「CECRAFT,INC」のビデオ・ピンボール・ゲーム「YoungPaladin」 第1回

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2001年8月13日(月)版

「CECRAFT,INC」のビデオ・ピンボール・ゲーム「YoungPaladin」 第1回

PocketPCで動作する本格的ビデオ・ピンボール・ゲーム

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■はじにめに

 PocketPCで動作するグラフィックの鮮やかなピンボール・ゲームとして、「CECRAFT,INC」の「YoungPaladin」は「Hexacto Games Inc」の「Bounty hunter 2099」に続く2つ目の本格的ビデオ・ピンボール・ゲームです。
 2次元での表現ながら、グラフィック的には、MS-DOS/Windows3.1/95/98/ME等で動作する2次元ビデオ・ピンボール・ゲームに遜色を感じることはなく、ゲーム自体も、満足のいく内容です。

 MS-DOS全盛期に海外シェアウェアとして紹介された「Epic MegaGames」の「Epic Pinball」や同社製品「Silverball」のような上下の画面スクロール形式ではなく、Windows3.1/95/NT3.5で動作した「LittleWing Co.LTD.」の「Crystal Caliburn」や「Loony Labyrinth」(いずれも日本で開発され、アメリカで数々の賞を受賞しました)のようなフル画面表示のビデオ・ピンボール・ゲームです。

 2001年8月5日(日)発売にあたり、WindowsCE FAN STAFFが検証してみました。
 ※なお、記事作成に当たり、製品版公開・購入のタイミング上、一部ベータ版を使用していますので、製品版と若干異なる画像・記述がある場合があります。

■「CECRAFT,INC」のピンボール・ゲームシリーズ第1弾「YoungPaladin」

 ○インストール時に必要な条件
  1.PocketPC側
   ・WindowsCE3.0(PocketPC)MIPS/StrongARMプロセッサ(※2001年8月1日現在「SH」版のプログラムはありません)
   ・ディスプレイ:240×320、256色カラー(推奨4096)以上、16グレイスケール
   ・必要RAM容量:2.0MB
  2.母艦側
   ・Microsoft ActiveSyncをインストールしたWindows98/ME/NT/2000
   ※CASSIOPEIA E-700では「CASIO Update Pack Version 1.01」を「CASIO」のサイトよりダウンロードし、適用して下さい(「CASIO Update Pack Version 1.01」適用前はサウンドのみ再生され、プレイ画面が表示されません)。

 ○特徴
  1.実機に近いプレイング・フィールドです。
  2.マルチボール・プレイが可能です。
  3.「アウトレーン」には「キッカー」機能があります。
  4.プレイ・フィールドには「バンパー」、「ランプレーン」、「トップレーン」、「ホール」等、ピンボールの基本的アイテムがあります。
  ※「TILT(台を揺らすことによって、ボールの微妙なコントロールを行うが、限度を越えた『揺らし』は罰則となる。これをティルト[TILT]という)」、「MATCH(一種のくじ引き:自分の点数の下2桁が、台がランダムに選択した『00〜90』の数字と同じになると1クレジットもらえる)」といった機能はありません。

■インストール

 ・母艦から「setup.exe」を起動して、画面の指示に従って下さい。

■プレイ画面の概要

 (1)インストールした「YoungPaladin」を起動すると、まず、以下のような「LOADING」画面が表示されます(ベータ版では画面右下、製品版では画面下中央の「Cecraft Pinball」のロゴが「LittleWing Co.LTD.」のロゴを彷彿させます)

  ※左:ベータ版、右:製品版

 (2)「LOADING」が終了すると、メニュー画面が表示されます。

 (3)「START」をタップすると画面上部に「PREPARE JOURNEY」と表示され、それと同時にサウンドが再生されます。

 (4)その後、「BALL 3」と表示され、「プランジャーレーン」の手前側にボールが出てきます。

 (5)下の画像はプレイ開始の画面です。

 (6)3つのボールがすべて「アウトホール」に落ちると、ゲームが終了します。

 (7)ゲーム途中で、画面をタップすると「PAUSE」画面に切り替わります。

■ゲームの開始とプレイ方法

 (1)「プランジャー」ボタンを押下し、離すことにより、ゲームが開始されます。
 ※「プランジャー」ボタンを押下してから、離すまでの時間によって、ボールが「プランジャーレーン」を上り、プレイング・フィールドへ出ていく「強さ」が変化します。
 (2)左右の「フリッパー」を動かして、ボールを弾き返したり、ホールドしたりします。
 ※プレイの詳細は「次回」に譲りますが、「CECRAFT,INC」のサイトに英語版マニュアル(zip形式で圧縮)がありますので、参考にして下さい。

■ゲームで使用するPocketPC側のキー

 左右のフリッパーを操作するボタン、プランジャーボタンを「CASSIOPEIA E-700」を例にして以下に示します。

■現代ピンボール事情(その1)

 ピンボールはアメリカで生まれたアミューズメントマシンであり、シカゴはピンボールの首都と呼ばれるています。ピンボール・メーカも基本的にアメリカにあります。欧州のメーカもピンボールを作ることはありますが、やはり中心は米国です。
 しかしながら、現状のピンボール不況は日本に止まらず、欧州、さらには本場アメリカでも良くない状況にあります。
 1999年には、Williams/Ballyの2大ブランドを開発販売していたWMS社もピンボールから撤退し、アメリカでもSTERN社のみとなっています(SEGAはGARY STERN氏にピンボール資産を売却し、STERN社が新たに設立されている)。

■次回予告

 次回は「YoungPaladin」のプレイ・ルールについて解説します。

■あとがき

 ピンボールには多くの不確定要素があり、それがボールを落とす原因の一部となっています。しかし、ボールの動きのすべてに不確定要素が大きく影響するわけでなく、ボールが落ちるまでには、確定的な動きがあります。「CECRAFT,INC」のピンボール・ゲームシリーズ第1弾「YoungPaladin」はそのあたりの調整が見事に行われているソフトウェアといえるでしょう。
 どうやら、シリーズ化されるようで、次回作は「Police Story」なるビデオ・ピンボール・ゲームが登場しそうです。
 次回でもご紹介いたしますが、ピンボールに関して、多くの示唆と教訓と与えてくれた「ピンボール研究所川崎支部」の「Kenji Ishii」様に感謝申し上げます。
 なお、今回の記事を書くに当たり、「Kenji Ishii」様の運営するサイト「ピンボール研究所川崎支部」より許可をいただき、用語・解説等を一部引用、また、サイト上の情報を一部改編の上、「現代ピンボール事情(その1)」として引用をさせていただきました。改めてお礼申し上げます。

 「ピンボール研究所川崎支部」の「PLAYING TIPS」は実機のプレイングに関するものですが、この「YoungPaladin」にも通用するものがありますので、参考にしてください。



「CECRAFT,INC」のビデオ・ピンボール・ゲーム「YoungPaladin」 第1回

Reported by BEATBOY


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3773d)