コンパック iPAQ は現在いかに最強か? 発売半年、徹底チェック 【全4回】

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2001年9月17日(月)版

コンパック iPAQ は現在いかに最強か? 発売半年、徹底チェック 【全4回】

発売から半年経過したコンパックの iPAQ PocketPC

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iPAQ Pocket PC

■ はじめに

 米国では2000年4月、日本では2001年4月に発売されたコンパックの Pocket PC 「iPAQ H3600シリーズ」。「iPAQ」といえば、今年初めには「世界最強のPDA」としてギネス登録、バックオーダー70万台、Palm のシェアを奪い株価を暴落の一因となる、全世界で100万台出荷など、とにかくいろいろな意味で話題を集めた。日本での発売半年が経過する今、改めて Pocket PC iPAQ について取り上げてみたい。iPAQ の発売から現在まで、Pocket PC に初参入となった東芝の「GENIO e550」のように、コンセプトやスペックで iPAQ を強く意識しているような製品も登場してきた。また、パフォーマンスの面では、カシオ「CASSIOPEIA E-750」のように、iPAQ をある面超える PocketPC も登場した。こうした状況の中でも、iPAQ は、今でも「世界最強」で、ユーザーがいろいろな意味で安心して購入できる製品なのだろうか? また、本特集中では、コンパック株式会社の協力により、現在発売されている iPAQ 用のさまざまな拡張ジャケットについても取り上げる予定だ。iPAQ ユーザーも、現在、PDA を探しているユーザーにもぜひ目を通してほしい。中には WindowsCE FAN スタッフでも驚く拡張ジャケットもあった。

■ 今でも世界最強? iPAQ Pocket PC H3630/H3650

 さて、iPAQ の発売以降、WindowsCE FAN の掲示板では、購入を考えているユーザー、購入したユーザーよりさまざまなコメントが寄せられている。発売初期のころは、iPAQ の製造上の不具合の問題 (ヘッドホン端子の不具合等) が大きく話題になったこともあるが、最近は落ち着きを見せている。それに代わって最近増えてきているのが、初心者の方からの「初めて購入する PDA としての iPAQ」というものや、さまざまな拡張ジャケットと拡張アクセサリの組み合わせに関する話題だ。

 こうした内容は、ハードウエア掲示板すべてに目を通していただければほぼ正確に伝わると思うのだが、一方で素晴らしいことなのにあまり触れられていないこともある。というわけで、ユーザーの皆様からの書きこみ、筆者自身の体験などをあわせて、iPAQ の特徴をもう一度見直してみよう。


◎ 今でもここは世界最強 iPAQ Pocket PC

 iPAQ 発売以降、多くのメーカが Pocket PC の新製品を投入している。それらと比較して、現在(2001年10月)でも iPAQ が優位を保っているといえるのは、下記の点だ。

  • シンプルで美しい本体デザイン
  • 拡張ジャケットによる限りない拡張性
  • 海外アプリケーション対応の多さ
  • Strong ARM の将来性
  • Flash ROM のサポートによるアップグレード
  • 拡張ジャケット無しのときの軽さ
  • 大規模/多くのアプリケーションに対応した 64MB モデルの存在

◎ 他社に追いつかれた世界最強 iPAQ Pocket PC

 次に、発売当初は優位だったが、その後他社の Pocket PC の進化により特別優位ではなくなった点を挙げてみよう。これは、特に iPAQ が劣っているというわけではなく、他社の Pocket PC が iPAQ に並んだだけのことだ。

 特に 本来なら進化の激しい CPU については他社製に抜かれたわけではなく、米国登場から1年半経つ今でも最高レベルにあることがわかる。これは進化の激しいコンピュータ業界ではすごいことだ。逆に言えば、CPU を製造しているインテル社の努力不足?

  • 高性能な Strong ARM CPU 206MHz
  • 反射型カラー TFT液晶パネル
  • 豊富な付属アプリケーション

◎ ユーザーからの不満が多い点

 最後は、ユーザーから不満が寄せられている点だ。ユーザー感情的にもっとも悪いのが初期不良品の数の多さ、だっただろう。WindowsCE FAN のハードウエア掲示板には多くの初期ロット購入者からの不満が寄せられた。ただし、現在は、不良品は当然すぐに交換してもらえるのだが、新しいもの好きのユーザーにとって、購入後すぐに返品交換というのはあまりにも悲しく、感情的になりがちだ。ただし、最近は、あまりこの手のクレームはなくなってきたので、製造が安定してきたと考えるべきだろう。これから購入するユーザーは比較的安心して購入できるのではないかと思う。(ちなみに筆者は初期ロットだが、まったく不具合はでていないので不思議なものだ)

  • バッテリの持ちの悪さ
  • 初期不良品の多さ/サポート (現在は減少)
  • 同時キー押しができない (一部のアクションゲームには不向き)
  • 拡張ジャケットをつけたときの大きさ

■ 続く

 それでは、次ページ以降、それぞれの項目について、詳細を述べていこう。






コンパック iPAQ は現在いかに最強か? 発売半年、徹底チェック 【全4回】


Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3740d)