WindowsCEベースの「WIA」を体験しよう! 島津製作所ブース

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2001年6月11日(月)版

WindowsCEベースの「WIA」を体験しよう! 島津製作所ブース

ウェアラブルPCを体験してみよう!

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■ はじめに

 東京ビックサイトで開催されている「ビジネスショウ2001 TOKYO」のレポートをお届けしている。ザイブナー社ブースの隣に並んだ、島津製作所のブースでは、ザイブナー社、日立と共同開発された「WIA (Wearable Internet Appliance)」が数台展示され、いろいろな貴重な話を聞くことが出来た。

 ここでは、WIA の設計の秘密、操作性などに焦点をあてて紹介してみたい。

■ WIA とは?

 「WIA (Wearable Internet Appliance)」は、今年の1月 CES2001 のビル・ゲイツの基調講演で紹介された WindowsCE ベースのウェアラブル端末だ。ヘッドマウントディスプレイを頭に装着し、200g 強の本体は腰からぶら下げる。そして、手にもったコントローラーで GUI を操作していくと言うユーザーインターフェースを持っている。

■ 仕組み1: ヘッドマウントディスプレイ

 島津製作所はこの中で、ヘッドマウントディスプレイの部分の開発を担当。重量にして約70gという、非常に軽量のモニタを提供することに成功した。

 このヘッドマウントディスプレイの特長は、従来の眼鏡タイプのディスプレイとは異なり、軽量化を実現したため額の部分で固定できるようになった。これにより、普段眼鏡を用いない人でも違和感なく装着することが可能になった。また、眼鏡タイプに比べて、顔や身体をさまざまな向きに変えたときの安定度が増したという。

 また、ディスプレイ部には、安全のための工夫も凝らされている。頭を強くぶつけても、ディスプレイが目にあたらないように、強力に固定してあるという。

 さらにこうした中で解像度は、SVGA (800 x 600) を実現している。

■ 仕組み2: ポインティングデバイス

 ポインティングデバイスは、写真のような青く光るスティックで行う。青く光っている部分は、光センサーで、マイクロソフトの光マウスと同じ原理で移動を感知する。

指を滑らせるように使う
青い光が神秘的だ

 このため、スティックの青い光の部分の上を、親指でこするように動かすと、ポインティングデバイスがすーっと動く感じである。慣れるのに、少し時間がかかるが、一度コツを掴めばスムーズにコントロールできる。クリックは、スティックの上側を押し込むように使う。

 このスティック、左利きでも右利きでもどちらでも使いこなせる構造になっており、なかなか優秀だ。

■ 仕組み3: CFスロットでPHS接続も可能

 さて、WIA (Wearable Internet Appliance) ということで、どうやってインターネットに接続するのだろうか。その答えは、本体に搭載された CFスロットだ。このスロットに P-in Compact などを差し込めば、インターネット接続を行うことが可能だ。

 写真でも接続されている様子が確認できるだろう。

■ 実際の使い勝手は

 最後に、デモ画面を紹介しよう。デジカメで撮ると、鮮明さが失われるが、実際には、結構小さな文字でもちゃんと読める。ディスプレイ部は、左右に自由に動かせるので、その中で焦点がもっともよく合う部分を探そう。

 数mm 動かしただけで、鮮明度がかなり違う。

 かなり鮮明には見えるが、ポインティングを細かくやるのは難しい。慣れもあるだろうが、できれば、かなり大雑把なポイント&クリック式のインターフェースが望ましい。

 写真では、右側の地名メニューを選択すると、中央に地図が表示されると言うアプリケーションだが、SVGA で、このくらいの大きさの比率で見えるくらいのメニューを作れば、ストレスなく利用することが出来る。

 ちなみに、この WIA 、登場時には価格は、20万円台で販売できるだろうとのこと。非常に軽量で、装着したままの作業も快適だ。現在は、飛行機のメンテナンスや、工場での在庫管理などが主なターゲットとなっているそうだが、GPS と組み合わせたり、イベントで使ったりと、もっといろいろな応用場面が広がりそうな気がする。製品は年内に発売され、将来的には一般ユーザー向けの販売も行われる可能性がある。



WindowsCEベースの「WIA」を体験しよう! 島津製作所ブース

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3767d)