Mac専用、IEEE1394端子必須 【第0回】iPod 購入までの長い道のり

このページをDeliciousに追加 このページをはてなブックマークに追加 このページをYahoo!ブックマークに追加

2002年2月15日(金)版

Mac専用、IEEE1394端子必須 【第0回】iPod 購入までの長い道のり

いまさらながら、iPod レビュー

 ↑↑魅惑のiPod特集↑↑第1回→


■ はじめに

 Apple の iPod をご存知だろうか?
 液晶 iMac の登場と共に、話題性からは一歩引いた感があるが、iPod は昨年のアップル新製品の中で抜群の注目を集めたデバイスだ。登場前に「画期的な新製品」と呼ばれていたこのデバイス、その実体は MP3 プレーヤーであった。これから紹介していくとおり、ある面を見ると iPod はごくごく平凡で機能性の乏しい MP3 プレーヤーでありながら、数あるアップル関連メディアをその話題で埋め尽くすほどの力を見せた。「いまさらながら」その魅力と、実力に迫る。


■ iPod の魅力 = 5GB HDD + 10時間再生

 前段にも書いたが、iPod は、いわゆる「MP3プレーヤー」である。もちろん、MP3ファイルが再生できる以外にも、AIFF 形式の音楽が再生できたり、WAV に対応したりはしている。その反面、Windows Media Player 標準の形式である WMA形式や、ソニーの ATRAC3、BSデジタル放送などで使われる AAC などのコーデックにはいずれも対応していない。その意味では、通常使われるコーデックとしては「MP3」にしか対応できないといっても過言ではない。

 また、世の中の著作権管理方式にもまったく対応していない。このため、インターネット上で行われている「音楽配信サービス」には対応していない。あくまでも、自分で CD を購入して、それをリッピングして、iPod に転送するという使い方を想定しているのみだ。録音機能もないので、会議などを録音することもできない。

 MP3プレーヤーとしても非常に単機能的である。イコライザのような音質調整の機能はないし、リモコン機能もない。

 ところが、この iPod の魅力はこうした多くのデメリットや、単機能さによっては損なわれない。何と言っても、iPod の魅力は、通常の MP3 プレーヤーと大差ないコンパクトなサイズに、5GB の HDD を内蔵し、理論上最大 1,000曲の音楽を持ち運ぶことができる点にある。さらに、HDD を内蔵しながら、10時間という長時間再生ができる点にあるのだ。

 こんなデバイス他にはない。非常に優れものだ。

iPodパッケージ写真
iPod裏面の写真。完全なミラー処理がされている

 ちなみに、2.5inch サイズのHDDを利用し、10GB や 20GB という大容量HDD を内蔵したプレーヤーは既に存在する。読者の方からメールでいただいた「Archos Jukebox Studio 20/6」や、CES20002 で発表されていた Rio Riot という製品などだ。価格帯は、iPod と同様で、6GB 〜 20GB の容量を持つ。また、HDD内蔵のMP3プレーヤーといえば忘れてはならないのが、Creative の Nomad Jukebox だろう。すでに2年前に 6GB の HDD を内蔵した Nomad Jukebox は、今の iPod の原型であるともいえる。しかし、いずれもサイズはいかんともしがたく大きく、とても胸のポケットに入るサイズではない。見た目にスマートさがないのが辛い。

【参考URL】
・Archos Jukebox Studio 20
Archos Jukebox Studio 20(製品リンク 2002年2月現在)
Archos(メーカーリンク)/

・RIO Riot
Rio Riot 製品リンク(2002年2月現在)
SONIC Blue(メーカーリンク)

・Creative Nomad Jukebox 20GB
Nomad 製品リンク
Creative (メーカーリンク)

Archos Jukebox Studio 20
RIO Riot (20GBの容量がある)
Nomad Jukebox 20GB

■ iPod の購入の高い壁

 そんなわけで、WindowsCE FAN のニュースコラムでも紹介したとおり、iPod登場以来、iPod に非常な興味を持っていた筆者だが、iPod の購入には2つの壁があった。

◎ iPod は、Mac 専用製品である

 iPod は、Mac 専用の製品である。Mac を持っていれば、iPod を本体に差し込むだけで、使えるようになると言われているが、Windows マシンには対応していない。かろうじて、Mediafour社が XPlay という名称で、iPod 用のドライバを作っているが、この原稿を書いている 2002年2月上旬の時点で、Technology Preview 4 となっているのみだ。このバージョンから、iPod 上に入れた楽曲の削除ができるようになったが、それまではひたすらコピーできるだけだったのだ。

◎ iPod に接続するには、IEEE1394 端子が必要

 iPod の接続インターフェースは、IEEE1394 (FireWire) である。Mediafour のドライバを利用するにはパソコンに IEEE1394 端子が必要である。IEEE1394 の拡張ボードは決して高いものではないのだが、あまりスロットの空きもないベアボーンをもう一度バラバラにして、IEEE1394 ボードを入れるほどの物欲はなかった。

 正直、液晶 iMac も発表されたことだし、液晶 iMac と iPod を購入しようかと考えたことも何度もあった。しかし、メモリをそれなりに積んで、iPod を加えると、30万円コース。それで何ができるかというと、手元の Windows マシン以上であることは決してない。Photoshop だって、Windows版しか買ってないし、Office X for Mac だって持っていない。MP3 コピーのためのハードにしてはちょっと高価すぎる。いつになったら、Windows 版の iPod が発表されるんだ!? と思いつつ、今の iPod 人気と、Mac の人気低迷を考えれば当面 iPod for Windows が発売されるとは思えない。


■ IEEE1394端子あるじゃん

 ところが、先週、ヘッドホン端子を探して、今まで開けたことがなかったベアボーンの前面下の蓋を開けると、USB端子の横に見慣れない端子があるのを発見した。VAIO などについている iLink (IEEE1394) 端子より大きく、USB端子より小さい、この端子を見てみると、なんと「(1394)」と書かれている。

 ほんまかーと思って、「コントロールパネル」を見てみると、ちゃんと、IEEE1394 のところには、チップセットが認識されている。なんと、今まで気がつかなかっただけで、このパソコン IEEE1394 端子あるじゃん。後は、XPlay をインストールできたら、iPod を買おう! そう思って、XPlay Technology Preview 4 をダウンロードしてインストールしてみると、これまた大丈夫っぽい。(本体がなかったので、接続できたわけではないのだが、少なくともハングしたりインストールできなかったりはしなかった)

■ 購入! iPod

 というわけで、翌日早速自宅の近くのショップで、iPod を購入。買いましたよ! iPod。やったー。というわけで、次回を待たれたし。

→ 次へ

■ おまけ

 ちなみにおまけとして、筆者がこれまでに購入した(一部、勤務先の会社で評価用に購入したものもある) シリコン・オーディオプレーヤー一覧だ。我ながらよく買っているような気が。(^^;

◎ 自腹購入品

・Rio PMP300SE (64MB品)
・ソニー NW-MS7 (初代メモリスティック・ウォークマン)
・RIo Rio600 (米国版)
・Rio Rio800 (日本語版)
・三洋電機 SSP-PD9
・松下電器 SV-SD75 (日本語版、SDメモリ、AAC対応)
・ソニー NW-MS9
・以後、jornada548、CASSIOPEIA E-700、GENIO e550 と移行

◎ 評価用の購入品

・松下電器 SV-SD01 (ヘッドホン型 SDプレーヤー)
・三洋電機 SSP-PD10 (メモリ内蔵型)
・日本ビクター XA-SD1
・東芝 MEA110AS
・Creative NOMAD II



Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3773d)