BE-500徹底レポート 第2回 低コスト部品を使用しても十分な処理速度を実現

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2001年9月21日(金)版

BE-500徹底レポート 第2回 低コスト部品を使用しても十分な処理速度を実現

CASIO CASSIOPEIA 「l'agenda」BE-500特集

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■ここに注目!

 カシオ CASSIOPEIA「l'agenda」BE-500は低価格ゆえ(予想実売価格は34800円程度)、性能面で押さえられているエントリー機であると思われている方も多いのではなかろうか。
 カシオの最新のPocketPC CASSIOPEIA E-750と比べてみても、内蔵RAMは16MB(E-750はRAM32MB)と控えめであるし、CPUも動作クロックの低いVR4131-166MHzを使用(E-750はVR4131-200MHZ)している。
 数字だけみるとBE-500の体感処理速度はちょっと遅いのではないかと感じる方もいるかもしれいが、コストを抑えてはいても使用感でけっして見劣りすることがないよう工夫が凝らされている。

■BE-500はOSもアプリケーションもRAM上で動作する

 下図はカシオの従来のWindowsCE機の構成とBE-500の構成を、簡単に比較したものだ。従来の構成の場合、標準搭載のアプリケーションはMask ROMに含まれていて、このROM上で実行されている。このためRAMにインストールされたアプリケーションのようには速く実行できない。



 BE-500の場合、アプリケーションはNAND型のフラッシュメモリに書き込まれる。このNAND型のフラッシュメモリのアクセススピードはかなり遅いので、BE-500ではすべてのアプリケーションをいったんRAMに展開し、これを実行するようになっている。このため、従来機のROMに載った標準アプリケーションよりもかなり高速に実行できる。
 またBE-500の場合、CPUの動作クロックは166MHzと低いのであるが、バスクロックは83MHzと従来機のバスクロック66MHzに比べて高速になっている。
 この2つの有利な条件の組み合わせによりトータルでカシオの最新のPocketPC CASSIOPEIA E-750と比しても遜色のない処理速度が得られている。
 このような手の込んだ工夫ができるのも、ポケットポストペット等で独自のWindowsCEプラットフォームを開発する経験を積んできたカシオならではだ。

■動画も滑らかに再生できるぞ

この写真で使用しているアプリケーションはPocketTVではありません

先日、開発途上のサンプル機で動画再生を見る機会がたあのだが、かなりスムーズに再生できていた。あいにくテストデータの種類やスペックを知ることはできなかったが、PocketTVでMPEGムービーを再生した場合、BE-500では30フレーム/秒の再生レートを実現できるそうだ。PocketPCの中にはBE-500よりも速い動作クロックのCPUを使用していても、25フレーム/秒程度しか出せない機種もあるそうだ。
更にチューニングされた製品機が待ち遠しいところだ。



BE-500徹底レポート 第2回 低コスト部品を使用しても十分な処理速度を実現

Reported by かっぴー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3796d)