タブレットPC開発入門 C#編 第1回 開発環境を整えよう

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2002年10月30日(水)版

タブレットPC開発入門 C#編 第1回 開発環境を整えよう

デスクトップ、ノートブックから、第3のスタイルへ



■C#を始めよう

 間もなくWindows XP Tablet PC Edition(以下タブレットPC)が発売になる。と言ってもタブレットPCは全く新しいOSと言う訳ではなく、既存のWindows XP Professional の完全上位互換の OS である。具体的に言えば、Windows XP Professional に、手書き入力等の機能がついたものと考えて差し支えないだろう。したがって、今Windowsで使っているアプリケーションは基本的に、そのままタブレットPCでも使うことができる。利用できないソフトがあったとしても、それは OS の問題ではなく、ハードウェア固有の問題によるものになるだろう。

 ところで、あなたはこれらOSで動くアプリケーションを自在に作れたらと思ったことはないだろうか。そんなあなたにとても良い言語がある。C#である。これを「シーイゲタ?」そう読んでしまったあなたは結構古い人だぞ。もちろんこれは「シーシャープ」と読む。

 C#はVisual Basicのようなコンポーネントを貼り付けて、それをダブルクリックして呼び出されるコードの中身をさっと書くと言うような手軽さと、Visual C++のような本格的なオブジェクト指向の構文を併せ持つ注目の言語だ。

 本連載では従来のVisual BasicからC#に移行したい人、既にある程度Javaを使いこなしている人、或いは全くの初心者を対象にC#である程度実用的なプログラムが組めるよう、書いていくつもりである。

■開発環境を作ろう

 タブレットPCアプリケーションの開発にはPCとVisual Studio6.0かVisual Studio.NETが必要になる。こちらは残念ながらマイクロソフトの PDA「Pocekt PC」向けの開発環境と違い無料と言うわけには行かない。他にTablet PC Platform SDK(以下SDK)が必要となる。このSDKは現在は英語版のみだが日本語アプリケーションの開発も問題なく行える。SDKは以下のサイトから無料でダウンロードできる。

Tablet PC Platform SDK
http://www.microsoft.com/downloads/release.asp?releaseid=43334&area=featured&ordinal=3

 まとめると以下のものが必要になる。

  • Windows XP Professional、Windows XP Tablet PC EditionまたはWindows 2000 Professionalを搭載したPC
  • Visual Studio6.0(SP5)またはVisual Studio.NET
  • Tablet PC Platform SDK

 SDKをインストールするとドキュメントとサンプルがインストールされる。当然ドキュメントは全て英語なので苦手な方は翻訳サイト等を活用すると良いだろう。


■サンプルを動かしてみよう

 せっかくだからサンプルでも動かしてみよう。スタートメニューの"Microsoft Tablet PC Platform SDK"→"Samples and Source Code"メニューを選択するとサンプルの一覧が表示される。一番上の"Ink Collection"のサンプルを動かしてみよう。"Visual C#"の"Open Project"ボタンを押すとプロジェクトが開く。Visual Basicユーザーにはおなじみの三角の開始ボタン(僕は再生ボタンと呼んでいるけど)を押すとアプリケーションが起動する。

 画面上にフォームが表示され、マウスカーソルをその上に持っていくと小さな黒丸にないるはずである。マウスの左ボタンを押したまま動かしてみよう。マウスの動きに倣って黒い線が描かれただろうか。"Ink"→"Color"メニューで色を変えてみよう。再びマウスの左ボタンを押したまま動かすと、今度は変更した色で線が描かれたはずである。

 素晴らしい!これだけで何かタブレットPCでしか実現できないアプリケーションのアイディアが浮かんだ人は天才である。この先もどんどん読み進めて欲しい。

 え?そんだけ?なぁーんだ タブレットPCってのはお絵かきソフトなんだ。そう思ったあなたは正常である。でも心配しないで欲しい。このまま読み進めても単なるC#プログラミングは習得できる。

 ちなみに僕のタブレットPCに対する第一印象は後者である。

■いよいよコードを書いてみよう

 ではいよいよプログラミングに入る。いやちょっと待て。SDKをインストールしてサンプルを実行したところで疲れてしまった方がいるかもしれない。実際にコードを書くのは次回にしよう。お題はもちろん定番のアレである。そう"Hello World"さ。

 いや、もちろん"Hello World"でなくても例えば"鶴田真由が好きだ!"とか"本上まなみとご飯食べたい"とかでも一向にかまわない。最近特に好きなのは長谷川京子...長くなるのでこの辺は機会があったらにしよう。それでは次回!

■ おまけ

 TabletPC.jpでは、本連載読者や、タブレットPCの開発者のための会議室を運営しております。下記にお越しください。

タブレットPC 開発者談話室



タブレットPC開発入門 C#編 第1回 開発環境を整えよう

Reported by Allergy


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3803d)