[PR]PDAを本格的カーナビに変える NAVISTANT登場。第4回 期待は膨らむ

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2002年3月25日(月)版

[PR]PDAを本格的カーナビに変える NAVISTANT登場。第4回 期待は膨らむ

PocketPCがカーナビに! DENSOからPDA用カーナビキット発表!

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■はじめに

 PDAを本格的カーナビに変える、デンソー NAVISTANT。普段スケジューラーなどとして利用しているPDAが、車の中ではカーナビになってしまうという驚異的な周辺機器だ。

 ここまで3回にわたってNAVISTANTの概要や機能を紹介してきたが、今回は最終回ということで、ユーザーにとって気になる点について検証するとともに、NAVISTANTの可能性を探っていこう。


■NAVISTANTの特徴を総括

 これまで何回かに分けてNAVISTANTの優れた点と弱点を指摘してきたが、ここであらためてまとめてみよう。

GPS・ジャイロ・車速信号による
高精度かつ明快なナビゲーション

◎専用車載カーナビ・システムと同等の高精度と高機能!
 GPSアンテナのほかジャイロや車速信号を取り入れることにより、高い位置精度を実現している。さらに、音声案内やマップコードによる簡単目的地設定にも対応。

◎抜群のコストパフォーマンス!
 対応PDAを既に持っている場合たったの5万円でNAVISTANTの本格的カーナビキットが手に入り、持っていない場合でも約10万円でカーナビとPDAの両方が手に入る。

△データサイズの制約
 数GBのデータを収録できるDVDのような大容量メディアが使用できないため、住所や電話番号による地点検索ができなかったり、25mが主流の最小スケールが50mまでであったりする。

△画面サイズが小さい
 現在主流のカーナビ専用機では6〜8インチ程の大画面が使用されていることを考えると、PDAの画面がいささか小さく見えるのは確かである。



■NAVISTANTはバイクでも使える!?

 NAVISTANTの構成の中で、一つ気がついた事がある。読者の中にも気づいた人がいるかもしれないが、プログラムや地図データの記録メディアの性質が従来のカーナビと決定的に違うのである。つまり、従来のカーナビが、CD・DVD・HDDなどの回転するディスクを利用するため、振動に弱いという決定的な弱点を持っていたのに対し、NAVISTANTではPDAに内蔵するメモリおよびメモリカードを使用するため、振動という弱点がないのだ。

 だとすれば、これまで振動等の影響で開発や普及が進んでいない、バイク用のナビゲーションとして使用することができるかもしれない。NAVISTANTキット自体がコンパクトなので設置の自由度が高いし、PDAにイヤホンをつなげば音声案内を聞くこともできる。
 もちろんPDAやT-STATIONの固定方法などに工夫が必要であるが、二輪ライダーにとっては大いに興味を引く製品であるのではないだろうか。


■NAVISTANTを手に入れるには

 期待が高まったところで気になるのが、NAVISTANTの入手方法である。
 現時点では、コンパックダイレクトプラスおよびダイヤテックの2つのサイトでのWeb販売の他、大手家電量販店の店頭で販売される予定だ。
 NAVISTANTは、あくまでもPDAの周辺機器という位置づけであり、家電量販店のPDA/周辺機器売り場に足を運べばNAVISTANTの実物を見ることができるわけだ。もし、まだNAVISTANTの性能を疑っている人がいれば、ぜひ店頭で手にとって見てほしい。

 販売店に関しての最新情報は、NAVISTNATホームページで確認することができる。


■NAVISTANTの今後について

◎iPAQ以外のホルダーについて
 第1回でお伝えしたとおり、発売当初に提供される車載ホルダーや接続ケーブルはiPAQ専用のもののみであるため、他の機種用のホルダーの対応について伺ったところ、「発売時期は未定だが、他社のPDA向けのものをホルダーメーカが順次検討中」とのことであり、これもNAVISTANTホームページの最新情報に期待したい。

◎PHSやFOMAなどのデータ通信カードとの連携について
 地図データの更新やiモードのような情報配信への対応の可能性については、「現状では未定だが、ユーザーのニーズや技術の動向をみて検討していく」そうだ。
 また、「メモリーカードの価格が下がり、家庭にはブロードバンドが当たり前になってくると、最新の地図や情報は家でダウンロードし、PDAのメモリーカードに転送するという使用法が現実的ではないか」という。確かに、携帯電話で地図をダウンロードするタイプのカーナビでは月額の利用料金や携帯電話の通信料などのランニングコストがかさむようであるし、非常に理にかなった判断だと思う。

◎位置情報をアップロード(送信)する機能について
 今回の取材を通じて、まだ計画事項との前提であるが、位置情報をアップロード(送信)する機能を追加するという計画もデンソーの中ではあるようである。au の「GPSケータイ」というテレビCMを見たことがあるかもしれないが、それと同様、自車位置を知らせることができる機能であり、これらが実現すれば一般のユーザの利便性が増すことはもちろんであるが、ビジネス用途でも非常に強力なツールになることが期待できる。

◎マップコードの簡単な入手方法について
 NAVISTANTでの目的地入力は主にマップコードになる訳であるが、このマップコード、以下のような新たな展開が始まっていて、簡単な目的地データ入手の方法として注目される。

実際にPocket PCから、「まちgoo」
の店舗情報を検索した。

1. 携帯電話でのマップコード入手
 auの EZ@NAVI/navi.com やドコモのiモードにおける @NAVI.com において、住所検索などの結果をマップコードを返すような仕組みが登場する。(auは既にサービス中)

2. お店情報などにも対応
 既に全国4万件のお店を検索できる「まちgoo」へのマップコードの掲載も開始されていて、こちらではPCや携帯による店舗の検索とマップコードの確認が可能になる。
 また、まちgooでは、NAVISTANTのWEB連携機能を使ったマップコードとNAVISTANTの連携(ActiveXコントロール利用)も検討中であるということで、こちらも使い勝手向上で期待ができそうである。

 このように携帯などを使って簡単にマップコードを取得できる仕組みが増えることにより、車に乗る前に通信を使ってホットな情報を検索して、NAVISTANTでメモリポイントや目的地に設定し、車に乗ったら即スタート、といったスマートな利用法も期待できる。


◎アップグレードについて
 ここで、改めてNAVISTANTの構成を機能で分類してみると以下の4つに分けられると思う。
  ・GPS、ジャイロ、車速信号を集約するT-STATION
  ・演算、表示、データ記憶を行うPDA
  ・PDAにインストールされるNAVISTANTプログラム
  ・パソコンで切り出し、PDAで使用する地図データ
 これら4つのうち、T-STATION 以外の3つの要素は、PDAの交換やソフトウェアのアップグレードなどにより柔軟に、個別にグレードアップしていくことができそうである。

 このようにコンポーネントに分かれていることによって、例えば、XScaleプロセッサを搭載した高速なPDAが登場した時には、PDAを交換するだけでカーナビがより高速になる(カーナビ全体を買い換える必要がない)というメリットが生まれている。

 あくまでも勝手な推測であるが、上記のメリットはハードウェアに限らず、ソフトウェアにもあてはまるものであるから、NAVISTANTプログラムのバージョンアップによって、「住所検索用データベース」をダウンロード購入してNAVISTANTに追加インストール、のような拡張性も期待できるかもしれない。

 これらのように、Pocket PCや携帯電話から簡単にマップコードを取得できる仕組みが増えることにより、車に乗る前に通信を使ってホットな情報を検索して、NAVISTANTでメモリポイントや目的地に設定し、車に乗ったら即スタートといった、簡単な使い方も今後は可能になっていくだろう。

■おわりに

 以上4回にわたって、デンソー「NAVISTANT DV-P10」についてレポートしてきたが、PDAが実際にカーナビとして動作している様子を見た時は素直に感動したし、PDAの可能性を強く感じた。
 それと同時に、多くの技術的課題を克服し、世界初の本格的PDAカーナビゲーションシステムの製品化に成功したデンソーの技術力にも感服した。

 第1回の冒頭にも述べたが、NAVISTANTは、普段スケジューラなどとして使っているPDAが、車での移動時にはカーナビになるという手軽さと、実売想定価格が約5万円(PDAは別売)という抜群のコストパフォーマンスにより、カーナビの選択の幅を広げ、PDAの可能性を一層拡大するものと期待される。

(以上)



[PR]PDAを本格的カーナビに変える NAVISTANT登場。第4回 期待は膨らむ

Reported by うっきー


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3313d)