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iPod Photo や PSP でも電子書籍を楽しめる――ボイジャーが「T-Time」「azur」の最新バージョンを発表■トピックスの内容 新バージョンの特徴は、両ソフト共、ソフト上で表示している電子出版物などのコンテンツを、「iPod Photo」や携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(以下、PSP)、デジタルカメラ、携帯電話など、液晶ディスプレイを有するデバイスで閲覧可能なファイル形式に書き出せることだ。現在確認済みの液晶デバイスは 21 デバイスだが、このほかにも PDA や QVGA 液晶を有するデバイスでの表示が確認されているとのことだ。 T-Time / azur は、テキスト / HTML / ドットブック / TTZ(ドットブックと TTZ はボイジャーが独自開発した電子書籍フォーマット)という四つのファイル形式に対応しており、書き出し機能によってこれらのファイルを、文字サイズや背景画像など、対象となる液晶デバイスに最適な形で調整し、連番の JPEG ファイルとして書き出すことになる(ファイルの書き出しは直接メディアに行うことも可能)。また、書き出しの際には、画像化だけでなく、デバイスに合わせたシーケンスファイルの作成なども行われる。 プレス向けに開催された発表会の壇上で、ボイジャーの代表取締役社長・萩野正昭氏は「これまで多くの電子出版が消えていったが、それはデバイスに合わせて作っていたためであり、デバイスに本を合わせるのではなく、本にデバイスを合わせるようにできないかと考えていた。液晶ディスプレイを持つデバイスには画像の送り・戻しなどの共通項があり、この考えを実現できるのではないかと思った」と今回の書き出し機能搭載に至った経緯について語っている。 発表会会場では、実際にさまざまな液晶デバイスに電子書籍を書き出したものが用意されていたのだが、印象的だったのは、やはり PSP と iPod Photo 。PSP は数あるデバイスの中でも最も液晶が明るく、美しい。ページの送り・戻しは LR ボタンで行えるのだが、縦組み表示で左手に持った場合、小指でページ送りができるため、非常に快適だった。読書端末とは全く想定していなったので、これは意外だった。一方の iPod Photo は、解像度や液晶サイズ的には物足りないが、クリックホイールを使ってクルクルとページ送りをしていくのが気持ちいい。連続した画像をホイールをまわして高速に表示することで、動画のように楽しむことも可能だった。 すでに電子書籍に関しては、PDA や携帯など、さまざまな端末で専用ビューワが提供されているが、今回の T-Time / azur の書き出し機能は、そのすそ野を一気に広げてくれるものだ。世間での認知度に関してはまだ高いとは言えない電子書籍。今回の T-Time / azur のようなツールの登場によって、より幅広い層、より多くのユーザーに広まっていくことを期待したい。 iPod Photo や PSP でも電子書籍を楽しめる――ボイジャーが「T-Time」「azur」の最新バージョンを発表
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