NTTドコモ museaってどんなマシン?

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2002年9月1日(日)版

NTTドコモ museaってどんなマシン?

ドコモのお手頃PocketPC新モデルが登場

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■musea(ミュゼア)ってどんなマシン?

それでは、今回はスペック表などから明らかになる「musea」の特徴を見ていこう。しばらく使ってみた使用感も含めて、長所と短所に分けて要点を以下に挙げてみた。

■長所と短所

<長所>

・コストパフォーマンスが高い
実際に市場に出てみないと何とも言えない部分もあるが、musea最大の特徴の一つは実売価格4万円程度というコストパフォーマンスの高さだろう。後述のようにコストダウンのために犠牲となった部分もあるものの、最新OS(PocketPC 2002)を搭載したモデルとしては最安価だ。発売後しばらく経てば、かつてのG-FORTのように、さらに安価になることも予想される。これまでのPocketPCの弱点の一つが「全体的な価格の高さ」であっただけに、CLIEなどと比べてもそれほど大きな価格差がないmuseaは「とりあえず買ってみる」PocketPC最初の一台に向くように思われる。

・デザインが優れている
これは個人によって感覚に差があるので一概に言えることではないが、museaはアルミの削り出し感を生かした高級感のある筐体デザインを実現している。単に「金属っぽい」という意味ではなく、会議などビジネスの現場に持っていっても違和感が少ない、落ち着いたデザインだ。iPAQのようにSFチックな印象もあまりなく、女性もターゲットにされていることが伺える。デザインについては、後ほどの写真レビューをご参照いただきたい。

・薄い
最薄部14.8mmという薄さはPocketPC最薄。この「最薄部」にからくりがあり、実際にはCFスロット部分が若干厚くなっているのだが、普段手に持つ筐体下部は数字通りの薄さになっている。さすがにここまで薄いと、持った時に明らかに「薄い」ことが感じられる。しかも、横幅が狭めでサイドが曲面処理されているため、ホールド感はなかなか優れていると感じられた。

・液晶ハードカバー標準装備
ユーザーからの要望が多い割に、装備している機種が少ないのが液晶カバー。液晶部分はPDAで最も壊れやすい部位であるだけに、保護には気を遣いたいところだ。ケースに入れておけば保護できるのは確かだが、カバンの中に剥き出しで放り込んでおくような使い方をするためにはカバーがあった方が良いのは間違いない。デザイン的にも本体と良くマッチしており、ほとんどのユーザーはカバーを付けたまま使うようになると思われる。

・FOMAへの対応
現状ではほとんどのユーザーにとってメリットにならないだろうが、museaにはFOMAを接続して使うためのアプリケーションがいくつか搭載されている。多くのPDAが対応していない中、ケーブル一本で384kbpsパケット通信が使えるのは特徴の一つに挙げて良いだろう。

<短所>

・バッテリ駆動時間が短い
スペック表を見れば分かるように、museaのバッテリ駆動時間は他のPocketPCに比べて若干短めだ。E-2000のようにバッテリが交換できるわけでもないため、PHSなどを利用して長時間連続通信を行うのはかなり厳しくなる(フロントライト消灯時でも1時間半しか駆動できない)。オプションの大容量バッテリなども用意されていないので、駆動時間の短さは使い方でカバーするしかないだろう。
ただし、実際に使ってみると、他のモデルに比べてmuseaの駆動時間が特に短いという印象はない。一週間ほど試用してみたが、その間一回も充電せずに通常使用することができた。具体的には、ソフトのインストールその他で無線LANカードを使用し、フロントライトも常時点灯(輝度最小)していた状態で一週間(実稼働時間にして3時間程度)の駆動が可能だったわけだ。iPAQのように待機電力消費が大きいモデルでは、何もしなくても3日に一度は充電しないと放電しきってしまうが、その点museaは比較的安心だろう。

・CF1スロットのみの搭載
現行モデルのほとんどがSD/CFの2スロットを搭載しているにもかかわらず、museaはCFスロットを一基搭載しているのみとなっている。他機種ではSDメモリに大容量データ(辞書など)を入れてCFは通信カードに回すという運用が可能だが、museaではカードを差し替えるか、全てのデータをメインメモリに置くということになる。

・オプションが少なく、拡張性が低い
他のPocketPCでは、大半のモデルに「大容量バッテリパック」や「PCカード拡張ユニット」に類するオプションが用意されており、必要に応じて拡張を行うことができる。museaには拡張スロット・バッテリ回りのオプションが全く用意されていないので、事実上ほとんど拡張が行えないことになる。そのあたりは割り切って使うしかないということか。

・サードパーティー製バンドルソフトが少ない
これもコストダウンのためだと思われるが、他社製品に比べてバンドルソフトの数がかなり抑えられている。他社では大抵Java VMや地図ソフト、画像閲覧ソフト、T-Timeなどが添付されているのだが、museaのバンドルソフトは辞書と路線探索ソフト程度だ。実際にバンドルソフトをフル活用するユーザーばかりだとは思わないが、若干お得感が薄れてしまったのは事実だろう。

・他社製PHSに対するプロテクト
museaはドコモPHSの販促品という位置づけ上、自社のPHS通信カード以外は利用できない。具体的には、ヘビーモバイラーを中心に人気を集めているDDIポケットの「Air H"」対応カードに対するプロテクトがかかっており、利用できないとのこと(ZDNetなどのレビュー参照)。他社製PHSを使われてしまうと、「本体は安価に販売して通信料でもとを取る」ビジネスモデルが通用しなくなってしまうので、残念だが致し方ない面もある。ただし、最新のモデルである「AH-H401C」に関してはプロテクトが有効なのか不明。今後機会があれば試してみたいところだ。
なお、無線LANカードなどの非PHS系カードは全く問題なく使用できている。

次回以降は写真を交えながらハードウェアの特徴について見ていく予定だ。



NTTドコモ museaってどんなマシン?

Reported by square


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (2589d)