WindowsCE で手のひらホームサーバー!? も 夢ではない Intrinsyc パームサーバー「CerfCube」

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2002年2月25日(月)版

WindowsCE で手のひらホームサーバー!? も 夢ではない Intrinsyc パームサーバー「CerfCube」

The Windows Embedded Developers Conference 2002 Japan

←DevCon2002↑↑↑組込機器CE↑↑↑ 

名札にも隠れちゃうくらいの小型サーバー「CerfCube」。
WinodwsCE OS 3.0を搭載している

■ はじめに

 先週、The Windows Embedded Developers Conference 2002 in Japan も開催され、組込機器分野での WindowsCE の躍進を感じることができた。少なくとも3年前にはシェアゼロだったものが、日常生活の中で目にすることができるほどシェアを伸ばしているのだ。

 そんな中で、WindowsCE ベースの組込機器を手がけているエンジニア/手がけなくてはならないエンジニアも数が増えていると思われるが、そんなあなたに最適の(!?) 一品を発見。この Intrinsyc Software 社の「CerfCube」だ。また、この製品本来は開発者向けの製品であるが、標準で Web サーバーの機能も持っており、ADSL 常時接続時代の個人ホームページサーバーとしても利用できるかもしれない。

■ サイズは、Pocket PC 以下、それでホームサーバーにもなる!

 この「CerfCube」の特徴は、何と言っても、その小さな筐体だろう。この中に入っているのは、57mm x 68mm の小さな WindowsCE 組込み済みのボード。ボード上には、StrongARM 192MHz が搭載されている。メモリは 32MB の RAM に、16MB の Flash ROM を搭載しており、電源 ON で、WindowsCE OS 3.0 が立ち上がる。デフォルトで、WWWサーバーの機能を持っているとのことで、買ってきたその日から、超小型の Web サーバーとして利用することができる。この他、ファイルサーバーの機能も備えているようだ。当然だが、この筐体には、ディスプレイと接続するための端子はない。このため、操作・設定はすべて Ethernet 経由で、パソコン等のブラウザからアクセスすることにより行うことになる。

左からUSB、上シリアル、右 Ethernet
正面のロゴ「Intrinsyc」と読める
底面。CerfBoardという基板がそのまま見えるようになっている。
CF TypeI/IIスロットもここにある
jornada568と比べても半分以下の大きさなのがすごい

■ プリインストールアプリケーションと価格

 この「CerfCube」のスペックと出荷状態でインストールされているソフトウエアは下記のとおりだ。同社の製品の代理店となっている旭テグネイオン株式会社での取り扱い価格は、2002年3月末日まで、\69,300。その後の価格は未定だ。なお、海外からの輸入でも構わないという人なら、Intrinsyc 社ページで $495 〜 $379 で販売されているぞ。当然、ここには送料は含まれていないし、日本語でのサポート(購入サポートも含めて) も期待できない。

◎ ハードウエアスペック

  • 7cm 角立方体サイズ
  • Intel StrongARM 192MHz
  • 16MB Flash ROM
  • 32MB RAM
  • 1シリアル端子
  • USB端子
  • 1Ethernet端子 (10Base-Tコネクタ)
  • I/Oポート
  • CF TypeI/II スロット / IBM Microdrive 対応

◎ プリインストールソフトウエア

  • WindowsCE3.0
  • Intrinsyc deviceWEB
  • Intrinsyc device RMS WebSuite
  • Intrinsyc device STORE

これが CerfCube の中に入っている「CerfBoard」。
海外では利用実績も豊富。

■ 姉妹製品: CerfBoard との関係

 この Intrinsyc CerfCube だが、実は、同社の CerfBoard という超小型の組込み機器向け基板を利用した製品だ。CerfBoard は、海外では、エレベータの制御、工場での機器制御、ライン制御等さまざまな場面で利用され、実績があるものらしい。そういう意味で、CerfCube は、この CerfBoard を利用する際の開発ボードとしての役割も持っている。
 Web 上には、CerfBoard、CerfCube 用の SDK もあり、これを用いた開発ができるようになっているようだ。

 また、CerfCube には、WindowsCE 版の他に Linux 版もある。メールサーバー等としても利用したいなら、こちらを選択するという手もある。

■ まとめ

 この手の小型サーバーで、Linux が動くという製品は昨年あたりから登場し、かなり小型で魅惑的なものがいくつお存在する。ところが、WindowsCE OS を搭載した、こうした小型デバイスは他に類をみない。また当初のこの製品の目的どおり、WindowsCE OS を利用した組込機器の開発用のプラットフォームとしても同製品には価値がある。価格もお手軽なことから、このユーモラスな小型の筐体に惚れたら買い!?

(※ ちなみに、WindowsCE FAN を検索していたら、2001年7月にあいえむさんがハードウエア掲示板で紹介されてました!)



WindowsCE で手のひらホームサーバー!? も 夢ではない Intrinsyc パームサーバー「CerfCube」

Reported by けいたん


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3104d)