオン」との組み合わせで利用すると回線が切れるなど一部不具合(この場合は「シグマリオン」側の問題で、既にシグマリオンの改良版が販売再開されている)があったり、「P-in Comp@ct」自体の問題かどうか、切り分けが難しいというトラブルもあります。

 今回は「WindowsCE FAN STAFF」が直面した「P-in Comp@ct」の「故障例」を紹介します。

■突然、通信ができなくなってしまった...

 「P-in Comp@ct」を新潟キャノテック株式会社の「CF-Pocket」経由で「Jornada548」にセットして、前日まで通常にメールの送受信、WEBのブラウジングが可能だったのに、次の日に突然、メールの送受信、WEBのブラウジングが不可能になってしまいました。

 「『接続』の設定をうっかり変更してしまった」、「プロバイダのアクセスポイントが急遽変更された」、「プロバイダがメンテナンス、あるいは障害のため、サービスを一時停止している」等が考えられましたが、障害切り分けのために、WindowsCEマシン、PocketPCマシンにコピーしておいた「P-in Comp@ct」用の「環境設定ソフト(PinCsetupCE.exe)」が役に立ちました。

■「環境設定ソフト(PinCsetupCE.exe)」を使用して、確認する

  ※環境設定ソフトはWindowsCE用のため、PocketPCを使用した場合、以下のように「タスクバー」が画面の下部に移動してしまいますが、使用上、問題はありません。

 (1)「PinCsetupCE.exe」を起動し、「OFF」ボタンをタップします。

 (2)「アンテナ」マークと「公衆」という文字が表示されるはずが、なにも表示されていません。

  ※(左:「正常時」、右:「故障時」)

 ※通信ポートが正しく設定されていない場合は、以下のようなエラーメッセージが表示されます。その場合、次の手順で正しい通信ポートを選択してください。

   (a)「設定(S)」→「通信ポート設定(C)」をタップします。  

   (b)「Jornada548」の場合、通信ポートに「COM2」を選択します。

   (c)「設定」をタップします。

 (3)「モード切替」をタップすると、本来登録されているはずの「公衆」になにも表示されていないことが判明しました。どうやら、ここに問題がありそうです(購入直後にはきちんと「公衆」のラジオボタンに「●」、その後ろにPHS番号「070XXXXYYYY」が表示されていました)。

■「NTT DoCoMo サービスステーション」に持ち込む

  さて、確認が終了したので、「P-in Comp@ct」、「CF-Pocket」、「Jornada548」を「NTT DoCoMo サービスステーション」に持って行きますが、「預かり修理」のみで、代替品がない「NTT DoCoMo サービスステーション」があります(このような場合は修理完了までの期間、「P-in Comp@ct」を使用できないので、無駄な契約料を支払うこととなります)。
 購入の際に「全国サービスステーション一覧」が同梱されいてますので、事前に、「代替品があるか?」、または「即日修理可能か?」を確認したほうがよいでしょう。

 今回は「ドコモモバイルメディアラボ梅田」に持ち込みました。
 担当者の前で、「P-in Comp@ct」を「CF-Pocket」経由で「Jornada548」にセットし、以下の画面を見てもらいながら、「『公衆』のラジオボタンとPHSの番号が表示されるべき場所になにも表示されていない」旨を伝えます。

■原因と修理後の動作確認

 通信ができない原因は「P-in Comp@ctからPHSの番号が消えているため」との説明をいただき、修理の対象となりました。
 40分程度で、修理可能ということで、40分後に「ドコモモバイルメディアラボ梅田」へ取りに行くと、契約時のPHS番号をセットしてもらった新しい「P-in Comp@ct」を手渡されました。
 早速、接続確認を行います。

 (1)「設定ファイル」を起動し、「通信ポート設定」を行った後、画面左下の「OFF」ボタンをタップします。

 (2)交換後の「P-in Comp@ct」では以下のように「アンテナ」マークと「公衆」という文字がきちんと表示されています。

 (3)「モード切替」をタップします。交換後は以下の画面のように「『公衆』のラジオボタンとPHSの番号」が表示されています。

 (4)メールの送受信、WEBのブラウジングの確認を行います。

■ あとがき

 何らかのトラブルがあった際、それが「ハードウェアに起因するものか、ソフトウェアに起因するものか」の「切り分け」を行うことによって、解決が早くなる場合があります。
「P-in Comp@ct」の場合、「環境設定ソフト(PinCsetupCE.exe)」を使用して、ある程度の問題解決(障害の切り分け)ができるように思います。
 また、今回の記事がトラブル解決の一助になれば幸いです。



Reported by WindowsCE FAN STAFF ( BEATBOY )


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3932d)