NEC が折り曲げ可能な超薄型の二次電池を開発

このページをDeliciousに追加 このページをはてなブックマークに追加 このページをYahoo!ブックマークに追加

NEC が折り曲げ可能な超薄型の二次電池を開発

■トピックスの内容


NEC は、IC カードや電子ペーパー、アクティブ型 RFID タグなどの薄型デバイスへの内蔵を目的とした超薄型の二次電池を開発したことを明らかにした。超薄型二次電池は、プラスチックの一種であるラジカル材料を用いた有機ラジカル電池で、電極の薄膜化技術により、わずか 0.3mm という薄さを実現している。電解液がゲル状であるため、折り曲げることも可能となっている。

また、電気化学反応速度に優れる有機ラジカル材料を採用したこと、有機ラジカル材料中を電解質イオンがスムーズに移動できることなどの理由から、30 秒という短時間での充電も可能だ。エネルギーの密度は 1 平方 cm あたり約 1mWh で、RFID タグに利用した場合、1 回の充電で数万回の信号発信が行える。

NEC は、この超薄型二次電池を IC カードや電子ペーパー以外にも、CPU や メモリを装着した衣服に取り付けたウェアラブルコンピュータにも利用可能としており、実用化されれば、モバイルコンピューティングの世界に大きな変革をもたらすのは間違いないだろう。今後は、1 回の充電で使用できる時間を伸ばす、充電時間をさらに短くするなどの課題に取り組むとのことで、非常に実用化が楽しみだ。

なお、超薄型二次電池は、本日より東京ビッグサイトで開催されているイベント“iEXPO 2005”で展示が行われている。興味のある方は、会場へ足を運んでみるといいだろう。


NEC が折り曲げ可能な超薄型の二次電池を開発


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (4143d)