待望の Pocket PC 2002 発表 こんな機能が増えたんです

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2001年9月6日(木)版

待望の Pocket PC 2002 発表 こんな機能が増えたんです

そこも、あそこも、ここも、いっぱいグレードアップしました

 ↑↑↑PocketPC2002↑↑↑ 


■ はじめに

 兼ねてから予告されていた、マイクロソフトの新 PocketPC「Pocket PC 2002」が米国時間の9月6日発表された。現在、WindowsCE FAN で知りえる情報は、米国マイクロソフト社のホームページしかないのだが、ここからわかる情報を準じお伝えしていくことにしよう。なお、画像の利用についての許可は、現在各方面に交渉中なので、しばらくのご猶予をいただきたい。

■ Pocket PC 2002 が目指したもの

 本日、マイクロソフトが「Pocket PC 2002」を発表するにあたって、目指したものは、3つのキャッチフレーズだ。

  • よりよい PocketPC であること (A Better PocketPC)
  • 企業向けに最良のデバイスとなること (Best Device for Enterprise)
  • インターネット対応の強化 (The Most Connected PocketPC)

 それでは、これらの目標を達成するために、どんな改良が加えられたのだろうか。

■ よりよい PocketPC であること (A Better PocketPC)

 まず、マイクロソフトが達成したのは、Windows95 以来、もはやお家芸とも言える既存の PocketPC の「改良」である。

 まず、一目見てわかるのが、WindowsXP ライクなユーザーインターフェースだ。これまでの平面的でスマートなユーザーインターフェースに、吹き出し形式のポップアップウインドウなどが登場した。また、ユーザーインターフェースのカラーカタマイズ機能なども強化されたようだ。

 米国では、入力方法もバリエーションに飛んだものとなった。真っ白な画面に、自由に書き込んだ文字を認識する手書き文字認識機能を標準で搭載するほか、Palm そっくりの入力方法を備える。(これはなかなか驚き) どんな PDA からでも Pocket PC 2002 に乗り換えられるよう、ユーザーの要望を細かく吸い上げている。

 また、Pocket PC 2002 の特徴として、すべての機種で、「OSアップグレードのためのフラッシュROMの搭載を義務づけた」 すでに、コンパック iPAQ や、東芝 GENIO e では、フラッシュROM を搭載し、細かなバグフィックスや、Pocket PC 2002 に対応することが (技術的には) 可能である。現状、カシオや HP のデバイスは、このような機能がないが、今後、これらのメーカーが発売する「Pocket PC 2002」も、「Pocket PC 2002」搭載と名乗るなら、かならず「Flash ROM」を採用することになる。これによって、従来の Windows95/98/Me というように、本体性能にさえ不満がなければ、ユーザーは常に最新のソフトウエアを利用することができる。ついに、Pocket PC もこうしたレベルまで磨き上げられてきたといえるだろう。

 その他、マイクロソフトが発表している項目を箇条書きにすると下記のとおりだ。

  • 新しい (WindowsXP ライクな)ユーザーインターフェース
  • 新しい文字入力方法 - Graffiti ライクな入力方法もサポート(ただし米国版のみ)
  • Pocket Outlook の改良
  • Pocket Word と Excel の改良
  • Windows Media Player 7.1 の標準搭載 - 映像再生と、ストリーミングに対応
  • (米国版では) Microsoft Reader の改良
  • フラッシュROM の全機種採用

■ 企業向けに最良のデバイスとなること (Best Device for Enterprise)

 次に、マイクロソフトが狙っている、企業モバイル環境のために作られた機能を紹介する。

 企業向けでまず注目すべきなのは、ネットワーク機能の強化が図られたことだ。通信経路を暗号化し、カプセル化することが可能な VPN 機能 (Virtual Private Network) をサポートし、「File Explorer」からネットワーク上のコンピュータの共有フォルダなどが開けるようになった。これによって、リモートからでも簡単にファイルサーバー上のファイルを取得することができる。

 これに伴って、デバイス自体へのアクセスも2段階に制御できるようになった。従来の4桁数字のものと、Windows2000 レベルの強固なパスワード認証方式だ。これらは、直接ネットワークファイルが開けたり、VPN で企業の LAN にインターネット経由で入り込めたりする以上、必須のものと言えるだろう。

 また、どの程度実用性があるかは別として、Microsoft Windows2000 Server や、Microsoft WindowsXP Home Edition や Professional Edition をリモートから制御することができる。画面は狭いが、緊急事態が発生すれば、ディズニーシーで遊んでいるときにも、スマートに何とかサーバーを回復することができるかもしれない。

■ インターネット対応の強化 (The Most Connected PocketPC)

 最後が、マイクロソフトの「.NET」にもつながる重要な機能強化だ。
 それは、「PocketPC をインターネットにつながる最高のモバイル・デバイス」にするというゴールを目指している。まず、「MSN Messenger」がようやく標準搭載された。日本では、残念なことに Yahoo! Messenger しか存在していないくてさびしかったが、Pocket PC 2002 が登場すれば、ようやく Pocket PC 2002 上でも、MSN Messenger を利用することができる。

 また、PocketPC の特徴としては、赤外線ビームがある。この機能を使って、ライバルの Palm などとも接続できるように考慮されているらしい。

 そして、Pocket Internet Explorer も、より便利なものに機能が強化されている。HTML 以外に WAP ページが開けるほか、BGM がサポートされた。さらに、ファイルのダウンロード機能がついたほか、コンテクストメニューによる、テキストの選択、ページのリフレッシュなどが行えるようになった。

■ まとめ

 Pocket PC 2002 は、「PCに比べて物足りない」と思われていた部分の多くを、ソフトウエアの強化によって利用可能にしてしまっている。まさにその名のとおり、単なる PDA にとどまらず、「ポケットに入る PC」と呼べるだけの実力を持っているようだ。

 それぞれのソフトウエアの機能強化は、細かいところまで紹介していくと、何ページも費やす必要があるため、次回以降に譲るが、日本語版のアナウンス/登場が楽しみだ。

 以前、Pocket PC では、日本語化された際に、電子書籍リーダーの「Microsoft Reader」のサポートが削られた。今回、見てきた機能のうち、うーん、日本ではなくてもいいかなーと思えるのは、「筆記体の手書き認識」くらい。他の機能はぜひとも日本語版でも提供してほしい。

 個人的には、サーバー管理者の立場も強いため、VPN と Terminal Server Client に期待だ。次回以降、できるだけ画面のキャプチャなども交え、わかりやすく Pocket PC 2002 の魅力をお伝えしたいと思う。



待望の Pocket PC 2002 発表 こんな機能が増えたんです

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (2894d)