マウスなのにボタンがない! ボタンレス・オプティカルスクロールマウス
Justy UMN10MP

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2001年10月21日(日)版

マウスなのにボタンがない! ボタンレス・オプティカルスクロールマウスJusty UMN10MP

WindowsCE FANスタッフが最近買ったお気に入り


今回紹介するボタンレスマウスパッケージ

■ マウスといえば、マイクロソフトでしょ

 マウスといえば、マイクロソフトのマウスである。
 少なくとも筆者はそう思っている。

 マイクロソフトのマウス、ブランドはそのまま「Microsoft Mouse」は、今から15年以上前から存在する。金属製のボールを内蔵した結構ヘビーなマウスだ。ただし、耐久性は抜群。今でも PC-9801RS につければ動作するから立派なものだ。

 そんなマイクロソフトが現在のような一大マウスシリーズを発売するようになったのが、90年代初頭。その初代は、なんとも奇妙ななすび型で有名な「Microsoft Natural Mouse」からだ。このマウスは、模造品がノーブランドメーカーから発売されるなど、大変な人気を博したが、その後のマイクロソフト・マウスの革新性を決定付けたのが名前は正確ではないが、「Microsoft IntelliMouse Wheel」だ。その最大の特徴は、右と左のマウスの間についたゴム製の「ホイール」。このホイールをくるくると回転すると、Microsoft Internet Explorer ではホームページを簡単にスクロールさせてみることができたし、PowerPoint ではスライドを自由に拡大縮小することができた。その他、さまざまなソフトウエアが、このホイールでのスクロールに対応していったのだ。
 そして、さらにマイクロソフトがリードを広げたのが、「Microsoft IntelliMouse with IntelliEye」。これは人気のなすび型ホイールマウスに光学センサを搭載したものだ。今でこそ、世の中の半数がこの光学センサ製になったが、登場したときにはかなりの話題を集めた。それまでの光学マウスといえば、Sun Microsystems などのワークステーションで採用されていた専用マウスパッドとの組み合わせでしか使えないものだった。ところが、マイクロソフトの「IntelliEye Technology」では、ボールでは使いにくかったひざ上や、書類が重なっている上などで自由に使うことができる。また、ボールに挟まった誇りを取るというのは、パソコン・ライフの日常的な光景だったのだが、それすら消し去った。

 その後の「Microsoft IntelliMouse Explorer」などは、筆者が左手マウス使いのため、購入していないが、今でもマイクロソフトが新製品を発売したら、即ショップで使い勝手を確認してしまう。

 と、長い前置きになったが、マイクロソフトのマウスは偉大であり、筆者はそれを信奉しているということだ。

■ え? このマウスボタンがないの?

 と、マイクロソフトマウスフリークとしかいいようのない筆者だが、だからといって他社のマウスを購入しないわけではない。と、発見したのだが、今回紹介する Justy のボタンレスオプティカルスクロールマウス「UMN10MP」なのである。

 この「ボタンレスオプティカルスクロールマウス」、全部で3色あるが、筆者が目を惹かれたのが、白いボディに透明なケースかぶせた「UMN10MP」だ。デジカメの写真では、その美しい光沢がほとんど再現できていないので、ぜひショップでその美しさを体験してほしい。

真っ白く光沢があるのは本当に美しい
マウスは正面より、後ろから見ることが多い

 よく見てほしいのは、このマウス「ボタンがまったく存在しない」ことだ。
 説明するまでもなく、Windows パソコンでは、左クリック、右クリックが必須の操作。このマウスでは、どうやって、左クリックと右クリックを行うのだろう?

 クリックする動作は、クリックしたい方向にマウスを傾けることで行う。具体的にはマウスの上に、手のひらを乗せ、左や右に傾ける。手首をくいっくいっとひねる動作がクリックになるわけだ。

 ボタンがなく、本体を押し込むタイプのマウスといえば、ボタンがひとつしかない、とある有名パソコンで聞いたことがあるかもしれないが、キャッチコピーのとおり、(Windows では) 世界初。これは使ってみるしかないっしょ。

 パッケージにも、この特徴を最大限アピールしている。完全なオリジナルではない点が残念だが、ちょっとした工夫で2ボタン化するなど、なかなか斬新なユーザーインターフェースだろう。

まずは左に傾けると左クリック
右に傾けると右クリック

■ 使ってさらに感動。光るんです!

 さて、当然だが、購入して、USB 端子に差し込めばすぐに使えるようになる。なんと驚くことに、ボタンや、本体が青白く光る。動かしたときしか光らないため、撮影が難しいのだが、大体、こんな感じだ。本体下は、マウス移動のための光学センサのため赤く光っているのだ。

こんな風にぼぅっと光る。
本物は夜中に使うともっと幻想的

本体デザインの秀逸なビクター
InterLinkMPC-303と一緒に

■ 使い勝手は若干癖があるが、十分合格点

 さて、マウスといえば日常よく使うもの。それだけに実用性というか、使い勝手が大切だ。

 まず、結論から言えば「ほぼ合格」だ。このマウスのオリジナリティ、光沢の美しい本体、などが気に入る人なら、何はともあれ買い! だろう。価格も T-ZONE で \1,980 と、一般的なマウスの中でも平均的な部類に入る。

 ただし、気をつけてほしいのは、手首でクリックという操作ゆえ、難しい操作もあることだ。それは、

  • ドラッグ&ドロップ
  • ダブルクリック

という操作だ。手首をダブルクリックのように高速にひねるのはきわめて難しいし、手首をひねったまま、マウスを動かすドラッグ&ドロップはさらに難しいといえる。

 また、試してみると分かるが、マウスを使う台はフラットで硬いことが望ましい。マイクロソフトの Microsoft IntelliMouse with IntelliEye と同じ光学マウスでありながら、ひざの上などではまともにクリックすることは難しい。

 そんな点もありながら、現在筆者はこのマウスを愛用している。

 日常的にマウスを利用している人の場合、クリックという動作が意外に指の負担になっていることをご存知だろう。ずーっと、マウスを動かしては、クリックという動作を繰り返していると、指が痛くなってくる。その点、このマウスは、クリック動作が、手首の操作なので、通常のマウスとはまったく負担の掛かり方が違う。日中、普通のマイクロソフト・マウスでバリバリ仕事をした後、自宅でのんびりネットサーフィンする際には、このマウスを利用している。

 手のひらをマウスに乗せて、ときどき、ぽちっとクリックするという動作は、なかなか快適だ。そして、何より夜でも、赤や青白く光る様は、なかなか美しい。

 興味のある方は、ぜひ一度は手にとってみてほしい。




マウスなのにボタンがない! ボタンレス・オプティカルスクロールマウスJusty UMN10MP

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3769d)