シグマリオン2でAirH”は使えるのか? TDK「RH2000P」で検証した結果は問題なく動作

このページをDeliciousに追加 このページをはてなブックマークに追加 このページをYahoo!ブックマークに追加

2001年10月16日(火)版

シグマリオン2でAirH”は使えるのか? TDK「RH2000P」で検証した結果は問題なく動作

あの噂を検証!!


Air H”対応CFタイプ通信端末
TDK 「RH2000P」

■波紋を呼んだ「AirH” Card petit」とシグマリオン2

モバイル環境での使い放題を実現した「AirH”」だが、特にCFカードタイプモデルの登場で、モバイラーの心を強くつかみ、様々な関心が示されている。そんな中でも熱いのが「シグマリオンII」で使えるのか?ということだ。他メディアでも報じられているとおり、「シグマリオンIIではライバル会社の特定製品を動作しないようにするプロテクトが施されている」(ケータイWatch)のだが、シグマリオン2発売以降に登場した AirH”製品が動作するとの情報で、モバイラーの関心を集めている。

ということで、早速、WindowsCE FAN では、この情報の検証を行ってみた。

■環境

・シグマリオン2
・TDK RH2000P
・プロバイダは「PRIN」を使用(年末まで無料というのがうれしい)


■結果

写真を見ていただければ分かるとおり、何の問題もなく利用できた。p-in などと同じように、普通にスロットに差し込み、普通に設定するだけで問題なく接続できた。これでモバイルインターネットアクセスがバッチリ使い放題になった。

  1. 「RH2000P」をシグマリオン2に挿す
  2. 本体バッテリで利用している場合、PCカードを検出して「電池の消耗が激しいけれども使うか?」というような警告が出るので「はい」を選択する
  3. スタート→プログラム→通信→リモートネットワーク と開き「新しい接続」をタップする
  4. 必要項目を入力する
    (参考)PRIN 使い放題コース(32Kパケットモード)の場合
    電話番号:0570570611##61
    ID:「prin」
    Password:「prin」
  5. これで設定完了!いくぜ!モバイルインターネット使い放題!!

追記:2001/10/25 パスワード修正 及び 誤記を追記
   AirH"も32Kパケット通信以外にもドコモのP-inシリーズと同様な回線交換での64K通信は可能である。が、実際は固定料金の外枠で従量制課金が発生するが64K通信も可能だ。
   Special Thanks 大山大工さん

NECインフロンティア
世界最軽量「CFE−02」

■使えるといっても注意が必要

結果的には、なんの問題もなく接続できてしまったわけだが、今後も同様にして、あるいは全てのシグマリオン2が使えると言う保証はないということを注意しておきたい。
シグマリオン2の発売元であるドコモが、今後正式にAirH”対応を表明することはまずありえないだろうし、また、逆に今後出荷されるシグマリオン2については利用できなくなっているかもしれない。この点については十分注意が必要だ。

また、11月に発売が予定されている「CFE-02」が同様に使えるかどうかも現時点では不明である。今回の傾向からすると、使えてしまいそうな気がするが、あくまで「ユーザが勝手にやったら使えた」というものなので、その点はよく理解して利用して欲しい。

■ユーザは使い放題を高く評価!ドコモの対応に期待しています

キャリアであるドコモが、通信利用を促進するための端末としてシグマリオン2を提供しているだけに、他キャリアの利用を制限したい気持ちは良く分かる。シグマリオン2を通常にメーカーが販売すれば販売価格は現在の2倍になってもおかしくない商品であるが、ユーザの通信利用料金をあてに安価に提供しているという実情があるためだ。この努力については、モバイル環境の普及に大きく貢献している点で評価できる。
が、しかし、ユーザとしては、安く端末が買えて、AirH”で使い放題環境が実現されるなら、この組み合わせが最高!と思うのは当然のことで、ドコモには「このまま放置して欲しい」というのが本音だ(^^;) ムシの良い話をしているかもしれないが、正直なユーザの感想として理解して欲しい。

個人的には、ドコモもAirH”に対抗した商品を早期に投入さえしてくれれるのが一番うれしい。同じ位の利用料なら複数契約割引の適用を受けたいので、私も速攻で乗換えたいと思う。これまでのキャリアの動きとして、対抗商品はすぐ登場するのが常なので、きっと近いうちにドコモからもモバイル使い放題プランの提供がされると(勝手に)信じている。がんばれ!→ドコモ

■でも P-in で使いたい理由もある

「使い放題」というワードに踊らされて、ついついAirH”最高!という感じになりがちだが、実際に利用してみた感想では、通信速度の問題は大きい。単純に遅いのだ。http://speedtest.pos.to/ で計測してみた結果、AirH”の推定スループットは 15〜22kbps 程度であった。携帯電話での 9600bps に比べれば速いものの、64k通信に慣れてしまった今、この速度はかなりストレスを感じる。また、使い放題だからといっても、通信時間がかかると、バッテリの消費も気になるところで、このあたりの点からも64k通信は捨てがたい。

■まとめ

モバイルインターネットの「使い放題」は非常に大きな衝撃を与えた。しかし、現状の通信速度の問題などから考えると、まだまだ使う側の工夫が必要だ。添付メールをできるだけ減らし、さらにnPOP等のメールソフトで受信するメールの選択をしながらの利用は今後も必要になってくる。
今後、高速モバイルインターネットが「使い放題」になればすべてが丸く収まるが、それまでは Wake On Ring 機能や Wake On Radio 機能を活用したアプリケーションで、移動しながらメールがどんどん受信されていくような形が良いのかもしれない。これなら通信速度が若干遅くても気にならない。もちろん利用者からすれば AirH”のような「使い放題」サービスの方が通信料の心配が無く、安心であるのは事実だが。

いろんな意味で、今回の件は、モバイルインターネットに対して大きな一石を投じた出来事である。今後の動向に注目したい。



シグマリオン2でAirH”は使えるのか? TDK「RH2000P」で検証した結果は問題なく動作

Reported by おかもん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3737d)