”GENIO e550G”はここが違う!ポイントを解説 ユーザーの疑問にお答えします

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2002年4月23日(火)版

”GENIO e550G”はここが違う!ポイントを解説 ユーザーの疑問にお答えします

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今回掲載の情報は、あくまで開発中の試作機に基づいたものであり、製品版においては細部が変更される可能性があります。

■スペックだけじゃない!550Gはここが違う

発表以来話題沸騰のGenio e550G。これまでのPocketPCの中で最大の4インチ液晶やXScaleばかりが話題になることが多いが、実はカタログスペックには現れない部分で多数の細かい改良が行われていることが明らかになった。これらの改良点はパッと見それほど大きな利点には見えないが、旧機種ユーザーなら分かるように、これまでGenioの弱点として挙げられていた部分やPPC2002の使い勝手を地道に改善している。ここでは、上記のようなポイントのうち、現段階で判明した部分についてレポートしよう。


■パワーマネージメント機能の改良(1)

東芝オリジナルのパワーマネジメントアプレット。
拡張バッテリの残量も同時に確認できる

旧機種である550X以前の問題として指摘されることが多かったのが、「バッテリの残量が40%になった時点で拡張カードが使用できなくなってしまう」という点だった。これは、バッテリの消耗を抑えることでデータの安全な保持を図るための機能だったのだが、ユーザーからしてみれば「バッテリを使いきる前に、事実上通信などが出来なくなってしまう」難点でもあった。

しかし550Gでは、パワーマネージメントの精度が大幅に向上し、従来20%刻みだったバッテリ残量表示が1%刻みとなった。それに伴ってデータ保持用のバッテリマージンもシビアに取ることが出来るようになったそうで、結果として、バッテリ残量が10%を切るまでカードを使用することが可能になっている。バッテリ駆動時間が同じだとしても、実質的な通信可能時間は単純計算で1.5倍近くに向上したことになるのだ。ある意味、バッテリの容量を増やすよりも効率的に駆動時間が延長されていると考えることもできるだろう。

■パワーマネージメント機能の改良(2)

上記の他にも、パワーマネージメント回りでは非常に多くの設定が可能になっているのが注目される。

まず、サスペンド時(電源OFF時)の挙動が設定できるようになった。従来はプログラムボタンを押すと問答無用で本体の電源が入ってしまうため、持ち運んでいる最中にいつの間にか電源が入ってしまってバッテリの残量がなくなるというケースがあったが、今回は
「プログラムボタンを押しても電源が入らない」設定が可能だ。

また、サスペンド時にCF/SD/PCカードに電源を供給するか否かも個別に設定できるようになった。Wake on Ringのような機能を利用する場合、サスペンド時でもカードに電源供給がされるのは大前提であり、特に企業ユースなどで重宝されることになるだろう。

もう一点、なかなか面白いのはPCからUSB経由で充電ができることだ。通常は勿論ACアダプタから充電することになるが、設定を行うとPCのUSB給電機能を使用できるようになる。携帯電話などのUSB充電ケーブルと原理的には同じもので、緊急時には役に立つこともあるだろうが、給電容量の制限上満充電には非常に時間がかかるそうで、過大な期待は禁物だ。

サスペンド時の挙動を設定するアプレット。
録音ボタンとプログラムボタンは別扱いになっている
通常のマネージメント設定に加えて、
USB充電が設定できるのが見える


■CPU速度を細かく変更可能

StoronARMの後継プロセッサとして登場した期待の新プロセッサ、PXA250。このCPUの特徴の一つが、プロセッサの動作速度を動的に(リセットせずに)変更可能であるという点だ。高速に設定すれば当然バッテリ駆動時間は短くなるので、用途に合わせて速度を設定することになる。逆に、どうしても駆動時間を稼ぎたい、という場合は処理性能を我慢してクロックを最低レベルまで落とせばよいわけだ。このように、速度が可変なおかげで運用が柔軟に行えるようになっている。

なお、ユーザーが明示的に速度を指定しなくても、Crusoeのように負荷に応じて速度を自動調整する機能も搭載されている。自動調整がどの程度効率的に行われるのか現時点では不明だが、理論上はオートに設定するのが最も駆動時間と処理速度のバランスが良くなる、はずだ。

プロセッサスピード変更アプレット。
オート設定にも簡単に変更可能だ
なんと、100MHz駆動の設定もある
メモリカードの残量が確認出来るアプレット。
重要度は高いのに他社デバイスではあまり見られない

■カードスロット名の変更

これも旧機種の弱点の一つとして指摘されていたことだが、SD/CFカードの名前が「メモリカード」で統一されてしまっていたため、サスペンドからの復帰時にカード名が入れ替わり、起動中のソフトなどでエラーが発生してしまうという現象が見られた。今回は、他の2スロット機同様それぞれのスロットに別の固定名が与えられており、以前のような問題は発生しないようになっている。



”GENIO e550G”はここが違う!ポイントを解説 ユーザーの疑問にお答えします

Reported by Kiyotaka Fujie


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3103d)