■ はじめに PocketPC や、H/PC などの高機能な PDA を利用する上で欠かせないのが「メモリカード」。例えば、PocketPC ならメモリカードに MP3 ファイルを保存しておくことで、流行の MP3/WMP プレーヤーとして利用することが可能だ。 他にも、文書のバックアップ、メールの添付ファイルの保存や、バックアップなど、PocketPC を使いこなす上でメモリカードは不可欠ともいえるアイテムだ。 ■ 書き込み/読み込みの速度が速いメモリカードはどれ? あなたはメモリカードを購入する際、どんなことを購入のポイントにしているだろうか? 容量、価格、消費電力、書き込み/読み込み速度などが一般的だろう。その中で、スペック表になかなか表れてこないのが「書き込み/読み込み速度」である。特に、PC での書き込み/読み込み速度とはまた違った数値になってしまうことも多い。 そんなわけで、今回 WindowsCE FAN から提供するのが、このメモリカードへの書き込み/読み込み速度を調べるベンチマークソフト「Memory Card BenchMark v1.00」だ。このソフトは、「Walkers Internet Service」の協力を得て作成した。興味がある人は、ダウンロードして、実際にベンチマークを行ってみよう。 ◎ ダウンロード
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ソースコードの転載・流用については、必ずその旨を明記してください。その他、制限等はありません。
■ 使い方 ※注意 メモリカードに利用されている Flash メモリの寿命は書き込み回数によります。頻繁にベンチマークを行うと、メモリカードの寿命を短くしてしまいますので、自己の責任で調査してください。 1.ダウンロード 上記のダウンロードリンクから、「bench100.lzh」というファイルをダウンロードする。 2.ファイルを解凍する LZHファイルを解凍すると、bench100 というフォルダの下に、「hpc」「ppc」用というフォルダが作成され、その下にさらに「arm」「mips」「sh3」「sh4 (これはhpc用のみ)」というフォルダが作成される。 3.利用している機種にあったファイルを選ぼう 利用している機種によって、利用するファイルが異なっている。下記を目安にフォルダを選んでほしい。
- NTTドコモ GFORT - mips 用
- カシオ E-700 - mips 用
- HP jornada548 - sh3 用
- コンパック iPAQ - arm 用
4.ファイルを PocketPC にコピーする 利用している PocketPC の種類から、プログラムフォルダを選んだら、その中にある「wisbench.exe」を、ActiveSync3.1 や、メモリカードを利用して PocketPC に転送しよう。PocketPC のメモリ内であれば、どこにコピーしてもかまわない。 5.PocketPC のエクスプローラーから実行しよう PocketPC のエクスプローラで、コピーした先のフォルダを開くと、そこに「wisbench.exe」があるはずだ。それをタップして、実行しよう。 6.テスト先を選択する 「テスト対象」の下のリストボックスを使うと、ベンチマークテストを行う対象を選択できる。「本体メモリ」と「メモリカード」を選択することができる。SDメモリカードや、CFメモリカードを選択したい場合には「メモリカード」を選択する。
7.結果 実行結果は下記のように表示される。書き込み速度が、読み込みに比べてかなり差があるのが分かるだろう。これは、手元で測定してみた結果、大体どのメモリカードでも共通して見られる特徴のようだ。 8.結果は、WindowsCE FAN に教えてください ベンチマークで得られた結果は、ぜひ、WindowsCE FAN まで教えてください。メールには、下記のことを記述してくださいますようお願いいたします。 メールに記述してほしい内容 | - メモリカードのメーカー
- メモリカードの容量
- メモリカードの型番
- テストしたマシン名
- シーケンシャルアクセス書き込み
- シーケンシャルアクセス読み込み
- ランダムアクセス書き込み
- ランダムアクセス読み込み
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