第1回 まずはさくっとどんな感じかハンドヘルドPCで使ってみました

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2001年9月14日(金)版

第1回 まずはさくっとどんな感じかハンドヘルドPCで使ってみました

ワイヤレスで常時接続・定額サービス Air H"って?


■ついに身近に定額で無線常時接続が可能に!?

2001年8月29日、DDIポケット株式会社がAir H" (エアーエッジ)というサービスの1コースとしてワイヤレス定額常時接続サービスを開始した。TVでCMも流れているし、すでに店頭でポスターやちらしを見て、気になるなぁと感じている方も多いかもしれない。インターネットをとことん利用している方には「定額」、「常時接続」はとても魅力的だ。このエアーエッジという名は、パンフレットによると、「インターネットと空気のように暮らす。」という感覚から名付けられたそうだ。実際にどういうものなのか?使ってみてどうなのだろうと点を数回にわたり追ってみよう。今回は常時接続の概要をまず紹介しよう。

■まずは専用カードをかわなくちゃ

Air H"サービスを利用するにはAir H"専用カードを用意しなければならない。カードの形状としてはPCMCIA TypeIIのものと、CF(コンパクトフラッシュ)タイプのものが準備されるが、9月上旬現在、実際に販売されているのはPCMCIAタイプのセイコーインスツルメンツ社製MC-P300だけだ。
 私の場合、「常時接続」かつ「定額」という誘惑からサービス開始時に衝動買いしそうになったのだが、PocketPCを使う場合はCFタイプが便利なのでいったんは見送った。しかし自宅内でノートパソコンにつないで「ふとんでインターネット」もできるというメリットもあるし、後に機種交換すればよいのでやっぱり買ってしまうことにした。23区外のパソコン量販店で、値段は8800円だった。




パッケージの中身
PinConp@ctをPCカードアダプタに刺したよりもちょっと長め
モバイルギア2にAir H"カードを差し込んだところ
スロットにさすとちょっとでっぱった感じ
こっちが見慣れたPinComp@ct

■常時接続にはいくらかかるの?

 Air "Hカードで接続を行う場合、料金コースが2つ用意されている。常時接続を楽しみたい場合には「つなぎ放題コース」を選ぶ。このコースの月額基本使用料は5800円なのだが、1年間継続して使用するという「年間契約」をすれば15%割引が適用され月額基本使用料は4930円となる。
 さてここで注意しなければならないのは、このAir "Hの月額基本使用料は回線使用料(通信料)のみであって、インターネットプロバイダ業者へ支払うインターネット接続料は含まれていないことだ。したがって、Air H"でインターネットに常時接続するのに必要な金額は、
 DDIPocketに支払う回線使用料(通信料)+プロバイダに支払うインターネット接続料
となる。ただしDDIPocketが提供しているプロバイダサービス「PRIN」は2001年12月末日まではインターネット接続料が無料だ。この「PRIN」は契約手続きが不要なので、2001年度末まではAir "Hカードを購入し、DDIPocketと回線契約を結ぶだけで、「年間契約」をすれば月々4930円でインターネットに常時接続できる。
 9月14日現在、Air H"による常時接続をサポートしている他のプロバイダにはDION、@nifty、Plala、Panasonic Hi-Ho、αInternet、Asahi-net、Deodeo enjoy internetの7社あり、BiglobeとSannetも10月1日に対応を予定している。またDTIも今後対応を予定している。
 今後も多数、対応プロバイダがでてきそうなのでお気に入りのプロバイダがこの中にない場合は「PRIN」を利用しておき、年末の時点でプロバイダを選ぶという方法もあることは抑えておこう。

■常時接続で利用可能な接続スピードは?

このダウンロードはノートパソコン、レッツノートCF-S21+Windows2000で行いました

 さて、Air H"の常時接続サービスで利用可能な接続方法は32KBpsのパケット通信のみだ。この方式では下り(ダウンロード)が最大32KBps、上り(アップロード)が最大17KBpsとなる。現在はごく一般的となったV90アナログモデムの56KBps(上りは最大33.6KBPS)やISDNの64KBpsという速度よりも遅いという印象は否めないのであるが、屋外で常時接続可能である点を考慮すれば非常に魅力的だ。またAir H"はいったん接続が完了すると、電波の強さが弱まった場合でも回線が切れにくいようなので大きなファイルをダウンロードする場合でもかなり実用になる。
左図はマイクロソフトのサイトからWindowsCE HPC2000 日本語版SDKを実際にダウンロードしている様子だ。ファイルサイズは49.1MBだ。甲州街道ぞいの屋内でダウンロードしたのであるが、途中で電波が弱まることもあったが、回線が切れることなく約4時間弱で完了した。プロバイダとして「PRIN」を使用し、時間帯は夜中の約1時半ぐらいから開始した。






■高速移動でも接続は切れないのか?

 さて、H"といえば移動中でも接続が切れにくいということなので、たまたま通りかかった時間を利用して、かなり過酷な環境でテストをしてみた。テストに利用したのは中央線の特急スーパーあずさの窓側の席だ。しかも山梨県の石和温泉駅(停車駅)から発車し新宿方面にあずさがほぼ最高速に加速し走る区間だ。トンネルがしばらく無く比較的道路よりの部分を走っているのであるが、都心部よりはずっと悪条件と考えられる。モバイルギアのポケットインターネットエクスプローラ(通信状態をすみやかに知るためにレンダリングに時間のかかる画像表示はDisable)でASAHI.COMのニュースを見てみた。列車の速度が増すにつれ、だんだん山地に近づくにつれ通信スピードがおちているように感じたが、石和温泉駅から1駅目の駅まではニュースのTOPページからニュース詳細のページにはいり、何項目か読むことはできた。その後リロードしても全く受信が先に進まないようになったが、圏外になり接続が遮断されることはなかった。タイムアウトするかしないかぎりぎりのところで電波が届きがんばっているのかもしれない。ここまで悪くなるとプスンと接続が切れもいいはずなのだが、切れる様子がないのでまったく通信できないと判断しうる塩山駅で手動で接続を切った。この間に走行した距離は約10KMだ。おそらく山地に近づくにつれ、条件が悪くなるにつて、接続は切れないものの通信エラーが膨大となっていたのであろう。今回はかなり極端な、ラフなテストだったので、街中(都心部私鉄沿線など)の路線で試してみようと思う。今回のような過酷な環境で切れなかったのだからかなり期待できるかもしれない。

■取り扱い説明書はいろいろの場合がかいてあるが・・・

 さて、Air H"カードの取り扱い説明書をみると全部で6つの通信方式がかいてある。これは「通信がしたいだけ、なやみたくない」という方にはちょっとめんどうだ。次回からはハンドヘルドPCでのセットアップ方法やそれぞれの通信方式がいったい何のために用意されているか等、まとめてみたいと思う。




第1回 まずはさくっとどんな感じかハンドヘルドPCで使ってみました

Reported by かっぴー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (4019d)