エクストリームリミット製iPAQケース使用記

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2001年9月24日(月)版

エクストリームリミット製iPAQケース使用記

「定番」の本革ボディスーツ


■はじめに

以前,iPAQ用のケースとして,丑やのPDA Pocket Caseを紹介した.他のケースも購入次第紹介しようと考えていたのだが,PDA Pocket Caseで特に不自由も感じなかったために他のケースを買う機会がなくなってしまっていた.幸か不幸か他に入れるデバイスが出現してしまい,iPAQ用に別のケースをあつらえる必要がでてきたので,今回は前回と異なりボディスーツタイプのケースを購入してみた.PDAのケースでは定番中の定番,エクストリームリミット製のボディスーツだ.

■エクストリームリミット製ケースとは

エクストリームリミットは,ノートパソコンやPDA用のケース製作で有名な会社だ.ノートパソコン用のバッグについてはいわゆる汎用品も製作しているが,この会社の本領が発揮されるのは,ノートパソコンやPDAのそれぞれのモデルに合わせてカスタマイズされた「本革ボディスーツ」シリーズである.同社のサイトをご覧いただければ分かるように,現在国内で販売されている小型ノート・PDAのほとんどに専用ケースがラインナップされており,この品揃えはまさに圧巻と言える.Windows CEデバイス用のケースが多数ラインナップされている中でも,特にメジャーなのはjornada 6X0/7X0シリーズ用のボディケースだろう.同機種ユーザーの多くがこのケースを利用しているようで,使い勝手に気を使ったケース設計がされている様が伺える.その経緯を知っていたので,今回ボディスーツ型のケースを選ぼうと思った際,最初に候補に出てきたのが同社製のケースだったのである.

なお,同社のケースは基本的に同社サイトの直販を利用しなければ購入できない.それぞれのモデル用ケースは一度に入荷する数が少ないのか,売り切れになっていることもしばしばあるようだ.これは買い手の側から見るとちょっと困った状態だが,購入を決めたらこまめにサイトを覗くようにすればどうにかなるだろう.
また,直販を利用する以外にも店頭販売も行われている.どこで販売されているのか詳しいことは分からないが,さしあたって秋葉原のイケショップではメジャーなモデル用のケースを販売しているようだ.筆者も今回イケショップで購入した.

ケースを開けるとこうなる
ケースを閉じた状態.写真で見るよりも厚みはある

■ケースの概要

今回購入したのは,iPAQ用本革ボディスーツのベルトクリップモデルだ.ケース自体は縦開きで,ケースの外側はほとんど全て本革で構成されている.ケースのフタ側と本体側はマジックテープで留めるようになっており,さらに革製のベルト(?)で固定するようになっている.このベルト部分は非常に頑丈に作られていてヘタれてきそうな雰囲気はあまりないが,マジックテープは正直いただけないように思う.ケースを開けるたびにバリバリ音がするのもさることながら,何回も開け閉めしていたら弱くなってきそうで不安だからだ.
さて,このケースで最大の特徴は,おそらく「ジャケットを付けていても付けていなくても収納可能」という点にある.iPAQの場合,ジャケットを付けているのといないのとでは厚さが大幅に異なる.この問題を解消するため,このケースは本体収納部のサイド部分にゴムを採用した.そのおかげで,本体のみの時には薄く,ジャケットを付けた場合にはゴムが伸びて収納部が厚くなる,という運用が可能になっているのだ.筆者個人もジャケットは付けたり外したりして運用しているため,どちらの状態でも利用できるのは有り難い限りだ.ただし,ゴムという材質の性質上,ジャケット付きのiPAQを入れたままだと伸びてきてしまうのも確か.伸びてくると,本体のみのiPAQを入れた際にユルユルになってしまう.この点に関してはどうにかして欲しいような気もするが,両用できるという特徴とトレードオフだと考えれば納得できる仕様ではある.ちなみに,このケースで使用できるジャケットはノーマルCFジャケットと、PCカードジャケットにも対応している。
 
 追記:2001/10/25 PCカードジャケット対応を追記
    Special Thanks 大山大工さん

本体のみでもジャストフィットなのだが
CFジャケットを装着した状態でも,ゴムのおかげでピッタリ収まる

それでは,以下にしばらく使ってみて個人的に感じた長所・短所をまとめてみよう.

■長所

・高級感がある
なにしろ本革製なだけに,外から見たときの高級感はなかなかのものがある.ビニールや合皮のケースでは味わえない満足感が得られるのは間違いないだろう.縫製もかなりカッチリしており,ケースとしてはかなり堅牢な作りになっている点も高級感にプラスになっている.縫製の糸の色と革の色が若干ミスマッチな感もあるが,これは好みの問題だろう.

・本体をきちんと保護できる
フタの部分には堅い板が入っているので,液晶の保護に関してはかなり安心だ.また,全体に使用されている革自体にもかなり厚みがあるため,本体の保護に関しても確保されていると言ってよいだろう.ケースの基本として重要な点である.

・比較的安価である
本革をふんだんに使用しているにもかかわらず,価格は5180円(店頭・税抜)と比較的安く抑えられている.iPAQ用のケースは多数存在するが,その中でこのケースは高くもなく安くもなく…というレベルに位置しているようだ.ケースとしては妥当な範囲内の価格と言えるように思う.

本体装着時,正面から
細かい気配りの一例.ケースに収納したまま,ACアダプタを繋いで充電することが可能だ

■短所

・大きい,重い
このケース最大の弱点がここにある.本体をすっぽり包み込むボディスーツ型であるがために,ただでさえそれ程小さくないiPAQがさらに二周りほど大きくなってしまう印象があるのだ.重さに関してはともかくとしても,この大きさは問題である.とはいうものの,このケースだけが特に大きいと言うこともなく,ボディスーツ型の場合は多かれ少なかれ大きさの問題を抱えているのが事実だ.従って,この点についてはボディスーツというスタイルに対する好みの問題に帰着するのではないだろうか.

・フタの処理に困る
本体前面を覆い,液晶保護版も入った頑丈なフタ…閉じている分にはよいのだが,困るのはケースを開けていざデバイスを使うときだ.フタを下にだらーんと垂らしておくのもあまり格好良くない上に邪魔だし,かといって後ろに回すと厚すぎてホールド感が損なわれる(手が小さい人はかなり持ちにくくなる).

・イマイチ操作しにくい
これもまたボディスーツというスタイルに起因する問題だが,革がボタンギリギリの位置でカットされており,しかも革の厚みがあるので,各ボタンがかなり押しにくくなってしまう.特に押しにくくなるのが電源ボタンで,多用するボタンなだけに若干ストレスが貯まる.

コレが問題の厚さだ.手が小さいと正直やや辛い面もある
革がボタンギリギリまで来てしまっている

■まとめ

結局のところ,このケースを使うかどうかは,高級感と大きさを秤に掛け,個人としてどちらが大切かを判断するかにかかっていると思われる.ケースとしてはなかなか細かいところに気が配ってあり,使い勝手の面でも出来る限りの配慮がなされている点には「定番」の意地が感じられる出来だといってよい.後はまさに好みの問題と言うことになるのだろう.
筆者の場合は比較的手が小さく,個人的に軽量薄型であることを重視するためにやや辛口になってしまったが,前述の出来の面でもコストパフォーマンスの面でも良くまとまったケースであり,安心して使える仕上がりになっている.ボディスーツスタイルが特に嫌い,というのでもなければお勧めできる一品だ.





エクストリームリミット製iPAQケース使用記

Reported by square


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (2861d)