■作ったソフトを実機で動かすには?作ったソフトを実機で動かすには、どうすればよいか? 実はこれがちょっと大変なのである。というのは初期状態でl'agendaからプログラムを起動するには、メニューからソフトを選択するしかないからである。このメニューに出てこないソフトは起動できない。エクスプローラみたいなソフトがl'agendaに内蔵されていればそこから直接exeファイルを実行して起動できるのだが、そのようなソフトはない。オンラインソフトでファイル管理ソフトを使えば別だが、ではそのファイル管理ソフトはどう起動するのか・・。
というわけで困るわけだが、要はl'agendaのメニュー項目にソフトを追加する方法が分かればいいわけである。その方法は二つ用意されている。一つは、インストーラからインストールすることである。そうすればメニューにちゃんと登録される。しかし、インストーラを使わなくてももっと簡単にメニューにソフトを表示する方法がある。それがコンパクトフラッシュを使うことである。ノートパソコンや他のCEマシンなどでコンパクトフラッシュにProgram Filesというフォルダを作り、その中にEXEファイルを入れておく。そして、l'agendaに差し込むとあら不思議、メニューに「カード」という項目が増えて、コンパクトフラッシュのProgram FilesフォルダにあるEXEファイルが出てくるのである(右画面参照)。 あとは本体内蔵ソフトと同じようにタップして起動できるようになる。
■ActiveSyncを使いたい! これで起動できるようになったわけだが、しかし、eMVC++で開発したソフトをいちいちコンパクトフラッシュにコピーして、BE500に差し込む、というのはなんとも面倒である。普通のCE用ソフト開発なら、eMVC++から直接ファイルを実機にコピーし、実行するように指令できる。だが、これはActiveSyncを通して行っていることである。BE500はActiveSyncを使わず独自の同期ソフトを使っている。そのため普通には「eMVC++から直接ファイルを実機にコピー」は出来ないのだ。 そこで、SDKにはBE500でActiveSyncを使うソフトが入っているのである。それがSDKのCD-ROMのProgarm Filesフォルダに入っている ExeRepllog.exe である。このソフトをBE500にCF経由でインストールして実行することで、eMVC++から直接l'agendaにファイルをコピー、そして実行ということが行えるようになる(右画面:ExeRepllogを使ってBE500でActiveSyncに接続)。 具体的な手順はこうである。 ExeRepllog.exe をCFのProgram Filesフォルダに入れ、BE500にCFを差し込む
ActiveSyncが有効になっていることを確認し、l'agendaをクレイドルに差し込む ExeRepllog.exeを実行する。するとActiveSyncで接続される(接続しない場合には、何回か起動すると成功する場合が多い)。 eMVC++から[ビルド]-[リモート出力ファイルを更新]でファイルを実機にコピーできる。[ビルド]-[実行]でコピーしたファイルを実機で実行できる。 これで普通のWindowsCEと同じ開発が行える。もちろん、ActiveSyncはeMVC++にしか使えないわけではなく、PocketPCと同じように普通にActiveSyncも使用可能になる。 eMVC++でActiveSync経由でBE500用ソフトの開発を行うときには注意点がある。それは[ツール]-[オプション]のダウンロードタブで「常にバイナリをターゲットにダウンロード」をチェックしていると、[ビルド]-[実行]時にMFCのDLLファイル(mfcce300_ca.dll)のダウンロードも行おうとしてしまう。しかしこのファイルはすでにBE500に内蔵されているので、ダウンロードする必要はなく、キャンセルしてほしい(詳しくはSDKのREADME.TXTに書いてあります)。
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